Javascriptを使用しています。
   
 

 

2004年10月の鵞毛庵日記

地球をぐるっとまわるビフィズス菌

2004.10.31


   今日から冬時間。いきなり日の暮れが早まって、一日の短いこと!でも、これで少し朝が早く明るくなるから、ま、いいか。

   なんだか世の中静かそうです。みんな連休で田舎にお墓参りに行っちゃったかな〜〜という感じ。子供の騒ぐ声が聞こえくて比較的し〜んとした一日でした。

  
   掲示板に桜さんが書いているヨーグルトのBIOビオ、フランスのDANONEダノン(ヌ)社の製品でビフィズス菌入り乳製品。フランスでは製造基準によりコレは「ヨーグルト」といってはいけないそうで、乳製品となってます。

   もうかれこれ10年にはなると思いますが、このBIOに先駆けて他社よりBA(ベーアー)というヨーグルトが出ていて、そっちの方が日本との提携と当初は書いてあった筈。今はどうかな?BAとはビフィデュス・アクティフ、つまり活性ビフィズス菌の頭文字を取った商品名です。日本では庵主がまだいた頃からビフィズス菌は知られてたけど、フランスでは普通の人は全く知らなかったのだ。確か、日本での最初の宣伝文句ってブルガリアが原産とかいってませんでしたっけね〜〜。フランスの方が近いんだけど...ま、そんなもんでしょう。
  
   最近は日本のヤクルトが輸入されてスーパーで売ってますが、DANONEが対抗して、すぐに似たような製品を売り出しました。(笑)  

 

今日で夏の終わり

2004.10.30


   明日から冬時間です。一時間得するんだ〜〜。日本との時差がマイナス8時間となり、今夜は余分に寝られるのだ。\(^o^)/

   ハロウィンは大昔は夏の終わりで一種の大晦日にあたってました。


   昨日、実は、例の散財のFNACでDVDいっぱい買ってしまいました〜。笑 そろそろクリスマスなので(気が早いけど、ここんとこ毎年そうなんです)、プロモーションとか特別パッケージとか山積みになっているし、先週からFNACのメルマガで盛んに宣伝していたのです。ちゃんとした映画が6,6ユーロからあり、前から欲しかったのも結構改めて出たりして、すっかりのせられている庵主。爆(確か去年も乗せられていっぱい買ってるような。。。)

   で、本当は本当はピーター・セラーズの「パーティー」が欲しかったのに、店頭は売り切れだった。(T_T) その代わり、変なものを買ってしまいました。(^^ゞ もう、今日から三連休だから〜なんて、完璧言い訳ですが...。

   前から探してたのはベトナムの邦題が「夏至」というので、これは「グリーン・パパイヤの香り」や「シクロ」(あのトニー・レオンが出てる!!)と同じ監督の。映像がすごくきれい。
それからアン・リーの「グリーンデスティニー」はビデオ持ってるけど見られなくなったのでDVD版を入手。お次はちっとも予定がなかったのに、見つけちゃってしっかり握り締めちゃった「KINJI FUKASAKU」。(笑)「仁義なき戦い」と「仁義の墓場」の二枚組、タランティーノ・セレクションです。 ボーナスの中で、タラちゃんたら興奮して深作欣二の話をしてて愉快。広島弁がよく聞き取れなくて、気付くと一生懸命字幕読んでる庵主です。(^^ゞ 
役者が揃ってて、安心して観ていられるぅ。

   でもって、本当にオマケのオマケは、香港映画。大爆笑〜〜〜なんです。邦題は「黒薔薇対黒薔薇」とかいうんですが、「ラマン」に出ていたベトナム華僑役のレオン・カーファイが出てます。でも、メチャクチャなドタバタコメディー。最初の数分は買ってしまったことをすっごく後悔したんだけど、そのうち、すっかり訳がわからないまま大笑いしてました〜〜。シュールでバカバカしくて、スゴイ。内容なんかどうでもいい感じ。(何度も観ないと理解できないかもしれない・爆) これはおそらく、好き嫌いがはっきり分かれますね。 なんでも、香港で上映された当時(72年)は爆発的な興行成績だったとか。「てなもんや」や吉本のお笑いなんか目じゃないぞ〜〜。歌あり(それもかなりクラッシクな中国の歌)、カンフー、支離滅裂です。暗い冬はこれで乗りきろう〜〜〜\(^o^)/みたいな映画です。

  「パーティー」もおなか抱えて笑っちゃう映画なんですが、当分、いらないかも。爆
 

 

明日から三連休のフランス

2004.10.29

   昨日の親兄弟を殺害した少年は、どうやら両親からせっかんを受けてたとか。それでうらみつらみが少年の心に積み重なっていた様子で、精神鑑定の結果はじゅうぶん責任能力があるということらしい。やれやれ。

           ***************

   11月1日は諸聖人の大祝日(万聖説)で祭日。フランスの人たちはこの日にお墓参りをする習慣があります。だから土、日、月と三連休なのだ〜〜〜。

   去年もちょっと日記で書きましたが、10月31日のハロウィンはもともとケルト文化の習慣。

   「大昔はフランスも北西のブルターニュは先住民がケルト人だから、その辺りの民間信仰ではハロウィンのもとになる習慣はあったようですが、キリスト教の普及と共にすっかりそんなものは消えてしまったんですねェ。迫害されちゃったんです。どこ行っちゃったんでしょ〜?もともとはケルト人の収穫祭みたいな、夏の終わりのお祭りだったのが、いろんな宗教やら習慣やらと混ざり合って、アメリカに渡ってなんか派手なお祭りに変化したのですが...。 」

   と、いうのが去年の今頃の日記よりの抜粋。

   一時はフランスでも結構ブームを装っていたのですが、やっぱりディズニーランドの年中行事や子供のアトラクションから脱せない雰囲気。スーパーにはちょっと子供用に関連グッズは売ってますが、年々、縮小気味かなァ。

   で、今年はこんな感じのを遊びで記念に書いてみました。ケルト文字をアレンジ。


   
     

   

 

現実は小説より....

2004.10.28

昨日、フランスでスゴイ事件があったのだ〜〜。

14歳の少年が一家を惨殺。

   昨日、普段どおり学校から家に戻って、ひとりで「シュレク」のビデオを居間で見ている間に、突然、両親を殺そうという案が思い浮かんだそうな。そこにお母さんが4歳になる弟と帰宅。少年はお父さんの猟銃をだしてきてお母さんを殺害。その後、弟には二階の部屋でお絵かきするように言って、自分はそのままビデオの続きを鑑賞。次に11歳の妹が帰ってきて、狙撃して重傷を負わせ、それに驚いて騒いだ弟を殺害。当初は弟への殺意はなかったけれど、騒いだので殺してしまったらしい。次にお父さんが帰宅して殺害。その間、ずっとビデオを鑑賞していたとか。幸い妹は重傷といっても隣家に助けを求めに行き、本人は自転車で逃亡。住まいから15km離れた公衆電話から自分で警察に電話して、御用となったわけです。警察での事情聴取でも理路整然、冷静にその午後の出来事を詳しく話したという。妹は命には別状ない模様。

   この少年、近所や学校での評判は天使のような問題の無い大人しい、いい子だったそうです。

   というのが、今の時点で判っていること。

   いったいね〜〜〜。なんなんでしょうかァ。(>_<)

 

今日はクマさんの日

2004.10.27


   アメリカのルーズベルト大統領とテディ・ベアの関係は多くの方がご存知と思いますが、ざっと紹介すると、ある日、熊狩に行った大統領が瀕死の小熊をしとめるのはスポーツマン精神に反するといって射止めませんでした。この話に感激したNYのロシア人の玩具店が大統領のニックネームから命名したテディという熊のぬいぐるみを売り出して大流行となったんです。今から102年前のお話。

   テディ・ベアといわれるには、原則があるという人から、クマのぬいぐるみだったらみんなテディ・ベアだという人まで、いろいろあるようですが、正統派といわれるのは、手足が動く、目が硝子玉かボタン状のものだそうな。そういうことだと、うちの本家ぴーたろーは条件をクリアしていそうで、そうではありません。手足、ぐるぐる動かないもの。ま、いいか。笑

   数年前にカリグラフィーのコンクールがアルザスのオーベルネという町の図書館主催であったのですが、入選作品の展覧会に現地へ赴いた際、図書館のすぐ近くにテディ・ベア専門店がありました。残念ながらお休みだったのですが、お店があんまりかわいいので写真撮りました。本家ぴーたろーは時々日記に登場してますので、そのお店の写真をぺたり!入選作品はこのサイトのGALLERYの一番左下です。

