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2004年01月の鵞毛庵日記

風にもみくちゃの巻

2004.01.31

早すぎるな〜。時間が経つのが早すぎます。(~_~;)今日で一月おしまい。

  また、今日も気合のイマイチな一日を過ごしてしまった。ぐずぐずしているうちに、というか、メールやネットをチェックしているうちに、あっという間にお昼近くになってしまう。

  外はゴーゴー風が吹いていて、隙間風もひゅうひゅう。でも、今日はちょっとお使いに出ないとなぁ〜、と意を決して出かける。うわぁ〜〜〜ッ、すっご〜〜〜い風!!すでに中庭で前進歩行困難。髪の毛アップしてとめておいて良かったぁ。だって、そうじゃないと大変なことになるのだ。庵主は髪が長いので、髪の毛が四方八方に舞い上がって、強風に形相も変形してメドゥーサに変身してしまうのですよ。小さい頃に観た、まんが「猿飛佐助」にも、髪の長い、一見絶世の美女だけど、口が耳まで裂けてる妖術使いが出てきたけど、あれみたいかもしれない。とにかく、すごいことになるのだ〜。

  ま、今日はなんとか変身をまぬがれて中華街へ。おっとォ〜。横丁の道は中庭の風なんか比じゃないぞ〜〜〜。今度はイヤでも押されちゃって、飛ぶように前進。これで髪が舞い上がってたら、ホラー映画ですね、まったく。(笑)なんかモノもいっぱい飛んでくるし。除けるって言ったって、どこからいつ飛んでくるか判りゃしない。やれやれ。まづは第一大商場というお店に。レジで庵主の前に並んでいるのは良く見るとおまわりさんだ。背が高いので腰のあたりがちょうど庵主の目線の高さの範囲内で、先に目に付いたのは拳銃。「えッ?!」と目を上げたら、背中にPOLICEって書いてあった。ほッ。でも、これ、盗ろうと思えば盗れるんじゃないか?なんてジロジロ見ちゃった。皮のスナップの留が付いたホルダーに入っていて、ピストルには紐が付いててどこかにさらにくくり付けられている様子。これを鋏で切っちゃったら、案外簡単にやれるんじゃないか?大丈夫なのかな?まさかね〜。そんな訳ないよな〜。なんて自問自答しているうちに、あんまりジロジロ見ちゃいかんな、と今度は何買ってんのかな?(笑)ベトナムの春巻きネムがいっぱい入った袋、中国のお酒、中国のお菓子でした〜。ネムはフランスではすごくポピュラーなので、フランス人は大好き。なんかパーティーでもするのかな?しかし、待てよ、おい、勤務中じゃないのか?え?こういうのありィ?日本じゃダメですよねェ。

 あ、でも休憩時間中かな。それだったら、マクドなんかでお昼買ってるおまわりさんもいるしな。??酒買ってるぜ。(笑)
はてさて、庵主がレジを済ませて表に出たら、そのおまわりさんが仲間と一緒にくくりつけた自転車をはずしながら立ち話。昨今、増員された自転車でパトロールするオマワリサンでした〜。(ローラースケートっていうのもあります)2〜3人で組んでパトロールするのです。それにしても、やっぱりお酒類を買うのまずくないか?う〜ん。あ、お昼ごはんの時、ワインの一杯ぐらいはみんな飲むか。だから飲むなら乗るなができない国なのね。去年辺りから非常に飲酒運転が厳しくなりましたがね、一杯程度なら大丈夫です。

 帰りも風に飛ばされそうになりながら、リヤンにプレゼントしようと思っていた「招き猿」をまた購入。と、いうのは、前回買ったのはオレンジと青。リヤンの風水カラーじゃなかったのだ。彼女は土系なので良い色は黄色でした。オレンジは庵主。青は年女の姪っ子にちょうど良かった。今日のお店の人はちゃんと風水判ってた感じ。

 

何をやってものんべんだらりんの巻

2004.01.30

  最近、ちょっと洗濯機の調子が悪い。今、壊れないでよね〜〜、物入りは困るんだからぁとナデナデ。そのお陰か、なんとなく頑張ってくれてます。ほッ。ということで、洗濯をし、四角い部屋にまあるく掃除機をかけたりして一日をスタート。

  なんかパワーいまいちモードなので、何をやっても気合が足らず、軌道に乗る頃には一日が終ろうとしているこの頃。いかんなぁ〜と思いつつも、こんな時は無理しても仕方ないか、と良いように考えて、益々のんべんだらりん気味です。かと言って、ゴロゴロしてるわけじゃないのだ。何かやってるのだけど、能率悪いんですね。

  で、今日は、俳句をやろうとしたけど、まづ選句表を整理して、昨年度のまとめの句集準備に備えただけでおしまい。お昼ごはんはお稲荷さんを作って食べる。こういうことは積極的にマメにやったりするのだ。
  ちょっとパワーが付いた感じになって、カリグラフィーのレッスン用に、字を書くのと同じペンを使ってのイラストを考案。お花とかブドウとかいったものから、誕生日カード用のケーキやクラッカーとか、シャンペングラス、エッフェル塔なんかも。誕生日カードが男の子向けだったら、お花じゃないほうがいいという意見から、簡単なイラストをいくつか次回までに用意することになったのです。明日も続けてイラスト集を完成させる予定。

  ああ、もう月末ですね〜。早いな〜〜。

  さてさて、殿方の読者には特にお待たせ致しました!!皆様のご希望に叶うようにと写真を送ってくださいましたよ〜〜。御代は見てのお帰りィ。(笑)いつぞやのランジェリーの写真、ゆっくりとご覧くださいませ〜〜〜。 
庵主が男だったら、これで結構パワーアップできたかも...(^^ゞ

 

「泣けました、おっかさん」の巻

2004.01.29

  夕べというか朝方の雪は相当なものだったらしい。らしいということは、庵主はその形跡を目にしていないのである。夕べはかなり遅くまで起きてたのだけど、外は暗くて雪だか雨だか判らなかったのだ。今朝(というのはおこがましいが)、巴里はお日様が当たっていて晴れてました。中庭にも屋根にも濡れてるけど雪がない。でも、ニュースではドゴール空港が大変だったこと、大型トラックの通行を規制したことなど盛んに言っていた。
  午後、買い物に出たらほんのり歩道の隅には雪の残骸があったので、やっぱり結構降ったんだと確認。公園に寄ってみようと思ったら「悪天候で閉園」。芝の上はやはりうっすら一面の雪でした。

  夕方、猪やっこさんが送ってくれた「中山晋平童謡集」のカセットを聞きながら事務仕事。このカセットは春光くん(うちではBBSにはあんまり登場しないけど、ネットで知り合って、オフ会でも会ったうら若き青年なのだ)のご推薦のむかぁ〜〜〜しの童謡歌手のものです。平井英子とか佐藤千夜子とか。きっと殆どの人が知らないと思う。昭和初期のレトロな音源です。てるてる坊主とかシャボン玉とか、黄金虫とかいったたぐいの誰でも歌ったことがある童謡。案外2番や3番の歌詞を知らなかったり忘れていたり。それから庵主の時代では古臭いか世の中の事情でさすがに歌われることがなかったような内容の歌なんかもあります。「チューリップの兵隊さん」の歌はそういえばあったな、と思い出したけど。どの歌も古い日本語だけど、うつくしい日本語。

  自然に口ずさんでしまう歌の中にあった「アメフリ」。
♪雨雨触れ降れ かあさんが、蛇の目でお迎えうれしいな〜♪
小さい頃、ピッチピッチ、ちゃっぷちゃっぷ、ランランランッって長靴で水溜りに飛び込んだ経験のある「もと良い子」(笑)が読者の中にいると思いますが、庵主にはこの歌で鮮明に残っている記憶がありました。
  それは多分幼稚園の頃、まさにお迎えに母が来ての帰り道、この歌を歌いながら帰ったのですが、母が一緒だから、まさかぴっちぴっちはしなかったけど、代わりに「蛇の目」についていろいろと教えてもらったのでした。まづ、「蛇の目」はヘビの目と書くこと、それをモチーフにした日本の昔からのデザインであること。歌詞の中の「蛇の目」は昔の蛇の目傘のこと。チャンバラはよく見ていたからすぐ判った。お次はちょうちょの蛇の目。あの頃はすごくいっぱい飛んでたので、これもすぐに判った。そして「ジャノメミシン」。これも「蛇の目」なのだと判明。うちにあったミシンはジャノメだったから、帰って早速確認したと思う...

