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2006年03月の鵞毛庵日記

大統領がしゃべった!

2006.03.31

   今夜は8時から、CPE(初期雇用案)に関して、大統領が初めて公に発言。国民に向かって演説放送がありました。

   う〜〜〜む。(>_<)

   学生など反対側は、大統領の権限でもって、法案の撤回を期待していたのだけど。。。。あっさり、新法案は大統領に署名されて発令ということに。ただし、試用期間2年を1年に短縮、解雇に際しては必ず理由を表示する、というふうに二点を譲歩。なんだかな〜〜〜。この演説に合わせて、あちこちで集会が開かれていたのだけど、みんな怒ってるぞ〜〜〜〜ッ。

   完璧に撤回するなんていうのは無理だろうと予想してた庵主ですが、もう少し色がつくかなぁなんて思ってたんだけど。いとも簡単に15分ぐらいの演説で公布されちゃいました。

   そして、来週火曜に予定されている二回目のストライキやデモ。益々すごいことになるんじゃないか。大学だけじゃなく、高校でも学校閉鎖や生徒達のストライキが広がってます。

   それに拍車をかけるように、パリ大ソルボンヌでは、この騒ぎで講義が行われていないことから、6月の期末試験は中止すると、学長が独断で発表。学生達に何の相談もないといって、またまた、怒り爆発になっているそうな。

   やれやれ。実は1週間後から、イースターの春休みで2週間学校は休みなのだ。

   犬の糞どころではないのだ。(^^ゞ

 

拾います!

2006.03.30


   昨日の便器、今朝は無くなってました。ね、誰かがちゃんと拾っていったんです。今頃はどこかのおうちのトイレになっているかも。

   ↑この写真は、27日に紹介した看板のもう一面。「私の犬が好きです。拾います」って。ふふふ。どうやら、パリ市で袋を配るのはやめたのかな?街頭にあった備え付けの袋とゴミ箱は、やはり不発だったのでしょうか?コレを読むと、紙袋でもビニール袋でもなんでもOK、拾いいれて、口を閉めて、ゴミ箱へ捨ててくださいとのことだわ。

   ま、なんかの袋に入れたとしよう、しかし、口を閉めるかどうかはアブナイな。そのままゴミ箱行きだな、きっと。か、はたまた、袋に拾い入れて、それをその辺に捨ててっちゃうかも。笑 そのまんま落ちてるよりマシだろうが、って感じですね。

   もともと、中世の頃の町のつくりは、道の真ん中に溝があり、そこにゴミを捨てて水で流す、というシステムだったのです。パリ市内にも、そういう道がまだ残ってます。家も、二階以上がせり出している造りで、たいがい道に面した階は商店で、住人はその上の窓からポイポイ捨てていたわけ。

   つい100年足らず前までは、パリは臭くて汚かったんです。(笑)その後、歩道と車道の境目に下水溝ができて、そこはゴミのポイ捨てOK。水が定期的に流れて、下水溝に落ちてゆくようになってるので、問題ないのです。

   というような、歴史に培われた習慣ですので、なんでも路上に捨ててしまうわけでして。。。。それが、不要になったものを置き去り→誰でも自由に回収してよい、というリサイクルシステムにも発展しているわけです。あははは。

   生活ゴミの回収はどうなっているかというと、普通のゴミは毎日回収に来ます。パリ市内は大体アパートだから、アパート内に大きなゴミ箱があって、管理人や、そのために雇った人が毎日、回収時間に合わせて、アパートの前の歩道に出しておきます。ま、ゴミの話はまた別の機会に〜〜。

 

人間がこれだもんね!爆

2006.03.29


   一昨日の犬の糞うんぬんの広告。効果があるかどうかって言いましたけど、その前に人間がコレなんだもんね、フランスは。爆

   庵主の住むアパートの表玄関のまん前に、堂々と捨ててある便器。ぶははは〜〜〜!! 同じアパート内に住む人では多分ないと思うけど、近所のひとですね、絶対。(笑) 便器を自分で取り替えて、古いのは備え付けのゴミ箱には入らないから、こうやって道端にポイッ! タバコの投げ捨てなんていうレベルじゃないフランス。すごいです。日常茶飯事です。だけど、この便器は壊れてるわけじゃないと思うのねェ。なんかちゃんと使えそうだから、明日の朝までには、きっと誰かが拾ってるでしょう。ちゃんと、そういうものを回収して、しっかりお金にする輩も存在するフランスです。

 

ゼネスト

2006.03.28

  先日来、ず〜〜っと問題になっている新規雇用制度反対のデモとストライキが全国的に行われました。最初は学生の抗議運動から始まったこの騒ぎは、ついに労組の呼びかけにより大規模に。パリは、またまたイタリー広場が集合地点で、朝からヘリの音がずっとしてました。うちの周りは、広場への通行止めのために迂回させられている車やらバスやらでごったがえしてて、夕方、買い物に出たときも、そのまんま。

  このような大規模なデモがある時に、一番心配されるのが、便乗して騒ぐ破壊魔の出現。集会が始まる前に、すでにイタリー広場で3人が逮捕されたらしい。参加者の安全、ならびに近隣の商店の安全も確保しなければ、と内務大臣がお出ましになって、ラジオのインタビューに答えてました。

  パリ市内の交通機関、特にメトロは予想以上に運行されていたらしいですが、イタリー広場が大変な状態なので庵主は家でおこもり。去年ストだった日には、のんびりイタリー広場のプランタンやフナックなんかで買い物したんだけど、今日はそうはいかない。(>_<) デパートやってたのかなァ? 

       **********************

  サマータイムとともに、なんとなく春らしくなったパリですが、昨日は快晴!でも、まるで春一番のような突風。今日はまた春雨状態。変化の激しい天気です。でも、ちょっぴり暖かくなったので、待ちに待った「桃源郷」が咲き始めました!(^_^)v

  東京辺りは桜が満開とのこと。きれいだろうな〜〜〜。

  

 

効果があるのかどうか。。。

2006.03.27


  世の中、本当にこんなことやって効果があるのか?ッていうものは結構あるのだ。

  昨日からのサマータイムもその代表格だけど、今日はもうひとつ。パリの犬の糞公害対策。ずっと前に日記であれこれ紹介しましたが、現行犯罰金だのナンだのって言ったって、実際罰金を科せられたという話は、そう聞くもんじゃない。パリ市で街頭に備え付けた糞入れ袋だって、二ヶ所ぐらいしか見かけたことないし、おまけに、袋を補充されているのを見たこともないし。公衆衛生を守りましょう!というワンコちゃんたちの糞のポスターだって、かなりエグイ写真があったりもしたけど、どれも全く意味がないとしか言いようがないのだ。