 

穴に埋めてしまいたい秘密

2004.10.26


観たぞ〜〜。王家衛の「2046」。

   今回の梁朝偉ことトニー・レオンは毎晩、女をとっかえひっかえでありんす。笑 「花様年華」での彼女を忘れられず、傷心のままシンガポールで数年過ごした後に香港に戻って、食べるためにいろんな記事を書きながらホテル住まいの独身貴族。
   カンヌの映画祭でギリギリセーフで発表したのから、さらに手を加えて編集し直したとかで、キムタクの出番も思ったよりいっぱいありました。キムタクはトニーが書く未来小説の主人公とトニーが住んでいるホテルのオーナーの長女(フェイ・ウォン)の恋人役。

   この映画は、王家衛の「阿飛正傳」(邦題は...欲望の翼だっけかァ)と「花様年華」を見ていたほうが絶対判りやすいというか、面白いかも。なんとな〜く繋がっているのだ。「阿飛正傳」は本当は続きがあったのに一作のみで立ち消えになった作品で、最後の数分にいきなりトニーが出てきて訳がわからなかったのを、なんとかつじつまをこれで合わせたかのようでした。この映画の話を書くと長くなっちゃうから、今日は省略。(笑)

   で、「2046」ですが、ホテルの部屋番号だったり、未来の2046年だったり。現在、過去、小説の中の未来が交錯する話です。さらにこの監督だから、慣れてない人には皆目訳がわかんないかも。庵主は最近ようやく飲み込めたようで、絶対2度みなきゃ判んないぞ〜〜と覚悟してたけど、そうでもなかった。でも、きっとまた見に行くと思いますが...今晩、寝ながら、きっと、あれ?なんだっけ?ということになるはず...笑

   「花様年華」で失恋したトニーはその後、女をとっかえひっかえの毎日で、実にいやらしい反面、それはその過去のしがらみから脱することがなかなかできずにいるジレンマで、時折、あの悩める困ったちゃんの演技。それを誤魔化すサマなんか、う〜〜ん、やっぱ二重丸ですぅ。今回はチャン・ツィイーとのからみで、お○りがちらっと見えちゃう!大サービスでんござんすよォ。うふふふふ。

    コン・リーが髪型やお化粧のせいもあるけれど、結構おばんになってますた。カリーナ・ラウもそうだけど、でも豊満さがあってじゅうぶんチャーミング。(彼女、実生活でトニーのパートナーです。じゅる〜〜)チャン・ツィイーは今までに比べるとちょっと違う雰囲気もあるけれど、さもありなんといった役どころで悪くないですねェ。

    この映画、監督さんは香港の人、香港の役者さんは広東語、大陸の役者さんは北京語、キムタクは日本語、それぞれみんな言葉が違ったままで会話してます。なんか可笑しい。コン・リーとチャン・ツィイーのセリフは北京語でキツイ!! フェイ・ウォンはキムタクの彼女役で、彼が去った後、少しオツムがおかしくなって、日本語をずっとしゃべっているシーンもありました。なんか、哀れな感じがよく出てたわァ。どれも台詞回しが実に巧妙で、これ、吹替えは絶対バツです。

    「穴に埋めてしまいたい秘密」とは、花様年華に出てきた、昔の人は、誰にも知られたくない秘密を山奥の木の幹に穴を掘って、そこに土で埋め込むという話から。トニーは傷心のままアンコールワットの遺跡の穴に秘密を埋め込んだのですが...そして「2046」でもこれから話が展開して行きます。失われた愛を求めて。

   

 

飲んでますか?(笑)

2004.10.25


   桜さんのHPで豆乳のことが話題に。日本だとスーパー以外ならお豆腐屋さんがあるけれど、巴里ではお豆腐屋さん無いので、じゃあ、どこで買うか?というと、スーパーの自然食及びダイエットコーナーか、自然食品のブティックです。フランスではBIOビオといってます。ここ数年ですっかりスーパーのビオのコーナーも充実してきたし、ビオのお店も増えました。もちろん、庵主が住んでるすぐ近くにも専門店あります。味噌でもたまり醤油でもワカメでも売ってます。

   海草はちょっと前までは絶対食べ物だって思ってなかったフランス人。タラソテラピーの海草風呂とか痩せるっていって流行った海草石鹸程度の知名度でしかなかった。でも、お寿司もかなり一般化されてきた今日、自然で健康に良いということが注目され始め、また牡蠣で有名なブルターニュの海岸には、実は食べられる海草がいっぱいあったのですよ〜〜。昔、そのブルターニュに旅行に行った時、一緒だった日本人学校の年配の先生が、「これ、岩のリですよ」って教えてくださり、ビニール袋に山ほど採って帰り、佃煮のりにしたものです。海岸中の岩のりを日本人がいきなり採取!っていう光景。爆

   以前は豆腐屋さんあったんですが、なくなりました。(T_T)なんでもその時の機械を中国人が引き取ったとかで、それ以降、中華街の豆腐の種類が増えたのだ!!中国の豆腐って、角に頭ぶつけて死ねそうなものばかりで(笑)、庵主が巴里に来た頃からしばらくは、ハウスの「ほんとうふ」が大活躍でしたね〜。なつかしい。日本の機械が導入されたらしくて、おかげで柔かい木綿豆腐風のも買えるように。他にシンガポールからいろんなパックのお豆腐も仕入れているので、種類の多いことといったらない。お店でよくフランス人にどう違うのか?って聞かれて面倒くさいのだ。
   じゃ、その豆腐の種類が豊富な中華街に豆乳は売ってないのか?う〜〜っむ。あるんですけど、甘いの。なぜか豆乳とパックや缶入りのお茶はみ〜〜〜んな甘いのだ。不思議。台湾に行った時に7−11にだって甘いお茶しかなくて、普段、お茶に砂糖入れないくせにど〜いうことだ!と怒った庵主でした。このお茶だって異常なほど種類があったのだ。(>_<)

   したがって、巴里で豆乳を買うのは中華街ではなく、普通のスーパーのビオのコーナーかビオのブティックです。お間違いなくぅ〜。

   検索して「日本豆乳協会」という所のHPに書いてあった成分表と、庵主が普段飲んでいるのとを比べてみました。日本では「豆乳」、「調整豆乳」、「豆乳飲料」の3種類を一括して豆乳というそうですが、パッケージにどれなのか明記するようになっているらしい。で、庵主のはたんぱく質の%から調整豆乳以上豆乳以下ってなもんかなと判明。日本の基準は大豆たんぱく質が3,8%以上が豆乳。庵主のは3,7%でした。カロリーはフランスのほうが控えめになってますね。100gで37,6kcalだもの。日本のは豆乳が46で調整が64%だって。随分開きがあるな。。。あとはだいたい同じかな。
   
   このメーカーは名前からして北欧系だと思います。だいたいもともとフランスというメーカーは見かけないかな。大豆のことはSOJAソージャといって、これは味付けしていないのでNATUREナテュール。でもって豆乳はLAIT DE SOJA レ・ドゥ・ソージャで大豆ミルクで〜す。他にビタミンCだのカルシウムだの配合してあったり、味付けだったり甘かったりといろいろ。

   遺伝子組み換え大豆は使用していません!ってちゃんと書いてありますね〜。大豆は上質たんぱく質を含み、多価不飽和脂肪酸(リノール酸)は悪玉コレステロールをやっつける働きがあるとも書いてあります。フランス人、ここ数年で、特に子供の肥満が目立ってきてますからね。みんな健康に注意しましょ〜〜〜。 

 

つるつる〜〜ぅ。

2004.10.24

   昨日、うちで俳句会だったので、どっと疲れた庵主。何にもする気が起きないでしゅ。(>_<)


   何をやっても気がはいらず、本を読むわけでもなく、何してたのかな〜〜。笑 仕事に至っては、昨日のためにきれ〜〜〜いに仕事場を片付けてしまって、元に戻す気力な〜い。夕方、急に鳥のから揚げが食べたくなって中華街にお使いに行ったぐらいだわ。笑 で、せめてから揚げぐらい作るか、と頑張ってやって満足しました。なんちゅう一日だ!爆

   でもね〜、そうは言っても、ちょっとは気になってたことの確認なんかしました。それは「唐草模様」なのだ。笑 ドロボ〜の風呂敷じゃないじょ〜〜。(今時、そんなドロボーいませんって!!爆)

   唐草模様というとどうも風呂敷のイメージが先行しますが、もともとはペルシャだのギリシャだのから到来したつる草模様でアラベスクといいます。アラビア風の、という意味。蔓がからんで模様になっているのを指します。この模様をレッスンのカード作品のモデルの一つに取り入れたんですが、どうも、みんな上手に描けない。蔓がくるんとならなくて締りがなくカッコ悪いのだ。やっぱり最近はドロボーが唐草の大風呂敷を背負って仕事してないんだな。爆 どうも見慣れていないというか、具体的に細部のイメージをつかんでいないということが判明。なんてことを考えているうちに、頭の中が唐草でがんじがらめに。笑 ダメだ、こりゃ。(>_<)

   蔦がつるつると絡まるあちこちの壁が綺麗に紅葉し始めています。
  
    

   

 

「鳥かご」みィ〜っけ!!

