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2003年11月の鵞毛庵日記

プレゼントはこれなのだ!

2003.11.30


懸賞クイズに早速たくさんのご応募ありがとうございま〜す。\(^o^)/

一応締め切りは日本の時間で火曜いっぱいですので、正解の発表はまだですゥ。

しかぁし!プレゼントは見せちゃうのだ。正解者の中から抽選で3名様に写真のプレゼントが当たります。クリスマスの布巾。テーブルセンターにもなるかも。お弁当包も可。布用の絵具で書いてありますから、洗っても大丈夫。柄は先日購入したステンシルでェす。
  

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     午前中は昨日よりぐっと気温も高くて日も当たってたので、周恩来の旧居跡まで行ってきましたよ〜。目立たない記念碑なのかと思ったら、かなり立派なものでびっくり。後日、パリ13区めぐりを日記で特集しようと思うので、その時に写真UPします。お楽しみに〜〜。

今日はこれから友人の絵の個展のパーティーに行ってきます。

 

クリスマス懸賞クイズなのだ!\(^o^)/

2003.11.29


じゃじゃじゃじゃ〜〜〜〜ん!!

お待たせしましたぁ。
懸賞クイズでございますゥ。

写真の物体は一体なんでしょうか?

掲示板かメールにて答えをお寄せください。
正解者の中から抽選で2〜3名様にクリスマスプレゼントを進呈いたします。(プレゼントは明日掲載します)

どしどしご応募くださ〜い。

あ、締め切りは日本時間で火曜日いっぱいです。


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      今日もすっかり冬らしい感じで、うちにこもって制作活動に没頭しておりました。(^_^;)

 

夕暮れ時の散歩は危険であるの巻

2003.11.28


    なんか冬らしい気温と街の色になってきました!ア〜もう師走がそこまで来ているのだぁ。朝から灰色だと、夕べの飽食を消化しなきゃなんなくでも、なんか外に出る気分にならないのだ。いかんいかん。でも、そんなわけで(~_~;) 、朝から本は読んじゃうわ、作品の制作に取り掛かるわで、暗くなるまで外出せず。んんん、こんなことではイケナイのだ。

    今日は絶対買い物しないと決めたのにも関わらず、うちを出た途端に近所の本とCDの安売りショップで立ち止まってしまいましたぁ。ディドロの百科全書の復刻版の再版が並んでるではないか!それも長いこと捜し求めていた「ART DE L'ECRITURE」という文字の巻があるではないか!!! もう即買い求めてるんるんるん♪の庵主でした。キケン、キケン。

    文字の歴史とか字の書き方、姿勢、ペンの持ち方、羽ペンの削り方などなど細かに図版付で解説。巻末には世界の文字と称していろんな国の文字が載っていて、日本のもありますゥ。(笑)いろはじゃなくて、アイウエオ。それもアエイオウの順になっています。Firo Canna(笑)、Catta Cannaはいいとしても、 Imatto Cannaってなんじゃ?かなり妖しい字もあるのですが、ま、18世紀後半の著だから多めにみましょう!


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    明日はお知らせした懸賞クイズで〜す!お楽しみにィ。

 

呉さんに、林さんに、劉さんに、楊さんに.....最後は朱さんの夕べ

2003.11.27

    夕べは古の13区の本に没頭してしまいました!またまた寝不足ちゃん。その昔、庵主が今住むイタリー通りがまだフォンテンヌブロウ街道と言われていた18世紀の終わり頃、うちから2,3軒隣にあたるところにメゾンブランシュ(白い家)という旅籠があり、非常に有名だったとか。(って、コレ一軒しかなかったんですよねェ)その旅籠にちなんでこの界隈一帯は今でも13区のメゾンブランシュ地区とお役所筋では区画されてます。もと旅籠があったところの脇道には名前が残ってるし、うちの最寄の次のメトロの駅名も同じ。

イタリー広場の区役所の裏にはあの周恩来が1920年代に住んでいて、近くの砂糖の精製工場で働いていたらしいです。(その後、ルノーの工場で働いたとか)