  そして、最近、またまた見かけるようになった別の手口。(笑)
  
  街路樹を三面に囲った看板の登場。何が書いてあるかというと、「私の犬を愛してます、その世話をします」と大きく。なんか、代名詞を使った文法の例文みたいな宣伝文句だな。(笑)
  
  その周りには、餌を与える(この絵が、どうも糞に見えて仕方ない庵主です。爆)、手当て(健康診断等)する、しつける、散歩する、糞を拾う、そしてそれをゴミ箱に捨てる。まァ、ご丁寧にイラストつきで。他の二面には、保健所や獣医のこととか、市役所で糞用の袋をくばっているなどもう少し詳しく書いてありましたが・・・。

  さてさて、どうなるでしょうかねェ。庵主が思うには、こういう看板の周りに、糞が増えるばかりのような気がします。(^^ゞ

  庵主が小さかった頃、犬を飼いたいと言ったら、朝早くに散歩させたり、糞の始末をしたりという、遊ぶ以外のお世話がひとりできちんとできる年齢まで待ちなさいと母に言われ、子供心に、紙袋と割り箸を持って糞を拾う姿はあまり楽しいものではなかったのは事実。そして、当然のように(笑)そのままその話は立ち消えになりました。

  で、ん十年たって、いつだったか、友人のワンコちゃんを散歩させた時、街路樹の根元にしっかりやらせちゃって、知らん顔して立ち去った庵主どェ〜〜す。(ーー;) 紙袋も割り箸もってなかったんだもんッ。爆

 

今日から夏時間

2006.03.26

   日本との時差がマイナス7時間になりました。今日は一時間損しちゃったわけです。

   日がいきなり長くなって、夜8時をすぎてもまだ明るい。しばらくは、ありゃァもうこんな時間!?という日が続きそう。相変わらず春雨ですが、気温はかなり上がってます。このまま暖かくなっていくといいんだけどなぁ。

   このサマータイム、フランスは1976年から実施されています。石油ショックで、省エネが目的で始められたんだけど、実際はどの程度省エネになっているのか?公式にはなっていると発表されてますが、30年前と今じゃ、電力の消費の仕方が違ってるんだから、本当のところはどうだか。

   エコロジストなどからは、家畜への悪影響などから反対の声も上がっています。子供にも明るい夜は睡眠や体のリズムに良くないとの意見もあるし。

   でも、日が長くなると、精神的には軽い気分になるのは確か。黄昏時の鳥の声を聞くのも、いいものです。

   うちの近所のレンギョウ、まだこんな具合。フランスは緯度が高いので、桜よりも先にレンギョウが咲きます。それにしても、今年は遅〜〜い。(>_<)

 

春雨

2006.03.25

  寒さは少しは和らいだけれど、しょぼしょぼ雨の一日。買い物に出た頃は春雨じゃ、濡れていこうって感じだったのだけど、午後は一時期本降りっぽかった。すっきりと春にならないもんかなぁ。明日からサマータイムなので、今夜は一時間損しちゃう。だけど、まったくそんな気候じゃないです。

  春雨の中、とぼとぼと中華街へ。桃源郷はさっぱり。スモモの木に小さくつぼみがあるのは確認。本当に咲く日が来るんだろうか?どの木も枯れ木の姿のまんま、雨に濡れそぼって黒々しているばかりで、寂しい景色です。(>_<)   それでも、ちょっと気温があがると、敏感な人たちは花粉症気味になるのだから、なんだかんだ言っても、春にはなってきているんですな。やれやれ。

  そんな暗い景色に、ぱ〜〜〜っと賑やかな色合いなのが、中華のスーパーのウィンドウ。
  
  はるさめじゃなぁい、ら〜めん。(^^ゞ
  
  びっしりと、韓国産のインスタントラーメンを並べてディスプレイしてます。日本のメーカーのはシンガポール産のが殆どで、最近は韓国のがどんどん増えてます。本家本元のは技術面、味付けがイマイチですな。なんでも日本の「中華三昧」は、発売当時美味しすぎて、インスタントの粋を越えているということから、本場では発売禁止だったとか聞いたことあるし。それで、シンガポールで製造しているシリーズがあります。味付けはもちろんあちら風。韓国のはいかにも激辛!っていうパッケージの多いこと。笑 韓国産で「北京飯店」もあります。

  庵主は、近頃はインスタントラーメンは殆ど食べないので、味見してないですが、一度、激辛のカップ麺は食べてみたけど...。自分でキムチラーメン作る方が美味しいわ。  

 

塩味チョコ

2006.03.24


  昨日の日記でちょこっと書いた、ブルターニュはゲランドの粗塩味のチョコレートはコレ。

  中が塩味チョコで、ホワイトチョコでコーティングしてあります。なんかこうやって写真で見るとまるで「石衣」みたいですが。(笑)食感もそんな感じかも。
  お味の方はどんなかというと、そうだなぁ、甘味にほんのり塩味なわけだから、ちょうど温泉饅頭なんかの皮が塩味効いてるみたいな。お砂糖まぶしてあるお煎餅とか。って、こうやって書きながら、日本にはこういうミックスした味は結構あったんだ、と改めて納得。だから、決してしょっぱいのではありませ〜〜ん。
  最初、口に入れるまでは、んんん?塩味チョコォ!!??なんてびっくりしたけど、食べてみて、意外に違和感がなかったのは、そうだ、そうだ、お団子の甘辛のタレだの、料理だって甘辛く煮付けたりなんだから、日本人には御馴染みの味覚なんだったわ。

  フランス人には、よく、日本料理には甘い味があるといって大層驚かれます。そう言う割には、焼き鳥のタレとか大好きで、ご飯にジャブジャブかけちゃうくせにィ! 