2004.10.23


    9月19日の日記で触れたフランスエレベーター事情で登場した「鳥かご」、ありました!! 昨日、レッスンで初めてうかがったお宅のがそれ。朝、今日はカメラはいらないかな〜と思ったけれど、ま、持って行くか、と出かけて大正解でした。笑 さっそく、日記でお約束したように「鳥かご」をパチリ。

    「鳥かご」としてはオーソドックスなタイプです。ここは階段の踊り場のスペースがゆったりしているので、そこにエレベーターを設置しています。中の扉は観音開きで木枠に金網、内側は木材仕上げです。重量制限225kgで定員3人。案外こじんまりです。構えの割りに少ないキャパシティーっていうのが、なんか落っこちそうな気にさせるんだろうかァ。(笑)

    ここのお知り合いの方の中には、多分日本人だと思うけど、やっぱり怖がって乗らない人もいるとか。はは〜〜ん。そうか、そうか。    

 

トカゲの正体みたり〜!

2004.10.22


   ここに書く前に、遊びに行って貼り貼りしたBBSもありますが、すっごく気になって、台風「トカゲ」のトカゲ座がいったいどこにあってどんなのか、検索してみました!

   まづ、今回の台風の名称で、ど〜してこんな聞いたことも無い星座をわざわざ選んで、何が基準なんだろ〜と疑問を抱いてた庵主ですが、トカゲ座を検索している途中でいろいろ情報をゲット。当初は船舶関係の道しるべになっている星座とかいう噂もあったらしいですが、マイナーな星座っつうことは何等星というのの等数が少ないことが殆どだから、あんまり目立たなくて道しるべになんかならないゾォという話から、さらにどうもこれが選考基準らしいという説まで。それは、有名な星座は商標になったりしてることが多いので、そういうのを避けて至極マイナーな星座を選んだらしいです。だってね〜、リスト見たって、ナンじゃァこれぇぇ??みたいな星座のオンパレードなんだもの。笑 コップ座なんて、聞いたことありましぇん。トカゲだって、台風23号のお陰で知ったのでして...

   で、そのトカゲさん、白鳥座とアンドロメダ座の中間に位置していて、天の川のなかに4等星と5等星の暗い星がジグザグ。秋の夜空に高く見えるらしい。ということは今頃ちょうど季節なんですね。写真の右上の1等星は白鳥座のデネブという星です。
   この星座は1690年におそらく空を星で埋めたい!ということなのか、作った(って星を配置したんじゃないぞォ〜・笑)星座で特に神話などないそうです。


   巴里も都会だから星はあんまり見えません。巴里を一歩出るとかなりよく見えて、いまにも降ってきそうな光景も稀じゃないのです。流れ星もよく見えるし。今度、いい機会があったら皆さんもトカゲ探して見てくださいね〜。 

 

未知と遭遇した博士

2004.10.21

   すっかりトカゲ台風のニュースで賑わっていた(笑)ラジオのニュース。東京の特派員の実況はこの世の終わりのような、アポカリプスかハルマゲドンか、みたい。駅で人が飛ばされないように柱にしがみついてただの、車を降りたくてもドアが開かないまま流されたの、バスが浸水して立ち往生してお年寄りが屋根に上って救助を朝まで待っただの、あっという間の土砂崩れだの、聞いているだけでもスゴイ。映像が無い分、解説ぶりにリキが入っていて、それも何度も流すので、庵主の頭の中ではまるで映像を見ているようでした。みなさんは大丈夫だったでしょうか?
   そして最後に、トカゲは朝、太平洋に去ってゆきました〜〜って。笑 すっげ〜トカゲだわ。爆 タイミングィよく、ゴジラとか命名した方が良かったんじゃないか、な〜んって思っちゃった。

       *************


   ニュースはトカゲばかりじゃない。10月21日はフランソワ・トリュフォーの命日。ちょうど20年になります。1932年生まれだったから、たったの52歳で脳腫瘍で他界。ジャン・リュック・ゴダールやエリック・ロメールらと共にヌーヴェル・ヴァーグの旗手とうたわれ、映画をこよなく愛し、スピルバーグに代表される後進の才能ある監督達から尊敬を一身に集めた人。。。スピルバーグの「未知との遭遇」では作品の中核をなすフランス人学者を演じてます。自作の映画にも出演したりも。彼の映画はどれも今でも人気だし、テレビでもよく放映されたり、映画館で特集が組まれたりも頻繁。長編は21本作品があるそうで、ちょっと調べてみたら、おそらくなんだかんだって庵主は殆ど観ていると思うのだ。自分でもびっくり。

   まづ、なんたってゴダールの「勝手にしやがれ」はトリュフォーが原案。そして同じ年の1959年の「大人はわかってくれない」。これで少年主人公だった子供(ジャン・ピエール・レオー)がちょっと大人になってアントワーヌ・ドワネルという青年役の60年代の青春恋愛ドラマっぽいシリーズや、「ピアニストを撃て」、「華氏451」、「アデルの恋の物語」、晩年は「終電車」などなどなど、キリがないな〜。彼の映画では女性がしっかりしてて、ストーリーの展開にものすごく重要な存在として描かれていることが多いです。アントワーヌはしょっちゅうフラレてたなぁ。笑 
   そして、主役を演ずる女優さんたちとは当然、なんですよ。笑 日本でも知られていそうな女優さんはジャンヌ・モロー、ドヌーヴ、イザベル・アジャニ、ジャクリーヌ・ビセット、ファニー・アルダンなどなど。

   昔から日本でもテレビでよく放映していたから、特にフランス映画に詳しくなくても、見たことある方も多いと思います。庵主もパリに来る前に子供の頃、随分テレビで見てましたもの。初めて映画館で見たのだって東京で高校生の時だった。「トリュフォーの思春期」というの。子供の日常生活を描いたストーりーがあってないような展開で大人が振り回される話。原題はフランス語で「おこづかい」。フランス語の勉強になんて思ったけど、当時は小さな子供のフランス語もよく聞き取れなかったな〜。

   男性はなんかいつも悩めるしょうがない輩が多く(でも憎めない感じの・笑)、前述のアントワーヌもしかり、「恋愛日記」というのでは、脚線美フェチの男が美しい足を追っかけて車に轢かれて死んじゃう。女性ばかりが集まって、彼の葬式のシーンから始まるのだ。あの男はあの世でも同じことをずっとしてるんだろ〜な?なんて、見ててちょっと愉快になりました。

   没後20年を記念して、いくつかDVDも出るらしい。う〜〜っむ。財布の紐を締めないと。。。って中身、はなっからないってばね〜。(^^ゞでも、なんか、ほすィかもなァ。

   写真は1978年の「緑色の部屋」。自ら主演してます。暗い話なんだわ、これ。亡くなった奥さんのことがずっと忘れられず、ちょっとヘンな男の話。
 

 

今日の巴里の天気 : トカゲのしっぽが飛んできたのかな?

2004.10.20

 日本は大型台風トカゲに襲われている今日、パリもへんな天気でした。雨模様で薄暗い。そして生暖かくて湿っている空気。ん??台風はこっちじゃないぞ〜〜〜。笑 朝からラジオで盛んに「TOKAGE」を繰返していて、なんでトカゲなのォ?と疑問に思ったのだけど、なんでもアジア一帯では女性の名前に限らず、アジア諸国の言葉でいろいろと台風に命名しているらしいです。それで台風23号はトカゲ。皆さんのお住まいの辺りはいかがでしたでしょうか?