  と、この日のことを思い出し、急になぜか声がつまり、感極まって涙ぐんでしまった庵主でありました〜。(T_T) 

  父は平井英子とほぼ同世代だし、母も絶対これらの歌を聴いていたであろうし、庵主に歌って聞かせてくれたもとなのだと思うと、またまた不思議な時間と空間の流れを感じてしまいました。

およそから借りてしまった写真ですが、平井英子ちゃまのお写真です。
  

 

向こう三軒両隣 すっきり仲良くしたいもの

2004.01.28

  なんか寒いです。予報によると今夜半も雪だとか。明日の朝目覚めると、辺りが真っ白なんていうことなんだろ〜か?ぬぬ?雷みたい。

  前にも話したように、フランスは今年は中国文化年。それで中国のお偉いさんたちが来仏。先日のシャンゼリゼの春節パレードでも反対派がブーイングだったけれど、お次はお決まりのごとく台湾サイドからフランス政府にブーイング。国交問題はいつまでたってもすっきりすることがない。文化年とかいっっても政治色甚だしいのは常のごとくです。夕べはTVで北朝鮮のドキュメントをやっていたのだけど、中国も朝鮮も分裂したまま近づいては離れの状態。

  パリにはそういった人たちが、みな肩を並べて生活しているわけですが、大陸の中国人と台湾人はなんとなく警戒しあっていて、微妙な雰囲気を感じる時も。庵主はどちらも親しい人たちがいるので、そんな場面に遭遇するとしっかり観察することにしてます。(笑) 「彼女は台湾人にしちゃ、すごくいい感じじゃない」とか「あの人、大陸の人なのに好感が持てる」とか、後からそれぞれ報告を受けることもあるのです。もしかして、双方は双方で、寄り集まった時に、庵主のことを日本人のくせにいい人よね〜、とか言ってたりして....っつうこたぁ、...あるかもな。(~_~;)

  もっとも厳しいのは朝鮮バージョン。まだパリに来たばかりの頃、だからかなり昔の話ですが、大学の教室での実話。外国人のためのフランス語のクラスだったので、いろんな国の人がいるのは当然。南と北の人が鉢合わせしちゃって、北の人は次の時間から来なくなりました。まさかそんなのパリで目のあたりにすると思わなかった。
  最近は韓国料理屋さんが増えて、年配の経営者は殆ど日本語が少しはできたり、日本に住んでいたり。あの朱さん(あ、名前覚えたぞォ!例の焼肉屋のオヤジ)も「ワタシ、国民学校一年生でした」というぐらいで。この朱さんはもともとは北出身。そういう人、結構いるようです。さんざん飲まされていい気持ちになって話してた時にこのオヤジが言った、

 「ここはパリ。北も南も朝鮮も日本もないよ。みんな同胞よ。さ、どんどん飲みな、一緒に飲もう!」

そうだ、そうだ、飲もうぜ〜〜ッ!!という気になるものですよ。でもね、こういう人たちが、ワタシはもとは北の出身という時、なんとなく寂しそうな感じがまなざしの奥に見えるような気がする庵主。そしてリヤンに言われたことがある「あなたには最終的には帰れる国がいつでもある」という言葉と重なって、ちょっと複雑な気分です。

 日本は狂牛病だ鶏インフルエンザだなんだといったって、とにかく今は「平和」な国なのですよ、みなさん!

 朱オヤジのところ、最近ご無沙汰だわ。誰か誘って行こうかな...

 

お悩み相談室の朝

2004.01.27

  夕べ寝たのは2時過ぎぐらいだったかな?ヴァンサン(熊本の人)は近所らしく、じゃ、ゆっくり寝てね〜なんて雪の中自転車で帰ってゆきました。

  子供達は朝7時起き。お母さんは子供達を起こすと、「私たちは8時まで寝てるからね〜」とまたベッドにもぐりこむ。勝手に朝ごはん食べたりシャワー浴びたり、子供達はしっかりしてます。食べ終わった後もそれなりに片付けてました。感心、感心。息子のインディアナは「目覚めてるゥ?行ってくるね〜バイバイ」っと庵主にもちゃんと声をかけて学校に出発。きゃわいいなぁ。娘のルルゥは8時ちょっと前にBFらしいケビンという子からモーニングコール。おお、おぬし、やるのォ〜っていう感じ。12歳ですよォ。間もなくいそいそと出かけて行きました。若いっていいですね〜。\(^o^)/

  しばらくしてオバちゃんたちは起き上がり、お茶飲んだりしながら夕べの続きでぺちゃくちゃ。そして彼女が言うには、今、いろんなことがあって悩みも問題もいっぱいだと言う。はは〜ん。こういう時はお話聞いてあげないと。
  
  「邪魔くさくない?」
  「そんなことないわよォ、しゃべりたければしゃべればぁ?話すとなんか整理できるしィ」

  そして、い〜〜〜〜っぱいいろんな話。残念ながら庵主は午後は俳句会だったので、途中で切り上げて今日はひとまずおしまい。でも、しゃべったり、聞いてもらったりして、アイディアも浮かんだし、ちょっとは気分が軽くなったと言ってくれて嬉しかったぁ。私はお昼ご飯もろくに食べず、うちに一旦戻ったけど慌しく俳句会へ突進。ちょっとお疲れ。ま、いいか。ちょっとでもお役に立てれば。

 

アンケートの賜物

2004.01.26

  ふっと窓の外を見たら雪。天気予報によると、フランス北半分は1日雪かみぞれとのこと。よよよッ。今日は郊外に行くのにやだな〜。なんて思っているうちにみぞれに変わり、やがてちょっとだけ晴れ間。例のアンケートの件でナタリーのうちに行くことになってました。パリの中心から郊外線で西に約20分ぐらいのところです。駅に着いたら電話して彼女に迎えに来てもらい、彼女のアパートで早速カメラ回してインタビュー。

  えええッ?!マジィ〜?ということで、キッチンでハンディカメラで撮影開始。日本では「潮吹き」という言葉および現象は一般的に知られているものなのか、いつ頃からか、なんていう内容をしゃべらされた庵主。もしドキュメント完成の際には、顔はマスキングされるので変な顔してたって構わないんだけど、途中で言い方変えたりなんたりで何回か撮り直し。
  皆様のご協力のお陰で国際婦人年だった75年に窪園千枝子というポルノ女優の発言で騒ぎが起こり、だいたい知っているという人はこの一件によるケースが多いこと、そうじゃなければAVのタイトルで現在でも使用されているので若い人も知っているであろうこと。それから「潮吹き」にはいくつか意味があること。幇間さんや艶本関係の専門家がメールで教えてくださった江戸時代の川柳「芳町(よしちょう)へ蛤が来て汐を吹き」の話や窪園発言以前にもすでに使用されてたらしいことなど、かいつまんで収録致しました〜。みなさま、本当にご協力ありがとうございました。

  既に少しづつやったインタビューやフェリーニのドルチェ・ヴィータの有名なトレビの泉のシーンや今村の映画のシーン、ブルターニュで見つけたという古い湧き水のイメージなどいくつか組み合わせたデモテープを見せてくれました。第一印象は思ったとおり、こちらで良く見かけるドキュメンタリー仕立て。で、結局何をどう表現したいの?とナタリーに問うた庵主。だってね〜、みなさんもどんなことするの?って思ってますでしょ?
  まづ、フランスでは殆ど一般的に知られていない現象なので、その存在を知ってもらうこと、そしてそれを心理的、医学的に検証したり分析したり、フランス以外ではどのように扱われているか、そして決して興味や羞恥の対象ではない自然な行為の一種であることを表明したいということでした。

  しかし、ナタリーは現在迷っている。手段も予算も限りがあるし、思うように行かないということで...。

  夕方、子供達が学校から戻ってきて、夜はもう一人普段は熊本で喜多流の能の修行をしているフランス人の友だちが加わって夕食。子供は14歳の男の子と12歳の女の子。女手ひとつで面倒見て大変。ちょうどこのぐらいの年頃の男の子って難しいんだなぁ〜、おばさんにとっては。(お互い様か)何しろ、女の子と違って共通の話題を見つけるのは容易じゃない。ところが...あったんだな、話題が。それは、サッカーですゥ。中田に小野に中村なんとかに。欧州のチームでプレーしている選手の話とか、庵主が観にいったサッカーの試合の話とか。妙に盛り上がっちゃいました。「え〜?アルゼンチン戦観たのォ〜。すっげ〜!!」なんて目が丸くなっちゃってカワイイ。従って、女の子は面白くない夕べでありました。ごめんなちゃいね。ナタリーも日本女性って潮吹きだけじゃなくてサッカーにも通じてて、息子が喜んでるわぁと驚いておりました。