 

またまた抗議デモ

2006.03.23

  今日はフランス全国から学生達がパリに集まり、またもやイタリー広場が出発地点。先回は東に移動だったのが、今度は西の方、アンヴァリッドから国民会議場がルート。

  国鉄は当初、かなりの座席を学生ように確保なんていってたらしいのが、実際は席がなくて乗れなかったなんていうこともあったらしい。とにかく朝から、街が抗議デモに参加する学生で溢れていた様子です。当然、機動隊との衝突もあって、駐車してあった車が燃やされちゃったり、火炎瓶が飛び交ったりという状態だったそうな。

  庵主は、日中はじっと家で仕事してました。こんな時に表にでたらアブナイ。うちに居るぶんにはいたって静かな一日。

  首相は頑張ってたけど、ちょっと譲歩する気になったらしい。それがどの程度なのかは判明してませんが、大統領もずっと口挟まないでいるしなぁ。きっと表面化しないところで、ガタガタやってるんでしょう。ゼネストは今度の火曜日に予定されてます。(>_<)


      ****************************


  春が遅いパリ。先日もご紹介したお菓子の花です。殺伐とした世の中なので、写真ぐらいは甘い雰囲気で。これはチョコやアーモンドが砂糖でコーティングしてあるんだと思うけど。このお店には変わったチョコがあり、その中でもコンクールかなんかで金賞を獲得したゲランドの塩味のチョコがあります。これが、案外いけるんですよ〜〜。  

 

映画の春

2006.03.22


  この間の日、月、火の三日間は映画がたったの3,5ユーロだったのは、「PRINTEMPS DE CINEMA/映画の春」という、2000年から始まった運動。

  映画大好き!なフランス人も、最近のビデオやDVDの普及で、映画館への客足がちょっと減ってきてます。そこで、時々こういうことをするわけ。今年は、この運動創設以来、最高の入りだとかで、普段の3割増し観客を動員できたらしい。庵主もその観客のうちの一人。本当はもっと観たかったんだけど、何かと用事があったり、寒かったり、お天気悪かったり、なんだかんだとなかなか行けないものですねェ。

  とにかく、寒い。もうちょっと暖かければ、近所の下駄履き映画館へいくらでも夜お出かけできたのにィ。普通なら、ついでにイタリー通りの夜桜見物もできるんだけど、今年は、ダメです。(>_<) 今度の日曜から、夏時間なんてウソみたい。

  

 

お彼岸のお中日

2006.03.21


   昨日入手した、念願の「3 EXTREMES−美しい夜、残酷な朝」のDVD。さっそく観ましたが、なんだかよく判んな〜〜い。

   フルーツ・チャンの「DUMPLING/餃子」は、監督が長編で編集し直したという気持ちが良く判ったけど、他の二話がなんとなく理解できるような、できないような。香港、韓国、日本のそれぞれの特徴が出ているオムニバスですが、一番いいのは香港だなァ。韓国のはなんかエグイ。日本のはストーリーは結構好きな雰囲気なんだけど、イマイチ理解できておりません。また、ゆっくり観て、じっくり考えよう〜〜っと。

   今日はタイのOXIDE PANGも参加している「BANGKOK HAUNTED」というのを観ましたが、これも3話からなるオムニバス形式で、幽霊もの。タイの、特にPANG兄弟の映画は、訳もなく怖がらせるのじゃなくて、幽霊がいても不思議ではない自然な感じなのが気に入ってます。古い太鼓にまつわる悲恋の幽霊、媚薬がこうじて命取りになる話、そして自殺した女性の復習にあやつられちゃう刑事。

   死者の霊には手厚く正しく接しましょうというのが、BANGKOK HAUNTEDの教訓。お彼岸にはぴったりだったかも。笑 

 

極まりなくほめようかいな? 「無極−Wu Ji」

2006.03.20


  昨日から三日間、映画が3,5ユーロ(¥500見当)。でもねェ、そう見られるもんじゃないけど。本当は今日は二本立てにしようと思ったけど、時間的に難しかったので、陳凱歌の「無極」(日本では「PROMISE」)を観て来ました〜〜。フランスでは原題のままの「Wu Ji」に「風の騎士の伝説」というような副題を加えてます。

  すでに北京でDVDで観たというリヤンの感想は、この監督の作品は段々くだらなくなるし、どうでもいいって、バッサリ。でも、大きなスクリーンで観れば、映像はキレイだから少しはマシかも、ということでした。予告なんか見ても、それはうかがえたのですが、なんたって、真田広之が中国語しゃべるの見たかったしィ、庵主は初お目見えのチャン・ドンゴンだしィ。(笑)

  でもって、感想は、中国武侠ファンタジーで、映像も綺麗だし、肩の凝らない伝説もので、中国人のGEISHAより、日本人の中国の武将の方に軍配!!(笑)
  
  陳監督の今までの作品と比べずに、ただ楽しめばいいって感じかなぁ。話の内容も、女神様が時々出てきてお告げをしたり、傾城を取り合う武将達、結局、卑しい身分の男が勝ち取るなんていうのは、おなじみのストーリーなので違和感ないし。今日は3,5ユーロだから、損はしなかったなァ。これが通常料金だったら、結構突っ込むかも。(爆)

  配役は、男性陣はどなたもなかなか宜しいんですが、傾城っつうぐらいだから、もうちょっと豪華な雰囲気の女優さんなり、メイクなりした方がよりいいんじゃないか?おそらく、監督の趣味なんだと思うけど、女優さんのメイクがけばけばしくないですね。「傾城」なんていう名前なんだし、世の中のすべての男性の寵愛を受けるっていうことになってるんだから、もうちょっと派手な方がよりファンタジーらしさが増すというもの。庵主が男だったら、彼女だったらやだなァ〜〜。(笑)

  ニコラス・ツェの「無歓・ウゥフアン」の冷酷な雰囲気はもうバッチリ。真っ白な衣装で美しい〜。チャン・ドンゴン(漢字だと張東健って書くんですねェ)は、「崑崙・クンルン」という奴隷役なんだけど、じつは雪国人という走るのがすごく速い民族の出。小さい時にかどわかしにあって、奴隷として生きていたのが、だんだんと人間らしくなっていく過程を、なかなか上手に演じてました。無歓の手先になっている、やはり実は雪国人という、刺客を演じるリュウ・イェン(だっけか?)も、優れものの俳優さんです。死神のような衣装と雰囲気に二重丸。

  さてさて、待ってました!真田さん。彼がもともとはアクションスターであったことを彷彿とさせる、カッコいい見せ場もあり、恐らく、全部彼自身でやってるんだろうな? せっかくだから、もっと、アクション見たかったよ〜〜ん。あ、でも、もうそう若くないから無理言っちゃいけませんな。(笑)「光明・クワンミン」という無敵の大将軍で、派手派手の花の甲冑つけてんの。でも、傾城を崑崙のおかげで手に入れるや、鼻の下がなが〜〜くなっちゃたりしてェ。(^^ゞ 今日の映画では一番人間臭い役柄です。
  
  チャン・ドンゴンも真田広之もセリフは全部中国語。2人ともかなり頑張ってます。拍手〜〜ッ!!聞くところによると、真田広之はすごい努力家だそうですので、プロの熱意を感じました。でも、時々、なんだか庵主自身の中国語を聞いてるような気がしてしまった。(笑)よく聞き取れるのよねェ。つまり日本訛りがちょこちょこあるってことですゥ。