 こちらは午前中は雨も上がって少し晴れたものの、夕方からものすごいにわか雨。それにあわせて(か?)、お向かいのラマダン中の家の子がベランダで大泣きしてました。なんかマズイコトやって、お母さんに叱られたんだろ〜なぁ。それにしても大雨に大泣き。うるさくって窓を閉めた庵主。そう、いきなり気温が上がって窓を開けてました。 5時過ぎには真っ暗になってもっとスゴイ雷雨。う〜む。明日は20度以上になるやもしれぬという噂。(ーー;)

   今夜は日本とパリを行ったり来たりの年配の友人と、久々にお寿司屋さんへ。夏には東銀座でイタリアンを一緒に食べて、パリではお寿司。なんか可笑しい〜。お土産にきんつばを頂いてホクホクの庵主でございますゥ。

   案外食べる機会が少ない「きんつば」。餡子はつぶ餡が好きなので、小さい頃も羊羹よりもきんつばの方が好きだった庵主です。

   帰りのメトロで見つけたタウン誌に「東京の街で見かけたファッション」というのが特集になってました。今日はもう疲れちゃったので、その話はまた明日にでも追記しま〜す。

   BONNE NUIT!!


追記:「東京の街で見かけたファッション」

銀座はシック、原宿は最先端、渋谷はハイボルト

ということでして、メチャクチャヘンなカッコの女の子の写真が載ってます。それにしても洋服屋さんのマネキンが西洋人なのは、やっぱり可笑しいな〜。若い女の子はこういう風になりたくて、髪染めてパーマかけて云々って。笑 それにしても、なぜ、相も変らずVサインで、あんなに内股ちゃんなのォ?病気なの?ってフランス人に聞かれたことありまふ。(^^ゞ

 

あなたは親に似ているぅ?

2004.10.19

今日、隣国(お隣のお隣)でこんなニュースが。

  ポルトガルはリスボンの空港で、53年ぶりに兄弟が偶然再会ですって。81歳と70歳になるお二人。最後に会ったのは1951年。その後、片やアルゼンチン、片やオーストラリアと移民して、それ切り互いに会うことがなかったらしい。今回はポルトガル政府招待による、移民した人達の里帰りだったとか。偶然違うところから参加し、飛行場で父親にそっくりな人を見かけて、生き別れになっていた兄弟だと判ったとか。これから、移民せずにポルトガルに残っているはずのもう一人の兄弟を一緒に探すそうです。ちょっとジ〜〜ンときたお話。(T_T)

  昨年、個展の際に高校卒業以来初めて再会した友人が何人か来てくれました。庵主はすぐに巴里に来てしまったから、クラス会というものに出たためしがないのです。みんな口をきくと小さい頃のままだったりしてねェ。それよりも、ポルトガルの兄弟じゃないですが、それぞれのお母さんにみんなよく似ていたのだ。笑 いつだったか、親戚のある人に久しぶりに会った時も、互いに顔を合わせて「はッ」という瞬間が。庵主は、あ、亡くなったおじさん(その人のお父さん)にそっくりだァ〜〜〜と思い、絶対、目の前のその人は庵主が母親にそっくりだと思っていたに違いないのだ。(笑)

庵主は今日メトロでこんな体験。
  出張レッスンに行くのでメトロに乗ったら、適当に混んでいた車両の奥の方の補助席に知っている顔を見つけた庵主。あれ??んんん???ちょいと待てよ、ともう一度見直したら違う人だった。ああよかった。だって、知ってると思った人は何年も前に亡くなっているのです。だからそんなところに座ってる筈ないわけだし。でも、時々、こういうことってあるんですよね〜。よく見ると、全然似てなかった。ただの錯覚か、ほんの一瞬だけ、その人がそこに居たのかもしれない、だったら、どうして今?なんて思いながらメトロに揺られておりました。

         ******************* 

 今日は寒さが和らいでいたし、曇りがちでもお日様も出てたんだけど、例の気球は上がってなかったです。

 

留守番電話

2004.10.18

   早目に対処したかいあって、風邪は大事に至らずなんとか回避した模様です。ご心配おかけいたしました〜〜〜。

   次回俳句会の集計当番なので、週末からFAXがじゃんじゃん入ると思って電話をならないようにしてたらば。。。。そういう日に限って電話がいっぱい掛かってきたりする。どーしてなんでしょね〜。普段は滅多に鳴らないくせして、人が出かけてる時、それも丸一日とかじゃなくて、ゴミ捨てに行ったり、20分ぐらい郵便局行ったりなんて時なんかにも結構掛かってくるんです。家にいても、トイレやシャワーや掃除中だったり。笑

   家で仕事をしてる友人は、仕事の途中で手が離せないことがあるので、日中は殆ど留守電にしていることが多く、メッセージ残すのが苦手や嫌いな人とは連絡が取れにくいことになってます。(笑)よく、いつ掛けてもいない、っていう人。メッセージ残したことないのよね〜。ま、今はだいたいメールで用事済ませられるし。メールもダメっていう人は致命的。(笑)

   で、留守電にしていると、イコール居留守と思う人や、病気で寝込んでた時には仮病で嘘つきと思われたこともあります。何度もイヤミの伝言が入ってたのだ。が、そういう了見の狭い輩とは疎遠になっても構わないのだ。天下がひっくり返るんでもあるまい、こっちには出られない都合があるんだ!! そう、電話って相手の都合に関係なく掛けるんですから、空振りがあって当然なんですよね〜。 


               ***********

    風邪気味でごろごろしながら、ミーコちゃんや本家ぴーたろー達に冬の衣替えと、10年ぶりに(もっとか?)毛糸引っ張り出して編み物....。ふふふ。とりあえずトナカイのむぅすくんにセーター編んだら、モヘアのほわほわを鈎針でやったもんだから、なんか水色の南瓜の着ぐるみ(そんなのあるか?)着たみたいになってしまいました〜。爆
でも暖かそうなの。天草四郎か天正少年使節の伊東マンショか。爆〜〜〜。と、いうこととで、スーパーで普通の毛糸を買ってきました。ミーコちゃんにこれじゃ、ほんと、可笑しいんですものォ。   

 

驚異的な法王

2004.10.17


   昨日でしたが、ローマ法王が在位26年を迎えました。10年位前からパーキンソン病を患って、余命いくばくもないなどと診断されたこともあったというに、スゴイ。このところ、「体調優れず」と「巡礼でどこそこへ」のニュースが交互に流れては、ああ、そろそろ、とか、へぇ〜〜〜また出かけるのォ?の繰り返し。

   在位期間は歴代法王の中でも3位とされ、30年以上在位したのは、聖ペテロ(真偽の程は...)と19世紀のピオ9世のみということです。 ギネスブックに挑戦しなくてもいいけどね〜。笑 イタリア人じゃない法王は455年ぶりだった上に、初めてのポーランド人ということで、劇的な出現。狙撃事件。病を押してのひっきりなしの世界中の巡礼。スゴイですゥ。


          ***************

   風邪はなんとかクリアした模様。念のため、今夜も早めに消灯。の予定。笑

     

 

こんなの出ています。

2004.10.16

  夜更かし続き+冬並みの寒さ=風邪気味ということで、今日は一日ゴロゴロ。

  ひと寝入りして夜中に目覚めたら、お向かいさんは明かりがこうこうと点いてます。お、そうだった、一昨日からラマダン(断食)なんだ。だから日没から日の出までの間に飯食ったり、なんたりして夜行性になってんだな。

  さて、今年もまた発売された様子なのでここでお知らせ致します。

  LOCUS社のMOOK誌「こんなに簡単年賀状2005年酉年版」¥980。いろんなイラストレーターに混じって、庵主の年賀状等のデザインが掲載されています。CD-ROM付き。普通の書店だけでなくコンビにでも売っているみたいです。去年は「いい気分」のコンビにで購入したという方もいらしたので。

  http://products.locus.co.jp/index.php3?dtl=pb712

  まだ手元に届いていないので、最終的に中身を確認してませんが、酉年にちなんだデザインの年賀状の他にクリスマスカードやグリーティングカード、結婚式の案内状などが載っているはず。表紙はこれです。↓
  

  

 

気温は冬

2004.10.15

  ちょっと風邪気味につき、大事をとって日記の更新は夕べパスして寝ました。すみませ〜〜〜ん。

  寒い!!なんか喉が痛いような気がしていたのが、プロポリスの喉スプレーをシュッシュッってやったけど、だんだん痛さが増した来た。(>_<) 

  寒い!!! 今日は10度前後ですよん。日中最高気温が...。痩せガマンもここまでだな、と夕方レッスンから戻って、ついに暖房を入れた庵主。ほ〜〜〜〜ッ。以前と違って、しょっちゅう家にいてじっと仕事してるんだから、我慢大会する必要はぬァいのだ〜〜〜。それで喉痛くなっちゃァ、ホント、ばかばかしい。反省。