  話は大人だけになってさらに尽きることなく、フランス人にして日本で能を学ぶ人、日本人でありながらフランスでカリグラフィーをする人、という対照的で似通った者同士でどんどん時間が経ってゆくゥ。ナタリーが、もう泊まってきなさいよ、そうしたら時間気にせず話せるからと、腰を落着けてワインももう一本開けて...と、言う具合でお泊りしちゃいました〜。

  

 

シャンゼリゼの仇を中華街でとる!!の巻

2004.01.25


  昨日は本当に疲れちゃって夕方からダウンしてた庵主。今朝は目覚めてしばらくしたら、もう爆竹の音。これは行かねば!!と、朝の用事をちょちょっと済ませ、朝っつったって、もう10時過ぎちゃってましたが、お昼前にぶらぶら中華街へ。

  おお、やッとるやッとる獅子舞に爆竹。それもこのあいだ「招き猿」買ったお店ですがな。ということで、人ごみに混じって見学。ちゃんとお店の外にレタスぶら下げてあって、これをお獅子がパクリ。ちゃんとお祝儀も一緒です。ひと通り獅子舞が終ると、何人かがカンフーのデモンストレーション。一人づつちゃんとお祝儀貰ってる。中国のお祝儀袋は真っ赤です。お店の人、大変だな〜。で、このお店は済んで次に移動。なんとな〜く後をついて歩く人たち。もちろん庵主も。まるで「ちんどんやさん」にくっついて遠くまで行っちゃうみたいな具合。(笑)お次は2,3軒先のレストラン。お客さんも入っていて、フランス人もうれしそう。これもしっかり見学。終ってまたまたぞろぞろ。今度は道の反対側で別のグループの獅子舞。あ、これはこの間写真撮りそこなった連中だ。カンフーのデモンストレーションには女の子や小さな子もいて、拍手大喝采。みんなお祝儀たんまり。爆竹にロケット弾に大変な騒ぎじゃ〜〜。耳を押さえて煙に包まれる庵主。めでたいな〜。

  陳さんちで韓国製の柚子茶を買おうと思ってたので、途中お獅子見学は休憩して買い物。案外空いていて、いろいろ見て回る。通常なら、日曜のお昼過ぎごろってごった返してるのです。華僑は買出ししっかり済んでるからかな?フランス人観光客(笑)も少な目。

  さて、外に出ると...当然、別のレストランの前で獅子舞。もう見るっきゃない!そして木にぶら下げられて、まさに火をつけられんと待ち構えてる爆竹。すっげ〜〜〜!!!
「天福地福、五穀豊穣」「吉祥如意」「謹賀恭年」。 
 さあ、気合入れて今年も頑張るぞ〜〜。\(^o^)/ってな気分にじゅうぶんなります。

  お獅子は動きが激しいのでなかなか撮るのが難しくって。背伸びしてるのは後ろ足の子の肩に、頭の子が乗っかっています。ひょいっと飛び乗っちゃう。スゴイ。福の神の隣にいるおばさんは角付けしてもらってる店の主。手に赤いお祝儀袋持ってるの見えるかな?この福の神役の男の子は被り物をとっても丸いつやつやした顔で、香港映画に出てきそうな福福しい面立ちでした。手前の男の子はちょっとイケメン。多分フランス人とのハーフだと思う。(オバサンはお獅子だけじゃなくて、しっかりそういうのもチェック。ふふふ)
そして木にぶら下がって勢い良く炸裂している爆竹。地面は紙のくずで真っ赤。周りのみんなも飛び散る紙くずと煙まみれ。上のほうの六角形が炸裂するとものすごいんですよ〜。

  やあ、めでたい。で、家に戻ったら、ありゃりゃ〜、3時を回っていました〜。へへへへ。

 

ひたすら疲れました。猴年万歳!!

2004.01.24

  FRANCE INFOというニュース専門のラジオでは、朝から何度も何度も春節パレードの話をしてました。こんなに宣伝しちゃって大丈夫かなぁと不安に。でも、ま、何とかなるべと1時半過ぎにうちを出発。パレードは午後2時からの予定だけど、時間通りになんて始まらないのでゆっくり目に庵主はタカをくくっておったのです。

  すでにうちの最寄の駅は混んでる。入ってきたメトロも朝の通勤ラッシュ並み。乗れないので一台見送り、次のに乗ってパレ・ロワイヤルというルーヴル美術館最寄の駅で乗り換え。スゴイ人だ〜〜〜ッ!! 通路も人がいっぱい。ホームには人があふれていて、「危険ですからホームの端に立たないでください」というアナウンスまで流れてる。そこに入ってくるメトロ。こ、これは朝8時の新宿駅か?!という具合。
  即座に諦めて外に出ると、外は外で山のような人がシャンゼリゼ方面に向かってひたすら歩いている。うひゃ〜〜、と思いつつ、庵主も波に乗って「いざ、シャンゼリゼ」。コンコルド広場の歩道はすでにまっすぐ歩けない。整備のお巡りさんの数もスゴイ。シャンゼリゼと平行する道に流れる。ここはアメリカ大使館なんかがあって、セキュリティのために普段でも歩道を歩けないらしく、一歩踏み入れただけでポリスに怒られる庵主。従って殆どの人が車道を歩き、パトカーにブーブー。どこを歩けっていうんだ!!しばらく行くと、映画「シャレード」に出てくる切手市に到着。こんなに人が溢れかえることないだろうな、オードリー・ヘップバーンが歩いてたシーンとはえらい違いだなんて思いつつジグザグ前進。そろそろシャンゼリゼに向かって左折か、なんて冗談じゃない。ただただ人のかたまりのみ。どの道も自動的にホコ天状態。もう少し先に行って左に曲がってみようかな?なんて試みたけど、こりゃど〜しようもない。さて、どうやって帰ろうかと思案する庵主。とにかく今来た道を避けてなんとかマドレーヌ寺院まで戻り、メトロで帰ってきました。一体なんだったんだ?(ーー;)

  ラジオのニュースによると、パレードが見られた人は限られていて、ごく一部とお父さんに肩車してもらった子供達だけだとか。こんなことなら何時もの13区のパレードの方がずっといいという声も。そうだそうだ。

  こういう催しには必ず反対するグループがある。なぜなら政治的な色合いが含まれているから。天安門事件の際、多くの中国人がフランスに亡命したので、その支援団体がある。そこの代表者がフランスはまるで記憶喪失になったようで、北京の市長や大臣を招待して、このお祭り騒ぎはなんだ、天安門でただのなんでもない学生達を反革命分子として無残にも処刑し、遺族が慰霊祭を開くことも禁止している政府の肩を持つのかって鼻息荒い。今日はパレードと同時に反対デモもあったようです。やれやれ。

やっぱり中華街で苦労して成功している商人達がお金出し合ってやる、こじんまりした春節パレードの方が気持ちいいし楽しいし、なんたってめでたいな。

ということで、ぐったり疲れた庵主でした。写真は昨日撮ったもの。陳氏兄弟公司はTANG兄弟がラオスからフランスに移民して、電話一本で食品の輸入卸を始め、今では華僑でも欧州随一の業者となり、フランス企業として上場してます。すっごいお金持ちで、マフィアの親分のようになってる感じ。もちろん、ココが中心となって中華街のお金は回っているのです。
陳さんちの向かいのお菓子屋さんと、今年で回っている「招き猿」二種。風水カラーだと思ったのでお店の人に聞いたら、「え?ただの色だよ、台湾とかだったらそんなこと言うかもね、僕は知らないなぁ」だって。この人、ベトナムとかラオスとかの華僑だな...。

 

申年は猴年 巴里は巴黎なのだ。

2004.01.23

昨日の日記に写真追加しました。
巴黎の十三區の中華街は賑やかです。ぱんぱんぱぱぱぱッ、ぽ〜〜〜んッ!! しゃんしゃんしゃん、じゃじゃじゃじゃじゃ〜〜〜ん♪どんどんどんどこどこどん♪

というわけで、夕方カメラを持って陳氏兄弟公司へ買い物に。今年は恒例の春節パレードはシャンゼリゼで行われるので、いつもより近所のお獅子の練り歩きも多く、めでたいめでたい。今日は特大スーパー陳さんには楽隊が来ておりました〜。途中から太鼓を叩くのが若いきれいな女の子に代わり、なかなかいい感じ。序破急もちゃんとあって、フランス人二人を含んだ楽隊は息がぴったり合っていました。

年々、桃の花の値段があがるなぁ。(ーー;) 買うのや〜めた。中国では黄色い連翹(れんぎょう)と桃の花を飾ります。レストランやブティックは競って新年の飾りつけ。華やかです。

帰りにお獅子と遭遇してうしろ姿をパチリ。頭を持っていない子達は後ろ足担当です。ピンクの頭もいたのですが撮り損ないました。明日、シャンゼリゼで頑張ってみよう〜〜。でも庵主は背が低いからなぁ。大丈夫だろ〜かぁ?