  陳凱歌だというので観た人には、超ガッカリの映画だと思いますが、俳優さんをお目当ての場合は、OKでしょう〜〜〜。CG気張りすぎみたいなシーンもあるけど、ま、ファンタジーってことで。アニメ感覚で楽しめます。ワイヤーアクションがCGで洗練されちゃってるのが、ちょっと残念かも。あれは、いかにも!っていうのが、なんかレトロな感じで嫌いじゃない庵主です。(笑)

  今日、損しなかったと気分がいいのには、もう一つ理由が。あっはっは。映画館のDVDショップで、邦題が「美しい夜、残酷な朝」のアジアンホラーのオムニバス3部作見っけ!(^_^)v この間ロングバージョンを観た「DUMPLING・餃子」の短編が入っている映画です。うふふふ。  

 

下がってるぞ〜〜〜。

2006.03.19

首相の株、断然下がってます。

  ドゥ・ヴィルパン氏が外相だった頃は非常に人気があり、頼もしい政治家だな、なんて思ってた人が多いはず。そして首相になって、納得ゥ〜〜〜と思ってた庵主なんですが....蓋を開けてみたら、ありゃりゃ〜〜、大統領選という人参を鼻先にぶら下げられて、こんなことになっちゃいました。どうなるのかなぁ??

  今回の初期雇用契約法、大失敗です。可決したんだから4月から施行する!って頑張ってたけど、このままじゃ絶対無理。

そして今度の木曜は、いよいよゼネストになるらしい。その日は仕事入ってな〜〜い。ほっ。

           ************************

  ちっとも春らしくならず、春の花もつぼみが出てんのか?というような具合なので、綺麗なお花屋さんを見ると、嬉しいような、うら寂しいようなです。でも、やっぱり綺麗だから写真をパチリ。このお店は、いつも色を統一した素敵なディスプレイで、冬でも綺麗にしてます。今回は青紫系。こんな蘭があったんだァと目を引きました。

 

今日も大規模なデモ

2006.03.18

  午後からのCPE(初期雇用契約)に対する抗議デモが、パリだけでなく全国的でかなり大規模ということと、うちの近所のイタリー広場の向こう側を通過するというので、庵主は家でじっとしてました。本当はゴブランに映画でもォなんて思ったけど、その辺りはまさに危険地帯に隣接しているので、万が一何かあるとアブナイ。

  さてさて、このお騒がせCPE(セーペーウー)ですが、なんでこれが失業対策改善に繋がるのかという庵主の疑問がちょっと解けました。それは、不景気とされてる昨今、雇用者は新規採用を渋っている傾向があり、若者はなかなか就職できない状態なわけです。ところが、このCPEでは、採用して2年以内は、理由なく即解雇可能というわけで、雇用者の負担が少なく、従って、雇用者にしてみれば、とりあえず採用はすればいいということ。つまり、一時的ではあれ、就職率が高まり失業率が低下する、という話なわけなのだ。

  誰が考えても、一時しのぎのお粗末な法案が、なんで可決されちゃったのか大いに疑問ですが、これはドゥ・ヴィルパン首相が次期大統領選立候補に向けての政策らしい。これが成功すれば、首相の株があがり、大統領の椅子も夢じゃない。なんだかな〜〜〜。非常にお粗末くんですよ。

  CPEはCONTRAT PREMIER EMBAUCHE(初採用契約)の略なんだけど、コレをもじって、CはCHOMAGE=失業、PはPRECARITE=不安定な仕事、EはEJECTABLE=ejectできる、つまり解雇、というスローガンを掲げて抗議しているそうな。

  抗議デモは学生以外の働く層にも広がっている様子。

 

時光封印

2006.03.17

  「封印された時」と題する版画の大作完成記念の展覧会のオープニングに行ってきました。作家はパリ在住の台湾人。郊外行きの高速地下鉄に乗って、パリの東にあるサンモールという町。駅から結構歩くんだけど、歩いているうちに、やっぱりここ来たことあるな〜〜。そうでした、日本人の友人2人が、ここの文化センターで絵を教えてました。

  会場に着くと、台湾の文化センターだか大使館、じゃないな、正式な国交はないので、大使館じゃないですね、なんて言うのだっけ?ま、とにかく、偉そうな人たちのスピーチに継いで、サンモールの市長さんの挨拶だのなんだの。来場者は年配者が中心で。。。。一緒に行ったリヤンと庵主はちょっと浮いた感じだったかも。(^^ゞ

  スピーチが終わって、シャンペンを頂こうとグラスを手にしたら、フランス人のおばァさんに、いきなり、台湾まで飛行機で何時間ですか?生きてるうちに行ってみたいんだけどォ、と話しかけられてしまった。あははは。リヤンと2人で、え〜〜〜と、北京は11時間半、東京も同じぐらい、だから、多分、台湾もそのぐらいだと思いますゥ、とあいまいに答える私達。おばァさんは、当然、私達は台湾人だと思っているわけで、あれこれ台湾のことを聞き出そうっていう雰囲気だったので、適当ににごして、なんとかシャンペンにありつきました。ガッカリさせちゃ可哀想だし、ウソもつけないしィ。

  今日の主役は、つい先ごろ身辺に衝撃的な出来事があったのですが、意外に元気そうで、すごく安心した庵主です。今までの人生も同時に「時光封印」することに納得できたのかな?写真はその作品の一部。彼の故郷、台湾は宜蘭(イィラン)という所の景色。

 

68年5月の再来か?!

2006.03.16


  気候はすごく寒くて、春がなかなか来ないので、こんなお花でも。これ、みんなチョコとかお菓子です。(笑)

  さて、先日の日記で触れたCPE(初期雇用契約法)の一件で、高校生や大学生は大騒ぎ。今日も大きなデモがありました。

  ソルボンヌなどがあるカルティエ・ラタンを中心に、大学での立てこもりだの、デモだので機動隊と衝突。商店のウィンドーは壊される、火炎瓶は飛び交うという状態とか。当然、ここのところずっと、大学は閉鎖で休校状態。

  今朝はイタリー広場からデモ隊が出発だったのか、メトロの駅でもエライ騒ぎ。学生達は揃いのオレンジのTシャツに、スローガンを書き込んだのを来て、ホームに降りたとたんから、ものすごいことになってました。

  庵主は学生街は、メトロでは通過するけど、殆ど足を向けないので、デモや暴動に巻き込まれる危険性は少ないのですが、、、。

  パリの一定以上の年齢層の人たちは、68年の再来だと盛んに驚いてます。といってる人たちの大半が、当時、学生運動に参加してたよう人たちかも。あの頃は、石畳をひっぱがして、機動隊に投げつけたので、それ以降、大通りなんかは石畳の上を舗装してしまったほど。