  寒い!!!!誰しもが、これでこのまま冬に突入だ〜〜〜と覚悟を固めております。今年の冬はど〜なるかなァ?暗い、寒い冬。(>_<)来週いっぱいで夏時間も終わるしな。さびすィ〜〜〜。

 

フランスでのニュースあれこれ

2004.10.14

   今日も1日ラジオ聞きながら仕事。で、今日のフランスのニュースから。

   トルコはヨーロッパか否か。フランスでもめてます。政府の代表意見としては×の傾向が大。12月にブリュッセルで開かれる会議で大統領が最終的にフランスの意見を発表することになっているらしいですが、どうなりますか。

   反対の理由としては、欧州に加盟するということは、プラスをもたらさなければならない。今の段階では人権問題などで改良すべき点が多く、ここ数年でそれが完璧に改善されるとは思えないというところらしい。他に、アルメニアに対しての処置だの(これは過去に遡ることですが)、女性の地位だの(人権問題に含まれてます)、そう簡単には行かない様子。

   2,3日前に、飛行機を盗んで夜中にパリ近郊上空を飛び回った男が御用に。なんでも酔っ払ってた上の行為だとか。いい気持ちで空を飛んでいる際に、空軍に見つかって追いかけられ、パリの空港に降り立って、その後は足で逃げ続け、今日御用になったとかです。車盗んで云々より、なんか豪勢だけど、後で走って逃げるっつうのはなァ。笑

   カンボジアのシアヌーク殿下が60年保ってきた座を退き、その息子のノロドン・シアモニ(肩書きがわからん。皇太子?王子?)が国王になった。この人、舞踏家で振付け師で映画人という肩書きを持ち、今まで全く政治にはタッチしていなかったらしい。51歳、独身(!!!)です。独身のプリンスがまだ存在していたとは〜〜〜。(笑)シアヌーク殿下には何人か子供がいたらしいですが、現在存命なのはこの人だけとか。そしてこの方、独身で子供もないそうで、この後、どうなるんでしょうか。

   これから補佐役に守られて国を取りまとめるのでしょうが、なんか一抹の不安を感じている庵主です。

   殿下のご尊顔、拝借しちゃいました。。。

 

秋雨にすっぽり濡れて米を買う...色気ないな〜。(^^ゞ

2004.10.13

   昨日も一昨日も家でずっと仕事していて、今日もそうでした。夕方遅くになって、これじゃ、3日間缶詰で一歩も外に出ないっていうのはイカン!ということで、なんとか外出。ちょっと降っていた雨が上がったのを確認して出かけたのに、歩き始めてすぐにまた降り出した。ありゃりゃ。ま、すぐ止むざんしょ、とたかをくくった庵主。どんどん雨脚強くなる。うっへ〜〜〜。やっと外に出てコレかよ〜〜〜。もう薄暗くなってるし寒いじゃありませんか。ついてないなァ。

   しかし、一端出てしまったからには、と、第一商場へ。何も買い物しなくてもよかったんだけど、ま、ここまで来ちゃったし、と青梗菜とお米と韓国の味付け海苔を買って帰ってきました。

   お米って、フランスは普通はインディカ米の長いパサパサしたお米で、和食には向かない。南仏のカマルグ米やイタリアのお米に丸いのがありますが、ゴミが多い。中国も広東だの香港だのや東南アジアはインディカ系。チャーハンには最適なあれ。中国でも北京など北の方はジャポニカ米のような丸いお米ですが、これらのお米はすべて、冷めるとまずい。中国人は冷たいご飯食べないのよね。

   で、以前はカリフォルニアの日系人が作っているカリフォルニア米を高いお金だしてたまに買ってました。今でも高い。(>_<) そして、15〜20年ぐらい前からかなぁ?イタリアやスペインで日本米と掛け合わせて、お米を作るようになったのです。イタリア米とこしひかりで「イタひかり」なんていうのもあったのだ。「みのり」というのもありますね。だけど、やっぱり高いのです。ここ数年は、この「日の出」。おすしに美味しいといううたい文句なんですが、ということは冷めてもいただけるっつうことなんですがね。ま、値段等考慮して、他のよりましかという感じ。これ、中華街で売っております。称賛日本米、新中型穀粒多様米デシ。最近は、怪しいお寿司屋さん増えたので、需要が増えたんでしょう。お値段はリーズナブルだし、文句を言ったらきりないので、庵主は和食にはこれを食べてます。

  しかし、お米というのは、余所から持ってきても、2,3年するとその土地の味になってしまうらしい。だから、この「日の出」もだんだん味も質も落ちてきました。仕方ないですね。これ、イタリアで作ってるのかなぁ? 
  よく見てください。日本語で「日の出」って書いてあるけど、ローマ字記述は「SHINODE」。爆〜〜〜。どこの誰が作ってるのかしらないけど、「しので」だってぇ、江戸っ子かよ〜〜〜。なんか憎めない冗談のようなパッケージです。

  で、値段ですが、これは1kg入りで1,95ユーロだから¥260前後ですね。10kgで買うとぐんとお安いんですが、うちはエレベーターないので、ちと苦しい。お米運び君でも調達せんとな...(爆)

 

たかが26文字されど26文字の仏蘭西人

2004.10.12

  前にも書いたけれど、フランスって実は文盲率高いのです。来年度の教育制度改革のポイントになっているらしい。ラジオで盛んに話題になってました。たった26文字しかないのにね〜〜〜。どう考えたって教え方悪いんとちゃうか?こちとら、何千字も学校で習って、読み方なんかその数倍あって、普段は学校で習う以上使ったり読んだりしてるんだぜ〜〜。日本なんか字だけでも3種類あって、さらにアルファベットも。
  

   以前から気になってたのですが、日本人特有の技なのか、単にフランス人がアホなのか不明なんだけど、こんな現象が。

*フランス人は字が反転していると読めない。
  
  救急車とかPOLICEとか車体に大きく書いてあるのは万国共通。ところが、フランスの場合、車体前方の字が反転してるんです。読めないんじゃないの?ちょっとお待ちを。これ、例えば緊急事態でこういった車がピーポー走っているとする。前方を走っている車はどかなきゃならない。バックミラーを見る。すると...。ちゃんとPOLICEとか反転が鏡に映って普通に見えるようになってるんですよ〜〜〜。

  昔、学生時代に講義の後にカフェで友だちとノートのチェックをしてた時、フランス人は逆からのぞいて読んだり写したりできない。それをやって、庵主はクラスメイトに宇宙人だと思われてました。(爆)

  本の背表紙を読むときも必ずみんな首を傾けてます。本屋さん行くと面白いですよ。(爆)


*いろんな字が混じっているとフランス語が書いてあっても読めない。

  例えば日本語と横文字が一緒になっていたとする。もうフランス人ダメなんです。なんかのチラシとか解説がとくにローマ字じゃない言語とバイリンガルだと、完璧にお手あげなのだ。よく判らない文字にばかり目がいってしまって、フランス語が書いてあっても見えないらしい。

  日本人だったら、まづ、日本語に目がいって、知らないもんは無視すると思うんだけどなぁ〜〜。そういえば....この間、東京でカラオケに行って、少ないながらもフランス語の歌を歌ったけど、フランス語にカタカナのふりがながふってあって、フランス語を読んでいるつもりが、いつの間にかルビに目がいってて邪魔で困ったのだ。(爆)(それも殆ど間違ってるんだもん。)でもね、街歩いてると、看板なんかは横文字が先に目に入ってきましたね。日本語の看板を見慣れていないせいかな。
  でもでもでも、ここの中華街だと中国語に目がいってて、フランス語の店名ちっとも見てなくて、人に説明できないことがよくあります。例えば、よく買い物する第一商場。EXO STOREって名前があるんだけど、ながいことコレが覚えられなくて。ま、第一商場なら日本人には日本語読みして「ダイイチショウジョウ」で通じるけど、フランス人にはそうはいかないもんね〜。

 庵主の脳はだんだん可笑しくなって来てます。爆 

 こんなもんも100年以上前に作れる人種なのにィ...  