道端はそこらじゅう爆竹の赤い紙のくずの山。昨日、おとといとうちにいなかったけど、跡をみればだいたい想像がつく賑わい方。歩道がまっかっかです。

街路樹にはずっとご覧のようなちょうちんが下げられて、一方にはおめでたい言葉が何種類か中国語で、片方にはフランス語でBONNE ANNEEと書かれています。これは例年より豪華!!

 

またまたやってきたお正月ゥ。

2004.01.22


新年快楽!! 再び「謹賀新年」でござりまするゥ。

今日は旧正月で中国の春節。今年はフランスは中国文化年なので、街のあちこちに赤いちょうちんが目立ち、赤いエッフェル塔を背景に新年快楽BONNE ANNEE なんて書いてあるポスターも見られます。ドイツ系のTV局ARTEでは今夜は中国特集。陳凱歌の「始皇帝暗殺」(だっけな?邦題は...)やりました。その後は現在の中国像のルポなどなど。

本日はお天気は夕方から雨。昨日に続き、Kingyoさんのいとこと同行のデザイナーさんとベルシー地区やマレ界隈、ユダヤ人街など歩き回りました。本当に今年のバーゲンは半額以下なんてザラ。クリスマス商品の売れ残りの多いこと多いこと。

さて、例のアンケートですが、いろいろと情報が充実してまいりました。ご協力本当にありがとうございます。

 

見せて歩きたいようなきれいなブラジャーいっぱいの巻

2004.01.21

今日は、BBSには最近は忘れた頃にやってくるKingyoさんのいとこが仕事でパリに来たのでアテンドしてました。

朝から霧雨。でもそんなに寒くな〜い。

 ランジェリー関係の仕事をしているのでその見本市に合わせて来仏。あちこち下着屋さんやブティックをまわりました〜。普段そんなところに無縁な庵主ですが、へ〜こんなお店なんだとか、こんな値段なんだぁとか面白かった。これだけで歩いちゃいたいようなすばらしいブラジャーいっぱい見ちゃった。今はちょうどバーゲン終盤なので50%引きは当たり前、すごいところなんか持ってけ泥棒みたいに70〜80%引き。ど〜すんのよ〜みたいです。とにかく日本ではこちらの価格の3倍はするっていうものが、半額以下なんですから、目がまわっちゃうというもの。

 さて、今日あるお店で得た情報。蛇皮素材の商品は日本とアメリカではご禁制品で、当然帰国時に税関で見つかると没収。だからデタックスできない。デタックスすると公になて証拠が残るので、その場合は売り手側にも大きなペナルティーがかかるそうです。う〜ん。そんならそんなもん作って売るなよな〜。

 ということで、今日は目的地は殆どクリア。明日はマレー地区やベルシー(もとワイン倉庫だった地区)のブティックなど行ってみる予定。

残念ですがそのすばらしいブラジャーの写真はございません。あしからずゥ〜〜〜。\(^o^)/

 

日米同業者会談の巻

2004.01.20

  4時に約束していたステファニー来訪。この間のパーティーではあんまりゆっくりお話できなかったので、今日は庵主の作品を見てもらいながら、いろんなおしゃべりしました。「一人住まい?動物飼ってる?」にテディー・ベアならいると言って、ぴーたろーも紹介。(笑)
 ステファニーはニューヨークで勉強して、数年前にサンフランシスコに引越したそうで、クライアントや仕入先は殆どNYなど東海岸方面だけど、なんたってサンフランシスコは気候がよくてそれは最高!とのこと。あっちは年中暖かいからねェ。家賃はNYに比べても結構高いと言うので、いつもある緑と太陽代だと思えば仕方ないじゃないね〜。

 彼女は庵主が良く使う竹や葦のペンやカラス口を使って書いたことがなかったので、試してみる?と勧めたら、「う〜ん、今は年に一度のヴァカンスだから仕事はしないの」と、あっさり。(笑) 材料もテクニックもアメリカとは随分違うようでした。

 やっぱり聞かれましたね〜。カリグラフィーとの出会いのきっかけ。それで、学校がこうこうで、だから英語の授業があって、ペン習字があって云々。信じないと思うけど、これでもね6歳から英語勉強したのよ。ぎゃはははは。\(^o^)/っていう感じで誤魔化して、アセアセ。
 
 そうこうしているうちに、6時というのが7時過ぎにやって来たアントニーは、先日偶然にとある本屋さんで遭遇した日本人の美術商とコンタクトしたいからと、庵主に手紙の執筆を依頼。「僕じゃなくて君が直接手紙出してよ、ついでにしっかり自分の宣伝もするんだよ」って。これからどうやって仕事を展開していくかというのの真剣なアドバイスを受けました。ここがフランス人と違うところなのね。アントニーはイギリス人です。見かけはどうであれ(笑)、紳士なんだな。でも、アンケートでお騒がせのナタリーを紹介してくれたのもアントニーですゥ。

 あれこれ話が尽きなくて8時を過ぎちゃったので3人で近所にベトナムのフォー(牛肉のスープ麺)を食べに。映画が話題になり、ラスト・サムライの話をしたら、アントニーが「僕、トム・クルーズ嫌いなんだよ」。きゃはははは〜。判る判る。次いで彼が「ね、KILL BILLは観た?」というので、「観た観た。くだらなくっていいじゃないの〜。早く続きが観たいのよォ」と庵主。すると目が点になって、「あれ、どうしようもないじゃん」。ステファニーは観てなかったけど、タランティーノが日本映画に傾倒してるのは知ってたので、庵主がくだらなくて面白いというポイントは理解してくれました。ほッ。

 ↓ステファニーがプレゼントしてくれた彼女のデザインのヴァレンタイン用とパリの可愛いマップのカード。それぞれ5枚組みセットになってます。ヴァレンタインのカード、どうしよう...。送り先ないな〜。しかも5枚セットですよ...。(~_~;)

 

泉の輪ッ!

2004.01.19

あちこちのBBSでもアンケートをお願いして、多くの方にご協力いただき感謝です!!

アクセス数が倍増してました。びっくり。

殆どの方が、やっぱり窪園サン。どんな顔してたかすっかり忘れちゃったな〜。なんかスゴイ顔という印象だけ残ってます。

 今日、話のもとであるナタリーから電話があり、来週月曜に彼女とまた会うことになりました。庵主もこの件でインタビューされちゃいます。早速、電話でアンケートの経過を話し、窪園千枝子の話をちょっとしたら興味しんしんでしたよォ。皆さんの御陰です。「じゃ、月曜まで時間あるから、いろんな情報集まるわね」と声も弾んでおりました。庵主の経験からして、フランス人にしては珍しく波長が合う感じです。だいたいフランス人が電話するって言って、すぐにしてくるなんて滅多にないことだからねェ。

 明日は夕方、アメリカ人のカリグラファーのステファニーが来るので、同業者会談。(笑) 彼女、フランス語できないのよね〜。フレンチ・タッチとうたってるんだけど...。でも後からアントニーがジョイントする予定なので、ちょっと助かったぁ。

 さてと、友人から借りたビデオで見た「台湾風湯葉巻揚げ」がすっごく美味しそうなので、これから作って食べます。上手な出来栄えだったら写真を後でUPしまぁす。

できました〜。これを甘酸っぱいタレで食べるのだ。ビール、ビールッ!!

 

押せば命の泉湧く

2004.01.18

なんか夕べはずっと立ちっぱなしだったので、疲れちゃった庵主。年を感じておりますです。

昨日のアンケートに早速ご協力いただいた方々は、どうもありがとうございました。(まだ続けておりますので、意見お聞かせくださいね〜)

庵主の思うには、この言葉は江戸時代の艶本なんかに登場してると思うのですが。落語の艶話とか。
でも、今、皆さんが聞いたことあって知ってるというのは、ビデオなんかのオカゲというかなんというか。っつうことは80年代後半以降でしょうね。となると、庵主はもっと以前からこの言葉は知っていたような気がするので、それがかなり古くからある言葉だと思う根拠なワケデス。

いったいこんな題材でどんなドキュメントを作るんだろうって、みなさん思っていることでしょう。日本のテレビじゃやらないでしょうけど、結構、まじめなこの手のドキュメントは海外では存在し、TVで放映されたりします。人間の体のメカニスムとして取り上げるもの、医学的なもの、宗教や習慣が関係するもの(ユダヤの割礼やアフリカ女性の、あれも割礼っていうのかな?など)。

ナタリーは今村昌平の映画に刺激されたけれど、それ以外に、インドの女神像の一種で、頭部が蓮の花で、女性の上半身、下半身が泉のようになっているのを見たのもきっかけだとか。そして興味を持って周囲に例の話をしたら、フランス人には殆ど知られておらず、欧米では医学的にも解明されていないことが判り、ますます研究したくなっちゃったみたいです。だから日本には俗称であってもきちんと呼称があり、どの程度一般に浸透していることなのか知りたいということなのです。昨日検索していっぱい出てきてビックリしたけど、フランスもそういう方面をチェックしてみるといいかも、なんて思ったところ。

で、夕べは頭部が蓮の花ということから5千年前の蓮の種の話になって、庵主は日本の大賀博士がそういう何千年か前の古い種の開花に成功して、それを「大賀蓮」といい、ネットで写真が見られるという情報を提供するや、周囲の人たちは驚くばかりでありました。

生命の神秘。

写真はその大賀蓮です。

 

内容は変だけど真面目なアンケートにご協力お願い致します。

2004.01.17

しまった!カメラ持ってくれば良かったぁ〜〜!!!