  政府側は、法案はすでに決議されて、4月から施行するの一点張り。どうなるんでしょうねぇ。

 

ジャージャー麺

2006.03.15


   「ジャージャー麺、好きィ?」と、中国人のリヤンから電話が。「当然!!(もちろん!!)」と即答する庵主。(笑)

   今日のゴチは特性ジャージャー麺。リヤンの家に着くと、庵主宅に負けずとも劣らずの山積みの大切なもの(爆)に部屋の大部分を占領されており、その真ん中のテーブルの上に、黒い味噌状のものがボールいっぱいにで〜〜ん。干した蟹肉を水で柔かく戻して、いっぱいいろんなものを混ぜ合わせてあるのだとか。詳しいレシピは次回に教わることにして、今夜はお腹にも詰めたけど、お土産にも頂戴したしだい。(^_^)v

   何しろこんな部屋の状態だから、アナタぐらいしか安心して呼べないのよねェって。あははは〜〜〜。うんうん、そうだそうだ。お互い様なのだ。彼女の場合は、商売道具の骨董品が転がってたりするところが、うちとは大違いだ。今夜はすごい椅子が二脚あって、なんだか女帝になった気分で座り心地良かったなぁ。

   さて、「今日のゴチ」ということはですね、トゥール・ダルジャンが星格下げになった代わり、じゃないけど、ま、また助っ人だったのだ。PC関連じゃなく、本職の美術鑑定の方での助っ人。なんでも、日本のものらしい装飾品に明記されてる名前と思しきものの解読と、日本語ならば日本語の発音を教えて〜〜というわけだったのです。

   しかし、日本の物じゃなさそうなのと、解読不十分につき、もう少し互いに調べることで一端おあずけ。ジャージャー麺に集中した二人でした。

   リヤンも「MEMOIRS OF GEISHA」を観に行ったとかで、二人でブーイング、突っ込みにも花を咲かせました。(爆)彼女も、子役と桃井かおりに軍配。工藤夕貴も誉めてました。役所広司は何度か映画でお目にかかってるけど、特に渡辺謙は素敵だァとかお気に入りだった様子。ふふふ。「ラスト・サムライ」は観てなかったみたいです。

 

暖かくなったり寒くなったり

2006.03.14

   三寒四温じゃなくって一寒一温ッて具合か?と思うように、コロコロ変わる気温。今日はお天気がよく、日が当たっているところはなんか気持ちいいですが、風は冷たい。

   今日はうちのアパートは断水でした。きっと、お隣の水漏れの一件のせいだと思うけど。朝9時から4時まで断水という貼り紙が昨日からありました。だいたい9時からといって、9時に水が止ったためしはないのだけど、今朝はきちんと9時には断水。出かける前に手を洗おうと思ったら、もう止ってんの。(^^ゞ 中庭には新しい暖房のラジエーターが置いてあったので、水漏れの原因は古くなったラジエーターなのかな?ということは、この数日間、お隣さんは寒かったのに暖房なしで過ごしたんでしょうか?

   なかなか春らしくならず、街路樹や公園の木々も芽吹きそうで、止っちゃってる感じです。花壇にはパンジーなんかが植えられ始めて、彩りが添えられてますが、なんかさびしい〜〜。(T_T)

   花屋さんだけは、なんか春らしい装いで綺麗だったりして浮いてます。   

 

突っ込むぞ〜〜ッ。

2006.03.13


やっとこさ、「MEMOIRS OF GEISHA」を観て参りました。

あたしゃ、いったいなんでこんな映画を観に来たんだろう??

というのが、感想。
10分ぐらい経ってから、やっぱり、「TRUMAN CAPOTE」にすればよかったと、後悔までしてしまった。(ーー;)

はっきり言って、突っ込むどころじゃなぁい。笑
なんか俳優さんたち、可哀想になってきた庵主です。
みんな、いいギャラ貰ったんだろうな?そうじゃなかったら、なんか非常にバカバカしい。もったいない。

原作を読んでいない庵主ですが、この作者はアメリカ人であっても、芸者のことよく知ってるんだぞ〜〜〜みたいに、頑張って本を書いちゃったんだろうか?

チャン・ツィイ嬢は、今までの役柄では、一番大人しく、可愛らしい。でも、あァた、いかり肩で、まるで衣紋掛けが歩いてるみたいだし、帯の位置も悪い。

置屋のおかみの桃井かおりは、なかなか味があってよかったですが、「ソンツェ」では皇后様だったんですよ〜〜。笑 エライ違いだ!あははは。
工藤夕貴がもう少し若ければ、サユリをやれたんじゃないかと思いますがね、彼女はそれなりになかなかいい感じ。
って、ちっとも突っ込んでないなぁ。

コン・リーはすでに娼婦役なんかやってるから、板についてるというか、「2046」ではかなりオバサン入ってましたが、まだまだOKかも。ミッシェル・ヨーも、役柄には合ってますけど。それにしても、みなさん、モッタイナイです。こんなの。このまま、中国の、「LOVERS」の牡丹坊みたいなのでの話をやってくれたらどんなに良かったか。
突っ込もうとすると、キリがないですが。

場所や時代の設定が、イマイチ判りにくい。日本人はなんとか想像できますけど、そうじゃないと、なんだか訳わかんないかもねェ。つまり、HANAMACHI以外がほとんど出てこないので、世の中がどうなっているか、知らない人には理解しづらいでしょう。ラジオのニュースとか流行歌がちらっと聞こえるだけじゃ、ちょっと説明不足かも。
それと、なんか表面的な薄っぺらな感じがして、時代や人の描写が希薄かも。なんか心にぐっとくるように出来てないんです。

芸者だ、舞妓だっていうのに、カツラ代をしぶったのか?みんな、変な頭でおかしい。よくアメリカ映画に、芸者じゃないのに、芸者みたいなカッコした着物に日本髪姿が出てくるっていうのに、今回、肝心要の芸者や舞妓さんたち、なんであんな頭なの?? それと、普段の着物姿が、いわゆる欧米人がいうところのKIMONOスタイルのバスローブみたいで、だらしがない。女郎じゃないんだぞッ。背中も抜きすぎだし。

踊りがへ〜〜〜ん。どっかのレビューや歌謡ショーじゃないんだ!!「都をどり」をもじってか、「華おどり」っつうのが出てきますが、おいおい。(^^ゞ 
他にもいっぱい変なことが盛りだくさんです。

あ、渡辺謙さんと、役所さん(英語が想像以上に上手だった)、なんだかな〜〜。モッタイナイ。
もう、ハリウッド映画はなぁ。これだからなァ。まだ、ラストサムライの方が、良かった。笑 

ま、日本人がベルバラだの西遊記だのということを思えば、お互い様かも。ま、笑ってすませましょう〜〜〜。

 

寒いじゃないかっ!!!