 

スーパーマン、クリプトン星に帰る

2004.10.11

   今日はスーパーマンがクリプトン星に帰っちゃったと、朝からずっとこのニュース。世界の一大事なのだ。

   78年の劇場版スーパーマンの主演を演じたクリストファー・リーヴが亡くなった。多くの方がご存知かと思いますが、10年位前に落馬事故から脊髄障害になり、首から下が完全に麻痺してしまったのですよね。スーパーマンとして世界中に知られ、映画もシリーズ化されて絶頂だったところの事故。しかし、彼の精神力はすごいと思います。再起不能といわれていたのにも関わらず、手足の指が少し自分で動かせるようにまでなったとか。車椅子にいろんな機械をつけた姿でいくつか映画にも出演し、ヒッチコックの「裏窓」のリメイクのTV映画には、庵主はぶったまげました。もちろん、障害者のためのさまざまな運動にも力を注いで、財団も設立して、脊髄障害の治療研究にも協力を惜しまなかったとか。

   日本でもやっていると思うけど、スモールビルという、スーパーマンが高校生の話。そのシリーズにスーパーマンの謎を知っている科学者役で出てるんですよね。春ごろだったかな、めずらしくスモールビルを見ていたら、クリストファー・リーブが出ていて、ありゃ〜〜〜、ちゃいまんがな、あんたがスーパーマンじゃア〜リマセンカ(笑)って、思わず口をついて出てしまいました。

   50歳までに自分の足で再び歩く!と宣言したが残念ながら叶わず。今頃はクリプトン星で思う存分歩き回っているといいなァ。そういえば、お父さんも(マーロン・ブランド)もひと足先に星で待っているのだった。 
   
こんなもの売っているのォ。(笑)スーパーマンのコスチューム、\11,025(税込み)だってぇ。

 

雲隠れにし夜半の月かな

2004.10.10

   今日は体育の日...だったのだが、祭日としては明日なんですね。日本の皆さんは普通はお休みなんだな。

   夕べの興奮冷めやらず、今日は月に一度のシャンゼリゼ詣で俳句会。メトロを降りると相変わらずのルイ・ヴィトンの巨大バッグ、鎮座しております。

   俳句会は新会員も増えて添削や説明でちかれたび〜〜〜。そして、引き続いて会員3名の還暦、古希、喜寿のお祝いを兼ねての夕食会でした。めでたいことはいいことだ!庵主はせっかくのお祝いなのでシャンペンを提供。アペリティフのつまみを用意してきた人、デザートの人、ワイン等の飲み物など適宜分担して、お食事はある日本レストランに仕出弁当を頼みました。和やかな雰囲気でいい感じ。

   実は夕べ劇場で古希の方にお目にかかっていたので、さっそく海老様のことが話題に。やっぱりまだまだでこれからっていう雰囲気。だけども、姿はいいのよね〜〜〜。「鳥辺山」でのいざ心中せんと手をつなぐところなんざ、ぞくっときちゃったもんね〜〜〜。(セリフないから。笑)ということに相成りました。

   そして例の「モスラ」。(爆)庵主はもうあまりの可笑しさに笑をこらえるので必死であったため、見逃していたことが。ぬァんと、ご丁寧にも着物を肩上げしてあったそうな。ひぇ〜〜〜〜。なにもそこまでやらずとも。爆!!!


   写真は、劇場で貰ったパンフより、そのぞくっとさせられたシーン。このちょいと前にですね、月が隠れて闇になり、手をまさぐって握り合うのですよ。ったくゥ...。

   え〜一説によるとォ、実生活では何でもしゃべる辰之助(現・松緑)、すぐばれる新之助(笑)、目立たない菊之助、ということだったらしいですが、本当は菊之助が一番遊び人というか、すごいらしい。なんか、こう、二人ともお若いのにしっかり勉強している感じで、なんとも頼もしいことでありんす。(笑)

 

ひとつ睨んでご覧にいれませう

2004.10.09


「十一代目海老蔵襲名巴里公演」に行ってまいりました〜。\(^o^)/巴里はトロカデロにあるシャイヨ劇場です。河挟んでエッフェル塔の真向かい。

   今日は一般の初日です。朝からすごい雨で、着物はあきらめた庵主。夕方には止んだものの、また降ると面倒だなァ、と中振袖の羽織(ハワイの古物市のお土産に貰ったのだ)を上着に羽織って済ませました。(^^ゞ 昨今、こういうカッコはちっともめずらしくないからね〜。でも、劇場に着いたら、日本から来た人たちも含めて、お召し物のご婦人方が結構いらっしゃいました。あ、やっぱり、おべべにすりゃ良かったかなァなんて思ったり、中には靴にモダンな着物というスタイルの人もいて、はは〜ん、こういう風だとリフォームしてラクだな、なんて思ったりした庵主でした。(笑)ま、庵主自身も含めて、フランス人たちにはジロジロ見られてはおりました。悪い気はしないのだ。(笑)

   こういう所に来ると、会いたい会いたくないに関わらず、必ず知るべに遭遇するのだ。案の定、劇場についてすぐに肩は叩かれるは、声はかけられるは、席につけばすぐ近くに友だちは居るは。仕方にゃいな〜〜。10年だ15年ぶりだなんて人も中にはいるし。(^^ゞ  

   さて、本日の演目は残念ながら成田屋さんの歌舞伎十八番じゃないのだ。ま、舞台などのいろんな都合でしょう。まづ「鳥辺山心中(とりべやましんじゅう)」で海老蔵と菊之助。菊之助、キレイ。若手女形、いいぞッ!。お父さんにも似てるけど、お姉さんのしのぶさんにもよく似ているのだ。そこに持ってくると、主役の海老さまね、お父さんみたいに声質はひどくないですが、細かな台詞回しがイカンな〜〜〜。太くて大きな声はきれいによく通るんだけど、そうじゃないと...。大河ドラマじゃないんだぜ、ニイサン。(笑)

   二つ目は「口上(こうじょう)」。本来はご一門勢ぞろいなんですが、そうは行くまいて、今回来ている主な5名でご本人と団十郎、菊之助、片岡市蔵、市川右之助。各々、出だしはフランス語、みんな必死になって覚えたんだろうな〜〜。もちろん観客に向かっては字幕付ですけどね、でも、さすがにハキハキとした物言いで感心。なかでも菊之助は(暁○出身かな?お祖父さんはそうだったけど)、すらすらと上手だった。発音も区切り方も、ありゃフランス語勉強したことある感じ。(^_^)v そして襲名の口上でのお決まりの「にらみ」。団十郎が、これを見ると一年間無病息災との説明、フランス人にかなり受けてました。「にらみ」もなぁ、お父さんが海老蔵襲名した時の方が良かったぜィ。

   三つ目は「鏡獅子(かがみじし)」。これがおかしかった〜。これは御殿女中の弥生に獅子の霊が乗り移って舞うという踊り中心の出し物ですが、獅子には胡蝶(こちょう)が付き物。二人でてくるのですが、本来は小学生なんかの子供がやるんです。その可愛いはずの胡蝶が。。。。大人がやりまして。。。。モスラか、こりゃ。(爆)一歩間違うと、温泉町のゲイバーの余興みたいです。(そんなもんあるか?爆) 笑いが止まらなくって困った庵主。ぶぶぶぶ〜〜〜。

   で、最後にカーテンコールですが、お獅子とモスラ(爆)以外はみなさん、もう化粧落として着替えちゃってるだろうから、この3人と長唄連中だけで何度も何度も。これもなんか間が抜けてておかしいのだ。しまいに、海老様が自分で幕引いてました〜。これはご愛嬌で受けてた。
  
   いつも巴里で歌舞伎公演観て思うんですが、海外公演だと、○×屋〜!!とか声かける人がいない。今回は松竹さんが連れてくるかと期待してましたが、さにあらず。(>_<)「鳥辺山」でうッと思った庵主。ここってとこで一瞬間があいちゃうのだ。でも最後に女性が「成田屋!」ってかけたのですよ〜〜。いつもはかけてない人の口調。おおおお。じゃ、次はやっちゃおうかな〜〜と。で、幕間に友だちとその話をして、庵主が「にらみ」の時に絶対かける!と張り切ったのですが....拍手喝采で間が持てたからかける必要なかった。「鏡獅子」でも同様で、かけずとも何とかなってしまった。と、いうことで、一度でいいからやってみたいことの「ひとつ」は、また果たされないままでございました〜〜。(爆) 

   思えば遠きことながら、今を去ること30数年前ですかね、今の団十郎が海老蔵襲名したの。庵主はテレビで観ましたが、姉は歌舞伎座に観に行って、テレビ放映はテープに録音(リール式でんがな。それに録画じゃなくて録音デシ)して、勧進帳だの助六だのずゥ〜〜っと聞きながら宿題だのお勉強だのしたの思い出しました。さわりのセリフ書き出して覚えたりとかして。
今日の団十郎、元気そうで何よりです。変な声でも聞けば懐かしい。(笑)