  爆竹の音はしてたんだけどね〜。夕方、散歩がてら買い物に出たら、やってましたよ正月の獅子舞。今度の木曜が春節、旧正月です。いつもよく行く日本食を扱っているお店の前は黒山のひとだかり。そして爆竹の煙もくもく。きな臭いにおいぷんぷん。飛び散った赤い紙。お獅子がいっぱい。6匹かな。ひと通り踊りは終ったらしく、頭を取って、それぞれ太鼓や銅鑼に合わせてカンフーの披露。財神到って書いてある赤い衣装の笑顔の被り物の福の神とのからみなど、なかなかめでたい。それが終ったあとブラブラしていたら、また別のお店の前で角付け。今度はちゃんと初めから獅子舞をじっくり拝見。お獅子にお店の人たちは囲まれてもみくちゃになってました。これが福と財を呼ぶんでしょうね。庵主もこれでまたまたいいことあるかな。

あらら、獅子頭を取ると、中の少年達は殆どがフランス人かアラブ系の男の子。中華系は少ない。これは、このあたりのカンフー道場で学んでいる子達が多いみたいです。パリの中華街で獅子舞をする金髪に青い目やアラブ人。それを見てめでたく思う中国人に混じった日本人の庵主。なんか不思議。平和な瞬間でした。

             ***********

  さて、話変わって、夜はアントニーのうちのパーティーへ。アントニーは骨董商でリヤンの友人なのだけど、彼の娘が映像の勉強をしていて、ロンドンの学校でやった課題のプロジェクションがありました。元彼がイギリスの通販のデリバリーの仕事をしていて、その一日を追った短編映画は結構おもしろかった。ものすごくたくさんの人が来て、誰が誰だか判んないくらい。こういうパーティーは日本人がもっとも苦手とするところですが、今夜なんかアントニー以外は知っている人が一人もいなく(リヤンは正月で北京)、最初は非常に心細い感じでありました。途中、アメリカ人の例のカリグラファーも来て、ちょっと話したり。そのうち、ナタリーという女性のドキュメンタリーの製作者を紹介してもらい、話が弾み、途中から南米出身の針医さんも加わって、何の話に熱中したかというと。。。

ナタリーはこの一年半ぐらい女性のとある性的現象について研究してドキュメントを撮ろうとしているとか。それが、日本語のできる友人から教わったといって、変な日本語を口にしたので、結局その本人に電話してその場で確認。その言葉を聞いて大爆笑の庵主。それは「潮吹き」でした〜〜〜!!!

さて、そこで、読者の皆様にご協力いただきたいのですが、この「潮吹き」というと、どういうイメージを持たれますか?また、その由来(ま、鯨とか貝からきてるんですが)、いつごろからこういう言い方をするようになったのかご存知の方がいらっしゃいましたら、ご意見お聞かせください。メールでも直接掲示板でも。匿名でもなんでも。これ、おふざけじゃなくて、まじめなお願いです。

随分前ですが日本ではTVでこの異名をとったおばさまがいましたよね。ど〜してるのかな?
庵主は北斎漫画とかの春画やなんかが出所じゃないかとも思うんですがぁ。

ナタリーは、なぜこういうドキュメントを撮ろうと思ったかというと、それは今村昌平の「赤い橋の下のぬるい水」を観たからなんですって。まさにこれがテーマなのね。庵主はこの映画を観ていないので、今度彼女のうちでビデオを見せてもらい、最後の会話の訳まで頼まれちゃった。字幕は実際のセリフとは違うらしいとのことで。字幕はひょっとして知り合いのカトリーヌがやってるんじゃないかとも思うんだけど。

 

勝元さんに軍配!

2004.01.16


 予定通り「ラスト・サムライ」を観に行きました。うちから歩いて5分ぐらいのイタリー広場に面したゴーモン・グランテクラン。大きなスクリーンという映画館です。名前の通り大きな画面。

 トム・クルーズってあんまり好きじゃないし、期待はしてなかったけど、渡辺謙がアカデミー助演男優賞にノミネートされてるっていうし、ちょっと気になってました。案の定、期待するほどの内容じゃなかったけど、ちゃんとした日本の俳優さんたちが演じていて、変な日本人じゃないのは幸い。ま、ひとことで言えば、トム・クルーズがどうしてもやってみたくて、好きでやってるっていう感じですね〜。パチパチパチ。

 だいたい頑固一徹にサムライ精神を守り続けようという人が、あんな山奥に住んでて、なんで英語がぺらぺらなんだよッ!というのがおかしいですが、ま、彼がしゃべれなかったら話が進まないのでそこには目をつむりましょう。トム・クルーズがいきなり日本語上手になったりという映画の七不思議のような現象もなく結構。でも、いきなり一人で着物着て袴つけられるはずないじゃんか。っつうのも、ま、目をつむりましょう。天皇陛下と直接あんなふうに話したりなんかも出来るわけ無いんだけど、ま、それも目をつむりましょう。西洋化一心の大村がなんで忍者を送り込まなきゃなんないんだ!というのも、ま、ご愛嬌で目をつむりましょう。鎧兜なんかもオーバーでおかしいんだけど、ま、これもご愛嬌で目をつむるしかないですね〜。

 じゃ、あとは何が残るって....ねェ〜。オールグレンの役は何もトムくんじゃなくったって良いわけで。ああなると、西洋人の顔ってインパクトないのよね。渡辺謙がノミネートされる気もわかるわ。トムくん負けてますよ。真田さんなんか、弾にあたろうが血を吐こうが、形相恐ろしく最後の最後まで死なないんだから、映画ってスゴイですねェ!(笑)こういう映画につき物の謎の人物は切られ役の名優が演じてましたが、とにかくみんな、顔つきが立派なのね。目の演技とか。トムくんはですね、たかを見る目つきがいやらしいよ。

 そして終り方がね〜。なんだか二番煎じ。随所随所に黒澤明の影が見え隠れしましたが、西洋人てどうしてもああいう終り方がいいのかしら。だって、「七人の侍」では木村功は村を後にするけれど、「荒野の七人」じゃ若い男の子は村の娘のもとに戻るでしょ。「ラスト・サムライ」も山に帰ってきちゃうのね〜。たかのもとに。このシーンなんか、「七人の侍」+「荒野の七人」÷ 何とかです。 あほくさッ!

 ところで、ジョン・トラボルタと並んで、トム・クルーズは「サイエントロジー」という宗教団体に所属していて、二人は広告塔。フランスでは一応あやしいカルト集団というふうに分類されていて、今回、この映画のキャンペーンに際してもそれに触れざるを得ないこともあり、ちょっとニュースになってました。

 

今日はちょっとついてない感じ。

2004.01.15

今日はもと成人の日。小正月または女正月。

またまた夜更かしで本に没頭して朝寝坊。なぜって、昨日リヤンが仕事で資料を調べていて忠臣蔵のことを電話で問い合わせてきたのでした。日本のことではいつもお助けマンの庵主。でもって、ちょっと忠臣蔵に関する本をパラパラやってしまったという訳。

今日は昨日から封切の「ラスト・サムライ」を観に行こうと思っていたのだけど、予定を変更して買い物へ。

中華街は来週の春節の準備に賑わってます。
今年は申年なので、招き猫じゃなくて招き猿の置物がたくさんありました。可愛らしいの。風水のいろんな色付き。でも、日本語だと「まねかざる」で逆効果だわな。でもリヤンは申年なのでプレゼントしようかな。彼女は明日北京に里帰り。2月に戻ってきたらパーティーするからって張り切ってました。