などなどいっぱいいろんなものが詰まっている13区なのだ。

    今夜は台湾文化センターで在仏台湾人若手作家展(巴黎台灣年軽芸術家創作新傾向)のパーティーにT子ちゃんと行って来ました。友人知人が数名展示しており、カクテルも美味しいものが出ると言うことで...\(^o^)/
13区にある文化センターは海外省管轄、今夜の文化センターはサンジェルマン界隈でここは文部省管轄なのだと13区の方に勤めている男性から教えてもらいました。予算とかいろいろ違ってなんじゃらかんじゃら...。(笑)日曜に会った時に、ここに今晩招待されているという話をしたかしないでか、会場でリヤンに遭遇。
     さて、いつも台湾のインスタレーションにはかなり悪趣味なものがあって驚かされるのだけど、今回はいたって平穏(笑)な感じでした。庵主はめづらしく気に入ったビデオアートがあって、しっかり見てしまいました。「パイオニア」という題で微生物のような水中の生き物のようなものがうごめいているのだけど、その動きや色合い、ドイツ語のポップみたいなBGMもマッチしてて、楽しかったです。
    カクテルはみんなピラニアのようで、点心が出てくると1,2秒で手がワ〜っと延びてきてなくなってしまう。ううう。やたらと香味ゆで卵が山盛りで出てきて、思わずリヤンに持って帰れば?な〜んちゃって。どうしてこうなんでしょうね〜。日系のイベントでもお寿司や焼き鳥にハイエナかピラニアになるフランス人。遠慮ってモノがないのかね、君たちは。蒸篭がテーブルに着地するか否かで空っぽになってしまう。スゴイ人はテーブルの真ん前中央に陣取って、新しいものが出てくるの待ち構えてるのよね。こういう時、背の低い庵主はまたしても負けています。結局庵主はたいしたものも口にせず。
    従って、なんだか物足りないので、どこかで軽く食事をしようということになり、T子ちゃんとリヤンと3人で例の朝鮮のオヤジの店に行くことに。日中朝三者会合ってな具合ですな。オヤジさんはいつもどおりニコニコお迎えしてくれました。誰が軽くって言ったぁ?って、そんなに注文してないんだけど、豆腐チゲでたらふく。その後、今日は朝鮮人参酒のオマケ付き。好きなだけ飲みねェ式に瓶ごと置いてって他のお客と喋り捲ってるよォ、おっさんは。(おっさんは朱さんといいます。)また、これが口当たり良くって、身体に良さそ〜とか言いながら(完璧言い訳)3杯づつみんなでおかわりしちゃったのだ。

     今、ふと思ったんだけど、このお店の名前なんだっけ?いつも「あそこのオヤジの店」とかで通してしまっているので、今度から「朱さんのお店」に変えようかな。(笑)


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            クイズのお知らせ

    29日土曜日の日記で懸賞クイズを行いまぁす!!
正解者の中から抽選でクリスマスプレゼントがありますので、奮ってご応募くださいませェ〜〜〜。

     

      

 

続・散財の巻

2003.11.26

     NEMOとKILL BILLが今日から公開。どっちか観ようかなぁと思ったけど、出かけた時は上映が始まったばかりの時間でタイミング悪く今日は見送り。NEMOは本当に実在のお魚達が姿かたちのみならず、性質までかなり忠実描かれているとか。この間モナコの水族館でもお目にかかったばかりで、なんか親近感を感じています。パリのディズニーランドで行われた試写会では、あのアラン・ドロンのお墨付きです!!すばらしいを連発してましたよォ。KILL BILLは最近の千葉ちゃん(きっと変でがっかりするだろうと推測)と梶芽衣子の歌が流れるっていうのでちょっぴり楽しみ。(笑)


     映画を逃した代わりに、昨日に続いて庵主は散財してしまいました。(~_~;) 今日の散財は本。へへへ、FNACに立寄ってしまいましてねェ、クリスマス用にいろんな本がうまいこと店頭に並んでるんですよね。学生時代に長年パリの日本書店でバイトしていた庵主にとって、本の並べ具合とか、この間まで平台にあったのが棚に戻ったり、平台が全て変わっていたりとか、いろいろ目に付く訳。「うまいこと並べてるなぁ」なんて感心しちゃったりして、つい騙されてしまう今日この頃です。

     まづ、なんたってどこのFNACよりも目立つはずの目玉商品は「古の巴里十三區」モノ。好評につき再版らしいけど、13区の歴史および近代化の変遷が100年ぐらい前の写真をふんだんに掲載して読みやい。本当に写真が多くて、いつも散歩してふらついているところが、ちょっと前まではタダの丘陵地帯だったり、実はビエーヴルというセーヌの支流のような川が流れてたりと興味が尽きない内容。ついでに隣に並んでたビエーヴル川についての似たような本も買ってしまいました!! 巴里に来てから、当初は3〜4年で引越ししていたのが、ココ13区に住んでから早9年以上になろうとしているので、愛着もひとしおな上に、こうやって長く住むのも何かの縁。今までは又聞きやかじり程度の知識だったので、これで鬼に金棒!の13区通に変身できそうです。昔の写真をもとに自分でも今の風景撮ってみようかな〜。

    他の2冊は以前から気になってた小説。一つは古代史がからむ推理モノ、1947年に死海の古文書が盗まれたことが発端になって事件が展開するらしい。続編もあります。ってことはコレ読んだら続きを多分買うんだな...もう一つはひょんなことからアル中の母親を殺してしまう9歳の少年の自叙伝。COURGETTEってフランス語でズッキーニのこと。主人公がクルジェットというあだ名なんです。テレビの書籍番組で作者の話を聞いたことがあって、その時からずっと読もうかとは思ってた本。文庫の表紙のイラストが味のある可愛さで気に入ってます。(単純かも)

     さぁて、どれからどう読むかなぁ。とりあえず、お夕飯の後、お茶も飲まずに古き13区に没頭してしまった庵主。いやはや....地図と示し合わせなくてもどこだかすぐ判っちゃう楽しさ。道の名前は殆ど変わってないし、戦災は受けてないから、といっても、川を埋めてしまったのでやはり随分変わってます。うちの近所にある一件家界隈はどうやら川を埋め立てたところだったりするらしい。もうちょっとちゃんと読も〜っと。