   そして本日の収穫。生「緋牡丹お竜」を拝謁。地味だけどなんかすってきなお着物で、お化粧も控えめな(もとがいいんですね。はい)、思ったより小柄で顔が小さかった。って、これが今日の収穫ゥ??うんにゃァ、今日のところはお竜姐さん、菊之助母子に軍配だにゃ〜〜〜。←そりゃァないぜェ、ぴー姐さん。(←おいおい、自分でそんなこと言って〜〜爆)
  

 

ハイクもハヤシもあるでよ。

2004.10.08

ありゃりゃ、こんな時間。ただ今午前2時を回っていますゥ。(>_<)

   なぜならば、今度の日曜の俳句会の添削やってたのだ。明日は他の予定があってとてもできそうにないので、今日中にやってしまおうという魂胆でした。ふ〜〜〜。
   第二日曜は月に一度のシャンゼリゼ参り。(日本人会でェす)なぜか庵主は古参だというだけで何か勘違いされていて、指導者のいない句会で頼られちゃっています。リンダ困っちゃうゥ(爆)なのだ。長くやってれば上手いってもんじゃないしねェ。(なんでもそうですが。。。)一応、旧仮名遣いで文語体が基本なので、そういうのも厳しくチェックしないといけない。困ったにゃ〜〜〜。文法は不得意じゃ〜〜〜。そういっても誰も信じてくれないし、いい加減なこと言うと鵜呑みにされちゃうし、胃が痛くなりそうだ。今月は投句を集計した人が前もって選句表というのを送ってくれたので、こうやって準備できるけど、普段はその場でだから結構辛いものがあります。今回は53句あって、うち5句は庵主。残りすべてに目を通して、誤字脱字、日本語や文法のチェック、季語のチェック、あくまでも凡例としての添削(じゃあ、どう作り変えたらいいんですかってなるものだから)、でも、庵主が添削するとその時点から庵主の句になってしまうのですよね。だから今日はいったい何句作ったんだ?ぐったりよ〜〜〜。

   でも、その前にちゃんとパワー付けました。\(^o^)/

   夕方買い物に出かけて、予定通り「ハヤシ」を作ったのだ〜〜〜。(^_^)v 中華街にルーは買いに行かずにやりました。
   玉ねぎとにんにくをキツネ色になるまで炒めて、小麦粉加えて適宜焦がしたらトマトやワインにブイヨン等調味料加えて、きのこ(今日は舞茸とマッシュルーム)、軽く炒めておいたお肉を加えてじっくり煮込むだけ。ワイン入れて、ちょっと気取った味になっちゃったけど、出来上がりは自分では満足しているのだ。こだわりのグリンピースも入れてしまった〜。爆

 

どこまでが欧羅巴?

2004.10.07

   寒いですね〜。朝晩は10度切ってます。今日はお天気はまあまあだったけど、日中でも17度前後とか。秋は着実に色を濃くしています。

   ちょっとこのところ話題になっているのが、「土耳古の欧州加盟」。土耳古?...トルコですゥ。\(^o^)/

   一応、政治・経済面でトルコの加盟はヨーロッパに利益をもたらす、ということで欧州加盟国に対してEU内閣から加盟交渉が始まったらしい。しかし、基準条件がかなり厳しいとか。特に人権面や報道・宗教面での問題のクリアはネックかも。トルコ側は、そこまで細かくしなくてもォという態度だったけど、ま、とりあえずは第一関門突破といったところ。交渉設立にはなんだかんだと10年以上かかるらしい。

   現在、トルコの人口はおよそ7100万人、うち1500万人がクルド民族。国民の99%がイスラム教徒、残りがユダヤ人という構成。トルコが加盟することになると、ヨーロッパの総人口はいよいよ5億人をの壁を越えることに。

   う〜ん、どこまでがヨーロッパってねェ。難しいところです。

   そのヨーロッパの中心巴里にある、どこだか訳の判らない場所に住んでいる庵主はただのガイジンさんであります。爆

 

ここで買い物してまァす。

2004.10.06


   夜は冷え込むな〜〜。こうしてPCに向かっていたり、昼間でも、じっと字を書いていると、指先がかじかんだり、足もとが冷えてきたり...。

   でも、今日は久しぶりに良いお天気で、午後、お使いに。よく買い物をする「第一商場」という、日本食も結構おいている中華のスーパーです。もう一軒、「第一大商場」(通称Big)という支店もよく利用するけど、本店はお肉のコーナーで豚や牛肉を日本のように薄切りにしてくれます。全体的にちょっとだけ品揃え違うのだ。だから目的によって使い分けてます。

   お店の人たちはちょっとは北京語ができるみたいだけど、ラオスとかタイ系の華僑のよう。表の看板もいろんな言葉。たいがいレストランでもお店でもみんなこうですが。

   平日の午後なんてそんな混んでないのに、レジ付近で中国人のおじいちゃんが「すごい人だな〜」って中国語の大きな声で叫んでいたのだ。ええ?なんかあったんか?とう感じで声の方を見たら、なんてこたない。レジ3つとも先客でちょっと埋まっていただけじゃないのォ〜〜。オーバーだな、じいさん!爆 他の人もみんなそう思ってたみたい。庵主と目が合ったほかのお客さんも笑ってました〜〜。

   某オフ会でおししそうなハヤシライスをみんなが食べたという情報をキャッチして、ハヤシ食べたい!と思ったのですが、今日はハヤシの素がなくて断念。自分ではじめから作るなんて、と思ったけど、やっぱりそうしようかなぁ?

   南利明の「ハヤシもあるでよ!」が流行っていた頃、家庭科で調理実習があり、先生に何を作りたいか尋ねられたので、みんなで一斉に「ハヤシ!!」。(爆)満場一致でしたね〜。「ハヤシもあるでよ!」は当時出始めたレトルト食品だったんだけど、自分達でちゃんと作っちゃおうという考えだったのかどうか...。ま、そのお陰で、きちんと作れるようにはなったし、ルーが入手できなかった頃は自分でやってたんですがね〜。近頃はすっかり手抜きじゃ。 (^^ゞ 頑張ってみよ〜かなぁ。(作ったら報告しまァす。笑)
    

 

暗号のような読める人だけの字

2004.10.05

  なぜか、今朝は7時前に眼がばち〜〜〜っと開いてしまった庵主。夕べは本を読んで消灯は2時近かったはずなのに。。。ひょっとして時差ぼけぶり返しですか...。

  夕べ、かなり時間が遅くなってから、先日購入したノエル・ペリの本と百人一首と謡と照らし合わせて、いい感じの文章を選び出すなどという作業をしたんだった。夜遅くにやるようなことじゃないなぁ〜。笑 その後、お風呂に入ってから寝しなに別の本を読んだりして。とほほほ。

   今日はレッスン無いのでたっぷり時間がある上に、外は曇から雨。午前中、事務仕事をちゃちゃっと片付けて、後はじっと、1日字を書いておりました。夕べ遅くに選び出した文章をいろんな書体で書いてみて、字面を見たわけです。どんなにいい内容でも、文字が上下に伸びない文字ばかりだと、ち〜っとも面白くなくて、のっぺりしちゃうのです。例えば、summerなどのような背の小さい文字ばかり並んじゃったり、文中の大部分がこのような文字の場合。それでも、この文章で作品を!!!って思ったら、いろいろレイアウトも考えたりと、先は長〜い。
  
   今日はとりあえずメロヴィンガ王朝(8世紀ごろ)の頃に使われていた書体で。この書体は字と字が連結して、判じ物のようなことになり、それを解読するのも、考えて書くのも楽しい。(笑)なんて、そっちに時間をいっぱい取られてしまいました〜〜。(^^ゞ 昔は読み書きできる人はほんの一握り。そんな人たちが自分達さえ読めれば良かったのだ。(笑) 
   どんな字かって、お見せできるような作品もないんですが...じゃ、判じ物をひとつ。読めますかァ〜〜?!爆

 

英雄海を渡るの巻

2004.10.04


   チンギス・ハンの霊廟を発見!というネットのニュースを見て、ほォ〜〜〜。(笑) 

   夕べ、蟹食い合戦をしながらも、しゃぶしゃぶの話になって、北京で食べたモンゴル鍋と似たような感じで、薄切りのお肉(モンゴルは羊だけど)をしゃぶしゃぶっとやるのだと説明したのでした。リヤンとテント張りのモンゴル鍋屋さんに行って、寒い中、美味しく食べたことを思いだしたりして。なんでも、北京ダレという特別な付け汁があり、それがないとモンゴル鍋じゃない!とかで、一時期、パリの中華街でそれがある鍋屋を見つけて歓喜したこともありました。久しく食べてないな〜〜。(写真は押さえつけられて、ごしごしやられている蟹・いひひひ〜〜)