日本食のコーナーも中国の春節用のお菓子の大群に場所をとられてしまって、品薄状態。ちょうど棚を整理しているオニイサンがいたので、棚の一番上にあっていつも届かなかった「漬物の素」を取ってもらった庵主。あ...期限切れてんじゃんか...ったくゥ。で、そっと別の棚に置去りにしてしまいました〜。なぜか手の届くところには「キムチ漬物の素」しかないのよね。キムチはパリで一番おいしいというお店で買うからいらないんだぞォ〜っだ。

お肉コーナーでは新米のオニイサンに当たってしまった。豚の薄切り500gっていったのにさ、400gしかくれなかった。普通はビックリするほどぴったりか、多めなんだけどな...。

と、なんかちょっぴりついてない買い物でした〜。

今日は昼間はお天気だったけど、夜半になって雨と強風。今週いっぱいこんな具合の天気らしい。

 

ちょっとしたほのぼの。

2004.01.14

 今朝、幼馴染のひとりから「かりんとう」が届いた。湯島のお菓子屋さんのもの。甘さ控えめですごく軽く、開けたとたんに中の小袋を一気に食べてしまいました〜〜。\(^o^)/

♪梅ェはぁ咲ィいたか〜♪ なんて歌いながら、湯島の白梅とか、いろいろ想像しながらぽりぽり。小さいのがあと二袋残ってます。ふふふ。

 この友人からはこうやって小さな御菓子やきれいなお干菓子が時々届きうれしい。長い付き合いだなぁ。かれこれ40年か、なぁ〜んて一瞬走馬灯の世界に入り込み、あっという間のかりんとう。

 ところで、このところ日本から年賀状の返事が毎日届き、その中に誰これ?サイトで知り合った人かなぁ?HNじゃなくて本名だったらピンと来なかったりするじゃない?う〜ん。何度も内容を読んで見ても???。で、やっと宛名書きを確認したら、な〜んだ、庵主宛じゃなかった。同じアパート内の別の日本人宛でした。日本からだというので、自動的にうちだと管理人も思い込んでたのですねェ。お歳暮弾んだからって、他の人の郵便まで配らなくてもいいですよォ。(笑) で、今朝はそれを管理人に戻しに行ったら、ダンナの方が赤ちゃんをお守りしながら坐ってました。微笑ましい〜!!

 

天気が悪くてもなんのそののソルド

2004.01.13

雨が降っててすごく暖かい。日本は結構寒いみたいですね〜。

 世の中どうやらすごく不景気らしい。今日、カリグラフィーのレッスンの折に話題になったソルドの話。ソルドってバーゲンセールのことです。デパートのプランタン本店はどうやらソルドの開始日は開店が朝の8時だったとか。お勤めの行きがけに買い物っていうのを狙ったんでしょうね。デパートは今の所はだいたいが30%引きだそうだけど、普通のブティックなんかは殆ど半額だったり、お店によっては品数やサイズがあるうちに買って、後々の値引き分は後から返却するからというところもあったらしい。こういうのは本当は違反なんですけどね。とにかく、在庫がいっぱいあって、それをなんとか売りさばいてしまおうという商魂なのか。
 
 託児所なんかも空きがないらしい。だって、お母さん達、ソルドに走り回っているんです。雨にもマケズ、風にもマケズ。スゴイな〜〜。庵主は全然そういうの関心も関係もなくって...。

 

ぜったいに正月太りしてるのだ。

2004.01.12

ものすごい風が強くて、またまた、

♪ゴゴゴ〜風が泣いている、ゴゴゴ〜♪

です。(笑)(ちっちゃいとき、スパイダース大好きだったんだもん)

フランス北半分は暴風注意報が出てました。だから危なくっておんもに出られないよ〜。(運動不足の言い訳)なんか体動かしてなくて、いけない、いけない。(ーー;) 

今朝といったってお昼に近い時間だったけど、骨董商のアントニーから電話があり、今度の土曜にパーティーするから来ないかってお誘い。昨日は彼の紹介でアメリカ人のカリグラファーのステファニーから電話を貰ったところで、ちょうど、土曜はうちに来てもらうつもりだったから、一緒に行くことに。

ステファニーは現在サンフランシスコ在住で、フレンチタッチが大好きな人(らしい)。
これが彼女のサイト http://www.stephanniebarba.com/
アントニーから聞いたといってメールくれたり、パリに着いたからってすぐに電話くれたり、すっごくフレンドリー。アメリカ人は積極的なのだ。

水曜は久しぶりにうちでレッスンもあるので、お掃除しないとな〜。ただいま、ミーコちゃん達のおべべ用のハギレやら何やら散らばっておりま〜す。

そういえば、話変わって、日本では成人の日だったんですね。日付が変わっちゃってなんかピンと来ないなぁ。庵主自身は全く成人式とか縁がなくて、普通の人なら記念に写真撮ったりするんだろうけど、もうパリに住んでたのですべて無しでした。二十歳の誕生日は大学のバス旅行でロワール古城めぐりに出かけてました。でもね、日本人の弱いところで、それを言わないままに済ませちゃった。今、思うに、あの時、「今日、私の誕生日なの〜」って騒げばよかった。って四半世紀も経ってから言うなっつうの。(爆)

 

今年ぁついてるかも。

2004.01.11

  今日は日本人会での俳句の初句会。一月ぶりのシャンゼリゼだ〜。そうじゃなくてもメトロに初乗り。今までは出かけてても足だったので、一気に世間の人ごみへ。ちかれたな。ちょっと。
 
  毎回お菓子が出るのですが、1月は必ず例のガレット。地方から出席の方が、ピティヴィエというところから見えるのですが、そこの銘菓「ピティヴィエ」を二種持ってきてくださいました〜。ひとつはガレットで中身はパリのよりはもう少しケーキっぽく厚め。もうひとつは小さいお菓子で中はやはりアーモンドベースのお菓子で上にお砂糖がデコレーションされてます。こちらは乾いたピティヴィエ(ピティヴィエ・セック)というらしい。

  ガレットの方はすごく大きくて、フェーヴが二個入っているのでして、王冠もふたつ。ふふふ。おじいさん、おばあさん、おじさん、おばさん達は、子供のように、誰に入ってる?なんて気にしながら、つまみながらの句会。

  じゃじゃ〜〜ん!! 庵主に一個大当たりだったのだ〜。今年もついてるかな〜?! もう一個は年配のおば様に当たりました。デザインは違うけど二個とも青いネコちゃんでした。先日のひつじと形態が似てます。多分同じメーカーのフェーヴだと思う。(専門のメーカーがあるんですよ)

また一個増えちゃったぁ。るんるんるん。らんらんらん。

 

慣れないことはするものではないのだ。

2004.01.10

おおおッ!怒りの鉄拳!!

夕べ比較的尋常な時間に温泉の素を入れたお風呂に浸かり、本を読んで眠りについた庵主でした。久しぶりにまっとうな時間の就寝。気持ちいい...。

「おんどりゃ〜〜〜ッ!警察でも何でも呼びやがれェ!」のおたけび。もちフランス語ですが。

はっと目覚める庵主。うへ〜酔っ払いか喧嘩か?身動きもせず、周囲の物音に耳を傾けること数分間。時計を見ると2時半。あ〜うるさいな〜。みんな知らん顔してるな〜。(全く周囲の音がしなかったのだ)...寝付けない。う〜ん。せっかく寝たのにィ。う〜ん。ダメだ。随分経ってから、がちゃ〜んと瓶を捨てる非常識な隣人の音も響いてくる。うううう。やっぱりダメだ〜〜〜ぁッ!!

結局、起き上がって明かりをつけたら、お向かいさんは何軒も明かりがついてた。はは〜ん、同類かな?なんて思いながらお茶を飲んで本を読み出し、なんだかんだで気付いたら4時半。ありゃりゃ。お向かいさんの明かりも消えておりました。

せっかく早く寝たのに、なぁんてこった。てやんでェ。

 

モナリザの微笑み...