2006.03.12

ただ今、天気予報によると外は0度。明朝はマイナス4度。明日の最高気温4度。

ど〜〜しましょ〜〜〜〜。(>_<)

ほんと、どうしちゃったのか?中華街の「桃源郷」もつぼみの「つ」ぐらいで、殆ど冬の枯れ木状態。レンギョウだって、全然みかけない。ちなみに、こちらでは緯度が高いために、レンギョウの方が桜より先に咲きます。

今日はそれでも快晴で、日もぐんぐん延びてきています。しかし、この寒さはなぁ。

↓写真は、前からご紹介しようと思っていた、うちの近所のMANGA屋さん。日本漫画です。日本のコミックの仏訳だの、フィギアやトトロのぬいぐるみなんか売ってます。すっかり定着した日本のアニメなのだ。

 

フランスの学生は怒っている!

2006.03.11

  失業問題に悩み続けているフランス。先日、フランス議会が新しい失業対策案を生み出したことに対して、全国の学生が立ち上がったのだ。

  その対策案というのは、採用後2年以内は、企業側は自由に解雇できるという初期雇用契約、略してCPE(セーペーウゥ)、などの若者向けの失業対策案なるもの。これがどうして失業対策になるのか、庵主は判んないなぁ。要するに、能力の無いものは即クビってことなのか?質の向上を求めるってこと??それよりも、そうやってクビにしちゃ、新規採用するという繰り返しを行い、常に安い賃金で雇用しようという雇い主も絶対出てくる筈。

  ま、とにかく、将来を不安に思う学生達が、パリ大学のソルボンヌ校で約300人が校内に立てこもり、警官隊と衝突。学生側に25人の逮捕者が出たそうです。

  まるで1968年5月の大学紛争の再来のようだとか。って、庵主の普段の行動範囲外なので、実感があまり無くて...。大学付近の商店など、ウィンドーが割られちゃって悲惨。これ以上の参事は御免だと、ベニヤ板で覆いをするお店もあるようです。

  ↓この写真の奥の方にある映画館に行こうと思ったけど、やァめた。ソルボンヌのすぐ近くだから危ない。前に、香港映画の「DUMPLING・餃子」を観に行った映画館です。

  

 

笑った。(^o^)

2006.03.10


  今日と明日は、パリの日本文化会館で「寄席」。予約開始日に早々と切符を購入し、今夜行ってまいりました!満席です。

  本日の演目は、まず、三遊亭茶楽による、簡単で判りやすい寄席や落語の歴史、鳴り物の解説。これは通訳付でした。続いて、桂歌助の落語「そば清」とオマケが「奴さん」の踊り。次が茶楽の「紙入」、林家今丸の紙きり、そしてトリは歌丸師匠の「尻餅」でした。

  文化会館の催しはフランス人が多くて、従って、落語には字幕がスクリーンに出ます。が、...途中で止まっちゃったり、出てこなかったりとアクシデント。そこは、最後に「落語は想像力が必要なので、フランス人のお客様には、その想像力を養っていただくために、字幕を一部割愛しました。」なァ〜〜んていうオチをつけちゃったりして。(笑)

  このメンバーは、すでにアメリカやカナダで公演をやったことがあり、今回はパリ初演。さすが噺家さんたち、フランス語できちんと自己紹介やらご挨拶やら。紙きりは通訳なしで、かなりブロークンとはいえ、フランス語で客席から注文取ったりしてました。で、仕上がったものはお題を出した人にお土産。

  どの話も判りやすい内容で、フランス人にもかなり受けてました。「紙入」なんかはコキュ(間男された旦那)の話だから、フランス人には非常に身近なお話。(笑)きっとフランス小噺に、似たようなのがあるかも。

  字幕は無理な訳し方をしないで、内容を損なわない程度な感じになってましたが、やっぱり言葉遊びや、ちょっとしたニュアンスなんかは無理ですねェ。でも、フランス人も多いに笑っていたから、良かったんじゃないかな。日本の伝統芸能は、能、狂言、歌舞伎だけじゃなくって、こんなくだけたものもあるのを、広く知ってもらいたいと歌丸師匠の談。

  歌丸師匠、トムソーヤ王国の王様が話してた通りで、妖怪みたい!!(爆)

 

苦しかった。(>_<)

2006.03.09


夕べの水漏れ騒動は、あのまんま。お隣さん、どうやらヴァカンスか何かでお留守のようです。

   それはさておき、フランスには浮浪者が多い。メトロのホームをネグラにしている輩もいっぱいであァる。ホームのベンチでたむろして、時間に関係なくワインの瓶を片手に談義に熱中していたり、一匹狼は毛布なんかすっぽり被って、生きてるのか死んでるのか判んないような人も。

   
   でも、彼等だって、移動もするわけで、そんな人がメトロに乗ってくると大変なことになるのだ。シラミだの蚤だの飛び交うこと大有りだし、なんたってクチャイのである。

   今日、メトロに乗ったら、空いてる車両にあたり、ラッキー(^_^)v、ゆうゆう座れるゥ〜〜と乗り込んだ庵主。
.........ん?? なんか変な様子。他の車両は結構混んでるのに、なんで???......クチャイ。

   どうやら、お一人様ご乗車なさっている様子。慌てて席を移動する人、次の駅で隣の車両に乗り換える人。鼻をつまんでる人。庵主は。。。。どっかと腰下ろしちゃって、荷物重い。どうしよ〜〜〜〜。しかし、臭いのなんの。二駅頑張るのが精一杯でした。苦しかった。(>_<)   

 

どうした、どうした??

2006.03.08


  夕方6時半過ぎに、アパートの廊下がにぎやかに。どうやら、お向いさんの所に管理人が尋ねてきてるんだけど、留守らしい。覗き穴からみると、階下の隣人らしき男性と一緒で、バンバン扉を叩いて、「管理人です!開けて下さい!!」。でも、やっぱり留守らしい。どうやら、階下に水漏れの様子。

  そのひと騒動の数分後、庵主は近所にお使いに出て、7時過ぎに戻り、お夕飯の支度をしていたら、またもや廊下が賑やか。またしても、しっかり覗き穴にそ〜っと近づいてみた庵主。

  お゛っ!!トランシーバーの話し声だ。消防署員を呼んだな?っていうことはかなり深刻な水漏れなんだ。え゛???警察だわ〜〜。両方呼んだのかなァ?どうやらアパートの内部に、ひとり警官が元栓を締めに侵入した模様。そして水漏れの位置の確認、そして最後に室内に誰もいないか再確認、ベッドの下や押入れなどの中も確認すること、ことの仔細の簡単なメモを元栓付近の見えるところに置くように、と廊下の警官が支持を与えてました。

  そこで、今度は窓からお隣のベランダの方を覗いてみたら、明かりが点いて、たぶん、下の家の窓からよじ登って、窓ガラスを壊して進入したらしい。庵主宅と隣のバルコニーの間はちょっと離れている上に、壁のみでつかまるところもないから、やはり、上下からの進入しかないみたい。ほっ。だってぇ、寝室入られるの困るもん。(>_<) 所狭しと本だのゆうパックだの並んでて、洗濯物も干してあるし、それに、土足でどかどかも困る!!