   で、今日は霊廟発見。美術史の勉強をしていた時に、中国の元代を扱ったときは、蒙古文化も結構やりましたが、そうかそうかァ。とかいっても、殆ど忘れちゃったな〜〜。(^^ゞ

   そこで、すかさず頭に浮かぶのは「義経伝説」。(爆)これは近世以降に語られるようになったらしいですが、頼朝に追われた義経は、衣川で討ち死にしておらず、そのまま北上して海を渡ってシベリアからモンゴルに逃げ延び、ジンギス・カン(チンギス・ハン)としてモンゴル帝国を築いたという、アレです。なんか、こういう話って夢があって楽しい。お兄ちゃんの恨みを買った可愛そうな弟をなんとか助けたい!という涙の物語!(笑)
   これって全く根拠がないでたらめ、といってしまえばそれまァでよ、なんですが、それなりに理由がもっともらしく付いてるところが憎めないのだ。

*まづ、二人の生年がほぼ同じ、同時代ということ。
*次に、源義経を中国読みしたものがやがてテムジン(ジンギ ス・カンの幼名)だとか(結構苦しいぞ、これは)
*さらに、奥州での没年とモンゴルで兵を挙げた年がほぼ一緒、などなど〜〜。

  確か、鵯越(ひよどりごえ)で義経が見せた馬術の戦略と似たような戦の場面がジンギス・カンにもあるとかだったな。馬術に秀でていてモンゴルでも武将として受け入れられたッちゅうことなんでしょうかねェ〜? モンゴルじゃ海がないから、さすがのジンギス・カンも「八艘跳び」はしてませんね〜〜。(笑)
  さらに、逃げ延びたとされている八戸など津軽方面には、義経にまつわる伝説や遺跡なんかもあるとか。

  でもですね、この話が本当だったとしたら、孫のフビライがなんで日本を襲ったりするのじゃ?祖国を密かに手に入れようという膨大な戦略だったんでしょうか?モンゴル帝国恐ろし!

  な〜んて、こういう夢のあるお話は面白い!誰が最初に言い出したんでしょうねェ。

 

必殺!蟹食い合戦なのだ。

2004.10.03


  ここ2年、種々の事情から行われなかったリヤンとの「蟹食い合戦」がやっと実現致しました〜。(^_^)v

  台所の袋の中には、元気いっぱいの蟹さんたち。ブクブクいってます。これを一つづつ歯ブラシで洗うのだけど、敵も負けていないのだ。攻撃してきます。リヤンはさすが年季が入っていて手つきが違う! 手早くゴミを落として、湯気がもくもくの蒸なべに放り込むのです。いっひっひ〜〜〜。(笑)美味しいものには容赦はないのだ。必殺! カタカタ最期のあがきを見せる蟹さん達。10〜15分蒸して、その後やはり15分程そのまま置いて、風味が程よく行き渡ったところで、いざッ!! 殻はそんな硬くないので、庵主はほとんどバリバリッ!と全部食べてしまうのだ。中国の黒酢に生姜の刻んだのとお砂糖を少々入れたタレで頂きます。

  あああ、おいちかった〜〜。4〜5匹(杯ですね、蟹さんは)食べたかなぁ? 他に、青梗菜の炒めたのとクコの実入りのお粥といった、もう蟹を食べるための夕べでありました。(^_^)v
 

 

曇って冷え込んでる土曜日

2004.10.02


(またまたモンマルトルの葡萄畑。写真が小さかったからね。排気ガス満載という感じですよね〜。笑)


   家の中にいると冷え込んでいます。ひ〜んやり。(>_<) 名月なんかちっとも拝めないまんま、曇った毎日だしな〜。

その壱:

   風邪をひきそうで体調イマイチなのだ。だからぐずぐずと片付けも進まず。CDとDVDと整頓するのに一日がかり。やれやれ。もうひとつ収納ケースを買いに雑貨屋さんに行ったら、品切れ。ぶりぶりです。片付かないよ〜〜ん。と、雑貨屋のせいにしている庵主。(^^ゞ 雑貨屋といえば、今日、日本から戻ってきたばかりの友達から、ダイソーがパリに支店を出すとかいう情報をキャッチ。すでに開店準備に取り掛かっているそうな。¥100という訳には行かないけど、安くて2ユーロ、高くて5ユーロぐらいかな?と噂しておりました。この頃のレートは¥100が72セントぐらいの様子。さて、どうなりますか?

その弐:

   先日、日本から届いた友人の音楽CDがCCCDというので、つまりコピーコントロールCD。パソコンでダビングできないようになっているのだ。おまけに、PCだと再生できるのはパソコン用の圧縮ファイルです、となっていて、MACには対応しておらず、WINだってすべての機種が対応しているわけじゃないとか。で、庵主のはダメです。ついに普通のCDプレーヤーがお釈迦になってPCに頼っている状態だから、せっかく送ってもらってもこのCD聞けないのだァ。

その参:

   今晩から明朝8時まで、NUIT BLANCHE (ニュイ・ブランシュ)、直訳すると白夜だけど、転じて寝ないで一晩過ごすことをいうのですが、ま、そういう名前のイベントがパリ市内で開かれています。今年は3回目かな? いろんなところで一晩中何か無料で文化的なイベントをやっているわけですが...。もう、近頃そういった催しに参加したりするのダメ。笑 13区でも何かやっているらしく、なにやら音が聞こえます。


   明日は蟹合戦できるかなあ?体調整えないと。。。と思いつつも俳句ひねったりして夜更かし。これじゃ、いけませんな。

 

蟹合戦は延期なれど、当庵来訪者数が2万を突破!

2004.10.01


   (今日もモンマルトルの葡萄畑を〜。左端の緑の標識みたいなのがバス停、正面のピンク色の壁の小さな建物が有名なシャンソニエ「ラパン・アジル」)

   そうなんですよ。蟹、今日は売ってなかったって電話があり、日曜日に延期と相成りました。
  
   それと、気付いたらカウンターが裏でもって20000を突破しておりました。皆様のご愛顧、感謝いたします。

   小切手帳を取りにめづらしく銀行へ。そのついでに、これも久しぶりで巴里のジュンク堂書店へ。庵主が若かりし頃に仕事をしていた古巣です。昔と場所も変わって広くなり、本当の本屋さんみたい。(笑)日本の本は東京でいろいろ仕入れているので、今日はフランスで出版されている日本関係の本が目的。仏訳されてる「百人一首」もしくは「古今集」だのの関係の本を探していたのです。「能の花」シリーズの作品に加えようと資料物色中。百人一首の歌はいくつか謡の中に出てくるのです。藤原定家に関する本はあったのですが、なんかちょっと違ってて、それよりも俳句に関する本が山のようにある割には、和歌、短歌系が極端に少ない...。
  
   平台には今は歌舞伎関係がド〜〜〜んだし。(海老蔵襲名巴里公演が来週から始まります!!)
   
   「能」関係は、それでもやっぱり結構ありましたが、その殆どはすでに持っているもの。しかし!!今まで見たことない本があったのだ。誰が書いた?うん?ノエル・ペリだ。この人はフランス人宣教師で、明治末から大正にかけて日本に滞在していた東洋学者です。おおおおッ。これは1909年〜1920年に発表された、フランス極東学院という研究所の報告書の復刻版じゃ、あ〜りませんか!!この存在は知ってたけど、いざとなったら図書館へという面倒が省けた〜〜。つい先ごろ出版された様子。今まで利用していた翻訳に載っていなかった曲目で、庵主が切望していたものがいくつかあるぞォ。それもローマ字と仏訳が見開きで対になっている上に、細かくいろいろと注意書きもついていて、庵主、カンゲキ!!(笑)

    このノエル・ペリ(1865-1922)は宣教師として1888年に来日、その後、宣教師会とうまく行かなくなり独立して、1907年から極東学院の研究員になって、学者として多くの文献を後世に残した人です。特に「能」や仏像関係などの造詣は深く、その業績は20世紀にその道で活躍したフランス人の学者達にとって大きな礎石を築いたのです。

    ちょっと読んだ感じでは100年ぐらい前の美しい丁寧な文章。すっごく得した気分です。

    クリスマス関連ばっかりじゃ、なんか創作意欲沸かないもの。これでなんかワクワクしてきたァ。

 


build by phk-imgdiary Ver.1.11


 

 

 

Home