2004.01.09

  夕べはほんのちょっとだけ早く寝て、今朝はいつもより早く起きました〜!って、えばれるような時間じゃなぁい。(~_~;)そういえば、アパートの下のドアに貼り紙がしてあり、夜中や早朝に鎧戸を開け閉めする際に、わざと大きな音を立てて迷惑だというのがあった。ひえ〜。夜中の鎧戸って庵主のことかェ?う〜ん、でも音はそォ〜っとやってるんだけど。あ、でも窓を閉めるのに音立っちゃうのよね〜。(ペンキ塗り替えてから尚更)ちょっと反省。でも、早朝って言うのは違うな。ここんとこ、昼夜逆転だからな...。へへへ。

  大使館のメルマガに、またスリのことが載ってました。相変わらず日本人の被害者は後を絶たないみたい。最近はルーヴル美術館などの中が多いらしい。特にモナリザの前ですって。観光客の皆さん!ご注意を!!ということでした。先日もビックリしたんだけど、レストランの入り口でコートを預ける時に、懐中物をコートのポケットに入れたまま預けちゃった人がいて、あせりまくりました。人を見たら泥棒と思わないと。どうみても日本の人はスキがあり過ぎます。また、あんまり注意されるものだから、逆に硬くなって、いかにもココに大事なものがあります!!みたいな感じに歩いてる人がいて目だってしょうがない。(笑)メトロでそんな日本人をみると、庵主でも「取ったろか」と思いますよォ。大事なものはさりげなく、しっかり持てるように日頃から心がけましょう!あと、日本人が狙われるのには、現金いっぱい持ってる。これはおいしい。敵はプロですからね〜。ちゃんと知ってるのだ。それから日本のパスポートは高く売れる。ということです。パリに限らず、とにかく海外に旅行する際は、じゅうぶん気をつけてくださいね〜。自分のことは自分できちっと守る。イザと言う時は誰も助けてくれません。誰しも自分のことで精一杯ですから。って言っても、そうは行かなくて、日本からお客さんをアテンドすると、疲れるんだわ。自分のことプラスお客さんだから、場所によってはもうSPのような気分。(笑)

  もうひとつ掲載されていたのは、家庭内暴力、特にパートナーや配偶者による暴力のこと。結構被害例が増えているみたいです。フランスにはもちろんそういう人達のための駆け込み寺はあるのですが、言葉の壁でコンタクトできない例が多いらしく、領事館でもそういった場合の「駆け込み」OKだとか。匿名でもよくて、第三者からの通報も受け付けるらしい。
  ふ〜ん、本当に助けてくれるのかなぁ?日本人の配偶者のケースも当然あるみたいです。(こんな話、昔っから耳にしないわけでもありませんが。)  

 

おばさんは本当は若いんだぞ!!

2004.01.08

  新成人のおじさんとおばさんの定義というか分かれ目について、はすぴーさんが日記に書いていたのを読んで、ショックを受けました。(ーー;)
http://cgi4.tsukaeru.net/diary/diary.cgi?user=hasu

  おばさんは30歳から。おじさんは40歳からだってェ。ヒドイね〜、今時の若者は。(っつう言い方がそれに拍車をかけるか...)女は30過ぎたら人目も気にしなくなる?ど〜いうことじゃ!!  30歳なんて、女としてヒヨっ子ではないか。何を考えてるんだぁ〜〜。こういう概念はまだ二十歳になるかならないかで、自分達が立派な大人だと思い込んでる証拠なのだ。このハナタレめが。日本はやっぱり子供社会なんだろうか?う〜ん、自分が二十歳ぐらいの頃、どう思ってたかなぁ?もっと年齢層が上だったはず。何処に行っても一番小さかった庵主は、おねえさんやおにいさんといっても、いつもすごく年が上だったせいかも。

   実際に自分が齢をちょいと重ねると、実は周囲はすっごく若い人ばかりで、こっちは同年代のつもりがとんでもなかったりっていうケースが増えてきました〜。アセアセ。気がつくと親子ぐらい違ってたり。(^_^;) 30歳からおばさんていうことは、40代はばあさんか?え?

   と、ぶつぶつ言いつつも、世の中のおばさんはこんなこともして、気持ちは童女のようなのでありますよ。ほほほ。ビデオ三昧の傍ら夢中になっておったのはコレでござる。


  

 

七草、なずな、唐土の鳥が...

2004.01.07

  昨日はエピファニーの話をしましたが、日本の暦では寒の入りでした。そして今日は七草粥。(忙しいな、いろいろと・笑)
庵主は小さい頃、この「とおとのとりが にほんのくにに わたらぬうちに」の「とおとのとり」を「おととのとり」、つまりお魚だと思っていました。きゃわいいな〜〜。って自分で言ってりゃ世話ないおばさん。(^_^;)

  当庵でもお正月飾りを片付けて、七草粥もどきを頂きました。なんかお飾り取っちゃうと、がら〜んと寂しい感じ。でもね、またしばらくすると、旧正月ですからね。中華街は賑やかになります。それに今年は中国文化年ということで、春節のパレードも大掛かりなものがあるらしい...。シャンゼリゼに龍神や獅子が舞うとか。

  ところで、昨日のガレット、日本でも東京なんかはデパ地下に売ってるみたい。今日、ちょっとググッテみました。もう10年以上前になりますが、銀座の和光で見かけたことあるし。でもね〜、無理に余所の伝統を入れなくってもいいですよね。日本ぐらいだわ、なんでもひっぱてきて自分のものにしちゃうの。太古から年季の入った得意技ですけど...。フランス人が当たり前のように「あ、今日はお彼岸か?」っておはぎ食べてどうする?ね、可笑しいでしょうが。

  さすが冬至を過ぎて、ちょっぴり日が長くなってきました。寒かったのは三が日ぐらいで、今日もいいお天気。ちょっとビデオ三昧が続いて時間が不規則になっている庵主は、反省しつつも、実はビデオ見ながらあることにも熱中してまして。ふふふ。夜がひどく遅く、お目覚めがお昼近くになっちゃってます。これはなんだか多分明日かあさってには判明するか、な?

今日は少しはまともな時間に寝るぞ〜〜〜!って気持ちだけじゃないか、って顔をしている連中。(笑)
向かって右は年男の孫悟空、トナカイのMOOSEくんは二回目の登場。そして、ぴーたろーでございますゥ。

 

エピファニーとは何ぞや?

2004.01.06

昨日、予告編を出しました「エピファニー」。

  え〜、キリスト誕生後に、東方から三人の博士が訪問するお話を耳にしたこともあるかと思います。馬小屋の絵に一緒に描かれていることも多いので、ああ、あの馬に乗って宝石箱みたいなの持ってる王冠被った人たちだな、と思い出す方もあるかも。

  マテオの福音に詳しく出てくるのですが、このお三方、名前をガスパール、メルキオール、バルタザールといい、白人、黒人、黄色人ということになっています。(どの人がどうだかはちょっと不明)東方つまりオリエンタルな人たちで、ユダヤ以外の世界を象徴していることになっています。でもって、あの宝石箱の中には、ミルラという香木の樹脂、お香、金が入ってるんです。ミルラは遺体の防腐剤として使用されていたもので、キリストの将来の苦難を表し、お香は現在でもミサなどで使用しますが神聖なるものの象徴、そして金は現世の豊かさを表しています。

  この訪問を祝した日をエピファニーといい、日本語では御公現の日などと言います。1月6日をその日に当てています。

  もともとはクリスマスが民間信仰の冬至の行事と合わさって今日に至ったように、このエピファニーも同様。これで一応クリスマスはおしまいで、長く暗かった冬も終りに近づくというローマ人たちのお祭りでした。(ローマ人に限らず、あちこちで似たような習慣はあったようです)

  また、この日にはGALETTE DES ROIS ガレット・デ・ロワというお菓子を食べ、中にフェーヴというものを入れます。フェーヴはそら豆の一種で、古代から食されており、昔は貧困な土地でもこの豆を蒔くと肥沃になるとかいったことから、豊作を願ってのことだったようですが、近年は焼き物の小さなお人形などを入れるようになりました。

  お菓子はパイ生地のなかにアーモンドのペーストが入っているもので、家庭ではまづ、父親がそこにいる人数分+1切り分け、年少者が机の下に隠れてそれは誰それにと言って分け与えます。余分の一切れは貧しい人のためなどどされています。
さて、このお菓子の中にフェーヴが入ってるんですよねェ。これを当てると、その場で王様か女王様になり、相手を選んだりという余興付き。だから必ず王冠を用意します。このロワ(ROIS)は東方の三博士のことをフランス語ではロワ・デ・マージュというので、そのロワからとったもの。または古代からある冬と決別して太陽をあがめる日に1日だけの王様を選んだ習慣や、さまざまなものが合わさっています。フランス革命の直後は、王様ということで危うく廃止されてしまいそうにもなったとか。

  とかなんとか面倒な話はこのくらいにして、ガレットってどんなの?
写真のパイ菓子がそれでございますゥ。特別の紙の袋に王冠と一緒に入れられて、お菓子は袋ごと低温のオーヴンで暖めて食べます。今日は日記のために買ってきたので、独り占めなのだ。そして切り分けて中のフェーヴが出てきましたぁ。馬小屋の羊さん。(去年だったらバッチリだったな...)その他、今までに溜まったフェーヴです。民族衣装を着たのやら、アニメのキャラやいろいろあるでしょ。このフェーヴの収集家というのはもちろん存在していて、ファボフィルと呼ばれてます。(どっこでもそういう人っているんですよね〜)
  このガレットはクリスマスの頃から早々と売られて、だいたい1月いっぱいです。地方によってはちょっと違うお菓子のところもあるけれど、これが一般的。今回のはうちの近所のおいしいパン屋さんので、ちゃんとアーモンドも刻んで入ってる上等な感じの。るんるんるん。この時期だけのお楽しみ。(寝正月でビデオ三昧で食っちゃ寝のあげくに、コレだもんね。どーしましょ。(>_<) )