  でも、やっぱりもうちょっとすっきり片付けなきゃな〜〜〜と反省。(ーー;) 洗濯物だって、綺麗な下着がずらっと干されているようにしないと!!!ばばシャツ上下じゃ〜〜〜〜。爆 あっはっは〜〜〜〜。 

  で、現在、夜の10時半にならんとしていますが、お隣さん、帰って来てない。戻ってきたら、またひと騒動かなァ?? 

 

啓蟄はどこいった??

2006.03.07


  昨日は暦の上では啓蟄(けいちつ)。つまり穴から虫が顔を出す、つまり、春ということなんですが...

  はっきり言って、寒いぜ!!(>_<) 今日なんか夕方から雨が降り出し、気温が下がったの何のって。しゃぶいですゥ。

  しかし、そんな雨の中、庵主はまたまた「ソンツェ・太陽」を観に行って参りました。と、いうのは、もしかして、この映画は二度と見られないかもしれないと思ったからなのですよ。中国人の英語をしゃべる「芸者」には、いつだって突っ込めるけど、「ソンツェ・太陽」はDVDだってもしかしたら出ないかもしれないし。イギリスではすでにDVDが発売されているので、最悪、それを購入すればよいのですが、こっちで買うとフランス語の字幕ついてるしィ。(^^ゞ

  DVD発売に疑問を感じた原因のひとつに、セリフと映画の題名、「1945年終戦時の東京」という字幕以外は、いっさいフランス語がなく、従って監督の名前も、キャストの名前もなにもかも、ぜェ〜〜んぶロシア語なんです。監督や脚本、主要キャストに字幕がないなんて、やっぱり何かどこからかプレッシャーがかかっているんだろうか??? エンディングなんて、背景が焦土と化した東京の上空からの眺めのCGに、ロシア文字がツラツラ出てきて、ちょっとコワイ。

  映画館の外に出ると、薄暗くなって来てるし、雨は相変わらず。石畳はびちゃびちゃ。エンディングと重なって、なんかシュ〜〜ンとなってしまった庵主でした。(ーー)  早く春らしくならないかな〜〜〜。  

 

酔ってちゃダメ

2006.03.06


   今日はレッスンの後、写真のパストゥール駅(パスツール研究所のところです)からパレロワイヤル方面の銀行へ。いつぞやの息子さんが日本語ができて、仕事も日仏間行ったり来たりだという支店長さんとランデヴーでした。ランデヴーって言ったって、フランス語で単にアポイントのこと。ああ、でも、今じゃ、日本では死語かな?昔は日本でランデヴーというと、デートのことだったからなぁ。(笑)

   さてさて、日本語で正確になんというのか判んないけど、傷害保険とかなんとか、とにかく、日常、事故に会ったりした場合に諸費用をカバーしてくれるものに新規加入に行ったのでした。その「事故」がどういうものかというと、家の中でも外でも転倒、怪我、やけど、交通事故などなど、ずらずら。
   こういう場合はカバーできません、というのに、「酔っている場合」。がははは〜〜〜。庵主、すかさず、
    
    「酔っ払ってて転んで怪我したらダメなんですね?いい気持ちで夜道を歩いてて、襲われちゃったりもダメなんですな?」

    「一応、ダメです。でも、これって泥酔ってことだと思いますよ。笑」

    ひと月半ぐらい前の、翌日いったいどうやって無事に帰宅したのか判明していなかったことを頭に浮かべつつ。。。

    「でも、たまにはそういうこともあり得ますよォ。笑」

    「はっはっは。そうですね。じゃ、お酒飲むのやめましょうかねェ。爆 困ったなぁ〜〜(^^ゞ」

    この「酔い」がいったいどの程度を差すのかは、結局不明のまま、契約書にサインした庵主でした。( ..)φ   

 

突っ込むにはパワー不足

2006.03.05


   本当は今日は「Memoirs of a geisha」(日本ではサユリっていうのかな?)を観に行く予定にしてましたが、なんか突っ込みのパワーが不足気味だったので取りやめ。(笑)それに、昨日の映画の余韻をぶち壊しそうだし。

   だってェ、絶対突っ込むために観よう!!と待ってたんですもの。はっきり言って、フランスでも評価はイマイチ。公開日の水曜にラジオで聞いたところでは、話は日本の話だけど、主要キャストが中国人で、映像は綺麗だけど非常にアメリカ色の濃いハリウッド的な映画ですので、騙されないように!みたいなコメントには笑った庵主です。メインの女優さん3人は、フランスでもみんなが知ってる人たちだし、それで中国の話かと思う人がいて当然。

   日本の俳優さんたちは、英語が上手でないのよね。だからキャスティングしても、結局不適当ということになるわけでして。アメリカ人が聞いて理解できる発音ができないのだ。その点、中国人のほうが語学の才にたけており、ちょっと訓練すればなんとか出来上がっちゃう。ハリウッドの映画はお金にならないとダメなので、無名の日系人俳優や、日本人で英語もヘタなんていうのを起用して興行に失敗するよりは、おんなじ顔してんなら有名なドル箱スターの中国人を使った方が確かなわけであァる。

   この映画、日本でもきっと評判悪いだろうなァ。庵主は原作も読んでおらず、映画も観る前から、大体が想像できて、張り切って突っ込もうとしている次第。(爆)さてさて、何時にしようかな〜〜〜。

 

日本では見られない?