  明日は七草粥でダイエットかな〜〜。(~_~;)

 

年明け早々、世の中はあんまり明るくないのだ。

2004.01.05

なんとか俳句の投句も完了。ほッ。

今日のフランスのニュース。

またまたタバコが値上げ。8〜10%の値上げだそうな。これでさらにタバコ屋強盗が増えるんじゃないか?とか、闇売りが横行するんじゃないか?とか思うけど。だけど、国にとってはあんまり痛くも痒くもない。と、いうのは、値上げ分は税金として国に治まる訳だから、喫煙者がこのたび重なる値上げで減ったとしても、その分はじゅうぶんカバーできるぐらい値上がっているということです。

エジプトの飛行機事故。今日になってエジプト系のテロ集団から告知があったらしいことが判明。真偽の程は未定。エジプトは数年前のルクソールでの乱射事件(日本人観光客にも死者が出た事件)以来、観光の痛手を受けることにすごく敏感になってます。


なんか、明るいニュースありませんね〜。
お天気もイマイチだしな〜。

「怪奇大作戦」にはまっている庵主は平和だな〜。(笑)
今日はね、放送禁止になってて、欠番っつうことになっているエピソードを観ましたぁ。なんで禁止かというと、まづ、「キ○ガイ」という言葉がいっぱい出てくる。それに機械を使って人間をそれにしてしまうという内容で、そして殺人を犯すというもの。精神に異常をきたしている場合は無罪になっちゃうんですね〜。(これも内容としては非常に暗い...)しかし、これを今から35年前に、それも子供向けの時間帯のドラマだったというのがスゴイ。そしてそれを毎日曜の夜7時に観ていた可愛かった\(^o^)/子供にびっくり。←庵主自身のことでし。
ちゃんとガイドブック的な本も一緒に届いているのだ〜。

てなことで、明日はエピファニーで〜す。???何?
それは明日のお楽しみ〜。

 

遅くなりましたが...書初めなのだ。

2004.01.04


すっかり寝正月状態の庵主でございますゥ〜〜。

と、言っても、俳句の締め切りであわてて句作り。付け焼刃はアカン。投句は明日に延ばすことに。で、すでに延ばしていた「書初め」をちょこっと致しました。ほんの筆慣らしという感じで、何も考えずに書いてしまいましたが...。

申年なのでSINGE(サンジュ)はお猿さんのこと。それと今年の御題の「幸」のBONHEUR(ボヌール)をごしゃごしゃっと書いてみました。ほんのおしるし程度です。

年賀状にはよく干支にちなんで短い読み物を付けるのですが、今年のは題して

「2004年 申のつぶやき...」

 お猿っていうと昔からいたずらもので通っていて、木の上から蟹めがけて柿を投げつけてやったり、お釈迦様に悪態ついたり、西王母のお庭の長寿の桃を盗んでタラフク食べたり、そうそう、クラゲを騙したつもりが逆に肝を取られたなんてこともあったな。池が凍った時もついうっかり騙されて、しっぽが抜けずに取れて、お尻が真っ赤になちゃったしなぁ〜。
近頃、山にゃ食べ物が減っちゃってさ、たまには人間の棲家にお邪魔しないと冬は厳しいしね、のんびり温泉につかって一杯もやりたいじゃないか。
でも、ちょっと今年はいいことしないと、また岩に閉じ込められちゃうかなぁ。

という感じでした。どれがどの話か判ります?!

 西洋ではやはり猿はいたずら者とか道化みたいな、あんまり良いイメージじゃなくて、猿真似のイメージが強いですね。猿真似はまさしくSINGERIE−サンジュリィなんて言い方するし。でも17,8世紀の装飾画には猿が擬人化された模様が結構あります。すかしっぺして、ロウソク消しちゃってたりして、やっぱり滑稽か...。

 

悲しいニュースがあっても世の中はそのまま流れるのだ。

2004.01.03


   どこも皆さん食べ過ぎの三が日のようですが、庵主もまったく。おまけに外が急に冬らしくマイナス気温になってしまって、散歩もままならず。っちゅうのは都合の良い言い訳。(笑)
 
   さらに今日は日本から、じゃじゃ〜〜ん。待ちに待っていた某ビデオと、てんてつさんのカウプレで当たった「八海山」が届いちゃって、るんるん。\(^o^)/証拠写真なのだ〜。お飾りは数年前に東京で買った物、左端のお猿さんは「高崎山」のお猿さんで「魔がさる」です。子供の頃、父が仕事先のお土産にくれた物なのですが、なぜかパリに大事に持ってきて、今までなくさず。お獅子は猪やっこ姐さんが先日送ってくれたもので、お飾りとちょうどサイズもマッチしてていい感じです。
そういえば、お酒が好きな猩猩はお猿さんのオラウータンでした。


  なんて浮かれてたら、世の中、そんな気分じゃないのだ。何しろ、今朝、エジプト発パリ行きの飛行機が紅海で落ちてしまって、生存者の見込みはないという。乗客の殆どがフランス人の年末の観光帰りで、中にはフランス人と結婚している日本女性と子供二人も含まれており、家族旅行が大半ということです。日本でも話題になってるだろうな...。こちらのニュースではそのことオンリー。亡くなられた方々のご冥福をお祈りするばかりです。今日は土曜日で、ニュースの後にロトの抽選があったんだけど、そのことに神妙に触れながらも、他の人の喜びも分かち合いましょうって、司会者が一生懸命笑顔を振りまいてました。 
   飛行機事故は頻度としてはかなり少ないけれど、自分で気を付けられるものじゃないし、運命ですね。飛行機に乗ってる時は異常に揺れない限りそんなこと考えませんし。庵主は真剣にヤバイなって思ったことはないなぁ。

   
       *************

   庵主はお書き染めでもしようと思っていましたが、なにしろビデオ漬になっていて、明日に延ばしちゃおう!なんて、どうなることやら。俳句の締め切りもあるしな...。またこうやってすぐに投句の期日が迫っちゃうんですね。いやだな〜。

 

ありがたき正月なのだ。

2004.01.02


初雪はやがてみぞれから雨になり、おしまい。でも、屋根や塀にはちょっと積もって真っ白になりました〜。

さて、元日の夜の宴の準備。三番叟や獅子・乱などCDを聞きながら気分を盛り上げてお赤飯無事完了。もち米はタイ米、ささげは中国産。おせち(大晦日には準備完了)は一の重も二の重もぐんと手抜き。以前はもっと手が込んでて品数も多かったんですが、最近は段々しんどくなってきた庵主。材料もあるものや出来合いに手を加えてざっと済ませました。おせち料理は日本レストランなんかで買えるけど、高くてばかばかしいので今時には超めづらしく自家製でございます。日本の食材の入手が不便だった頃からの単なる習性。他にはえびの揚げ物と鶏鍋で、最後に御餅を入れてお雑煮風。シャンペンにワインをいっぱい飲んで、王様グッズで遊んで、BGMは戦前ジャスという、超ハッピーな元旦でした〜。

こんなふうに新年を迎えられて、感謝、感謝。

多くの方から「巴里の香りがする文化的」な日記が楽しみとの励ましのお言葉を頂いて、どの穴に入り込もうかと迷っている庵主でェす。

今年も飽きもせずにくだらないことを書くことと思います。ってェ、一年の締めくくりも書き出しも飲んだり食ったりで、しゃ〜ないな。\(^o^)/ BONNE ANNEE!!

PS:早速、「今月の一枚」も更新しておりますので、そちらのほうもご覧くださりませう。

 

BONNE ANNEE!! 初雪なのだ!

2004.01.01

あけまして、おめでとうございます。
今年もどうぞよろしく御願い致します。

ぬぁんと、初雪でごザル。

俳句では元旦に降る雨や雪を「御降り」(おさがり)とか「富正月」とか言うんですが、なんか一句ひねらにゃ。う〜ん。

夕方に友だちが集まって新年会。おせちの準備は済んでいるので、あとでお赤飯炊かなきゃ。圧力釜使うから、あっという間に出来てしまうのですゥ。今日も実はメインは鶏鍋....。それにおもちを入れてお雑煮代わりということになっています。

まづは巴里の初雪をどうぞ!

時間が経って、やっぱりちょっと積もってきました。

 


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