2006.03.04


今日のお題の前に、昨日のお菓子屋さんの写真。お店の外にずらっと並べられたガラス瓶に一杯詰まった色とりどりのボンボン。店内の棚にはもっといっぱい。なんか心ウキウキする雰囲気です。たかが駄菓子、されどボンボンなのだ。

                 ************

   さて、今日のお題「日本では見られない??」はロシアのアレクサンドル・ソクーロフ監督の作品で「ソンツェ(太陽)」のこと。太平洋戦争終結による昭和天皇の苦悩とマッカーサーを描いた作品です。この監督はいままでにヒットラーやレーニンを描いた映画を製作しており、その3部作の一つといわれる作品。日本にとってはいろんな意味から難しい題材です。出演する日本のキャストも長いこと伏せられてたっていう話だしィ。

   日本では公開もDVD発売も、そういうわけでどうやら危ういらしい。昨年のベルリン映画祭に出品された映画で、監督は10年も暖めた作品とか。当時の資料を充分に研究して、丁寧に作り上げられたもので、昭和天皇はイッセイ尾形が演じています。庵主はイッセイ尾形ってよく知らなかったけど、すごくいい役者さんですね〜〜。実は数年前にパリでひとり芝居の公演をやってましたが...。
   しかし、パンピーには実際に見ることも触れることもできない御前会議の様子、戦時中の皇居の防空壕の様子、昭和天皇の人柄、マッカーサーとの会見、マッカーサーの驚きや葛藤など、非常に興味深いものでした。

   この映画、今週水曜からの公開だけど、イギリスではすでに昨年5月には公開済み。フランスも、どこからか、なんかプレッシャーがあたんだろうか? 土曜の夕方ということもあるけど、パリでたった二ヶ所しか公開しておらず、すごい人!!4時半からの回に、4時半ギリギリに映画館に着いたら、長蛇の列でびッくり。それも年配のフランス人ばっかりなのだ。しっかりジイサンに横入りされたりしながら(笑)、大丈夫だろうかと心配したけど、なんとか切符が買えて、そんな状態じゃ文句言えない前の方の席でした。そして終わって外に出たら、さっきよりももっともっと長い列。50m近い行列にぶったまげた庵主です。本当にいい映画には正直な映画好きフランス人にシャポ〜〜って感じだなァ。

   焦土と化した東京の景色が、ちょっと行きすぎかと思ったけど、それは全体の色調のせいかもしれない。全体的にわざとなんでしょうが、薄暗い、はっきりしない色調なのだ。とにかく、見ていて嫌味がなく、ウソがないと思ったし、通訳の日系米兵のとまどいや苦悩もよく出ていて、監督が丁寧に練り上げて作った映画というのがひしひしと伝わってきました。今日見渡した感じでは、日本人らしき人は庵主のみ。この映画、日本人にもっともっと見て欲しいな。きっと知らない人が殆どかもなぁ。映画が終わってフランス人が、「心に突き刺さる映画ね〜〜」と言ってたのが印象的。   

 

こんなものみっけ!

2006.03.03


   庵主はちらし寿司を作って食べましたが、みなさま、今日は楽しいひなまつり♪だったかなァ?

   レッスンの合間に時々通る気取ったお菓子屋さんがあります。ちょっと可愛いボンボニエール(ボンボン入れ)だの、カップだのが、いつも綺麗にディスプレイされてるし、それよりも、昔風に大きなガラス瓶に色とりどりの飴が入っているのが、外にも並んでます。
   それにね、店員さんがイケメンなんだわ。爆 カッコイイ若いオニイサン、それもなんたってパリのハイソ区域16区のきちんとした応対で、可愛い飴を袋に詰めてくれるんだから、用がなくても、オバサンとしてはちょっと立寄ってしまいたいところであァる。(笑)「このフランボワーズの飴は中が柔かくって、お口の中に香りがぱ〜〜っと広がるんですよ、おひとついかがですか?」なんて、言われちゃって、ゴチになちゃったこともあるのだ。(^_^)v

   今日はそんなオニイサンや可愛い飴のご紹介ではありません。悪しからず。(^^ゞ 通るたびにウィンドウのディスプレイが変わっているんだけど、今日はこんなカップ(ハーブティー用カップと書いてあります)とお砂糖入れとおぼしきものを発見。招き猫ちゃん柄です。どこ製だろうか?日本製ではないと思うけど。。。だって、猫の感じがちょっと違うし。今度、通った時には中に入って確認しようかなぁ。きちんとしたメーカーの製品と推察。
   カップは多分茶漉しがついているみたいですが、オバサンは背が低くて見えない。(^_^;) お値段は17,6ユーロかな?約¥2500ってとこです。高い?うん、高いにゃ〜〜〜。

 

春とは名ばかりなり

2006.03.02

   さぶいです。去年も今頃そうだったなぁ。お雛様に雪が降ったもんね。今年もそんな感じ。とにかく冷えびえしてて、肩は凝りっ凝りの庵主。

   先ほど、スーパーでワインを買ってきて、今夜はヴァン・ショー(ホットワイン)を飲むぞ〜〜〜という訳なんですが、ワイン買ったら、なんかチーズも食べたくなって、カマンベールなんぞを珍しく買い込んだ庵主です。(^^ゞ

   で、当然、お夕飯の支度を始める前に、ちょいと一杯。今まで買ったことのない、伝統的な製造法!! 2005年度農林水産省主催農業コンクール金メダル!というカマンベールを入手しました。まだちょっと早かったかな?もう少し寝かせて柔かくなってたほうが庵主好みであァる。

   肩凝ってて、なんか胃腸がスッキリせず、頭の痛いのもいつ再発するやもしれず、という状態にもかかわらず、ワインとチーズを口にしたら、なんか元気になったような気分。(笑)あぶない、あぶない。

 

しゃぶ〜〜〜い

2006.03.01


頭痛と軽い吐き気で目覚めたのが朝の5時過ぎ。

   うへッ。ついにいたか!と、まずガストロ(胃腸にくる風邪)を疑った庵主。でも。。。。どうだろう?夕べ食べたお豆腐にあたったかなぁ?しかし、そうだと反応はもっと早いはずだしぃ...。

   で、結局、肩と首がすっごく凝ってることが判った。冷えたのかなぁ?とにかく鎮痛剤を飲んで寝なおすことに。

   7時半、しゃき〜〜ん。(^_^)v けろっと治ってました。やれやれ。寝てる間に肩が冷えちゃったのかなァ??? 

   とにかくさぶいんです。夕べはイヤに冷え込むな、と思っていたら、今朝は、どこもかしこも凍ってる。郊外ナンバーの車は雪をたっぷり乗せたままイタリー通りを走ってるし。そしてメトロに乗って、パリの西にあるブーローニュの端っこまで。ここでメトロを出てびっくり。真っ白。しっかり積もってるじゃあ〜〜りませんか。やっぱりパリを一歩でも出ると、こうも違うものか? 今日は今朝からお天気はいいので、お日さまがまぶしい。しかし、しゃぶ〜〜い。

   こんな時はヴァン・ショー(ホットワイン)なんかがいいんだけど、生憎、ワインの買い置き、全部飲んじゃってないのである。いかん、いかん、明日はワインを買ってこよう〜〜。

 


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