     

 

ミーコとお散歩

2003.11.25


     久しぶりにベルシーの公園に、浴衣のミーコちゃんを伴って行ってきました。今のところやはりそんなに寒くないけど、日がすごく短いのであっという間に黄昏。

     冬の公園は淋し〜い。誰もいないんですねェ。今日はせっせと落葉かきしてる庭師のお兄さんやおっさん達に、ジロジロ見られてしまった庵主。他に歩いてる人いないんですもの。でも、これはどうやら時間的なことが関係しているようでした。帰りの日暮れ近くには、散歩の人が結構いたし、近所の子供も遊んでました。

     公園を抜けてもとのワイン倉界隈のショッピングセンターへ。すっかりクリスマスの飾りが出来上がって、お店はどこもクリスマス。庵主はアートクラフトのお店にステンシルの型を買いに。カリグラフィーのレッスンで字を書くペンを使ってヒイラギの模様をつけるようにデザインしたんだけど、それ以外に簡単で綺麗なデコレーションできると、それらしくなるかと...。レッスンの時間がじゅうぶんにないので、苦肉の策です。だけどねェ、なんか工芸モノって高いのですよ。ステンシル4種類とスタンプパッドとかごちゃごちゃ買って、スゴイ散財しちゃいました!!スタンプ系は殆ど日本のメーカーのだし、ステンシルの可愛いのはアメリカ製だし、輸入品ばかりです。ぶゥぶゥ。

     気付いたらすっかり薄暗くなって、セーヌを渡る風も冷たぁい。でもよく歩いたので、昨日までのアンキモはちょっと消費できたかも。明日は...なんか朝から雨っぽい予報だわ。

 

美味しいものには...の巻

2003.11.24


    夕べに続いてアンキモで一杯。今夜のワインは夕べ頂いた南仏の方のワイン、メルロ。

    フランスの魚屋さんでは、普通は大口の頭を落とし皮も剥かれた姿で売れらており、ほっぺのお肉は別売りでいつもあるとは限らない。肝もどこの魚屋でもという感じじゃありません。フランス人はどうやって食べるのかな?皆が食べるというものじゃないと思います。

    なんでも「東のアンコウ、西のふぐ」なんて珍重されてるとか。昔からよく言う「アンコウの七つ道具」は肝、とも(尾ひれ)、ぬの(卵巣)、柳肉(身)、水袋(胃)、えら、皮で、殆ど捨てるところがなくて全部食べられるという訳です。ぬるぬるしてさばき難いので吊るしてさばく「アンコウの吊るし切り」もよく耳にする言葉。そのぬるぬるの皮には、お肌に良いとされているコラーゲンをたくさん含んでいるんですって。巴里の魚屋さん!皮どうしてる?(笑)で、身は白身でいたってたんぱくで大部分が水分でうれしい低カロリーですが、肝は脂質40%の高カロリー〜〜〜〜〜!!!(ネットって便利だわ。調べると何でもすぐ出てくるのだぁ) うへへへ。昨日のトロにホタテにアンキモで、巴里を歩け歩けだなぁ...どーしよ、今日は一日ごろごろしてた庵主。(^^ゞ

    アンコウと言えば「アンコウ鍋」! もともとは漁師の「どぶ汁」というものだったそうですが、アンコウの肝とお味噌を練ったのをベースにした出汁で食べるんだってェ〜〜。じゅるじゅる。今まで普通の鍋のようにして、身や肝入れてたんだけど、今度はちょっと手間をかけてみようかな...な〜んちゃって、その前に明日は必死に歩いてカロリー消費しないと...トホホ。

 

酷暑の余熱か?なんかあったかくて変な巴里

2003.11.23

    勤労感謝の日ですな。明日は振り替え休日?フランスはそういうのないので単なる日曜日でした。しかし、異常に暖かい。従って朝市に人があふれてました。のんびりといっても昼過ぎだったけど。魚屋さんを覗いてまづウニを発見!!ウニウニッ!!しかし、他の魚屋さんも見てからと何軒か覗いて、アン肝に遭遇。それにここはホタテもさっきんところより安い。して、アンコウの肝とホタテを買い込んだ庵主。殻剥きますか?というのを断って、もと来た市場を戻ると、最前の魚屋はもう店じまいを始めてる。ウニは小ぶりなので諦めて帰ろうとしたら、トロが何本か別売りされてる....。魚屋のおっさんが他の魚二切れ売りつけようとしたので、それじゃなくってこっちのトロがいいのよね、もうちょい小さくならない?と問う庵主に「姐さん、安くしとくからさ、全部買っていきなよ。」と若いのに値引きを言いつけてくれた。やった〜!!これならウニも頑張って見ればよかったかなァ(笑)その後、DVDでモス対ゴジラを見つけて狂喜しかかったのですが、フランス語ヴァージョンでガックリ。やめました。もすら〜やッ、もすら〜ァ、あ〜あ。ミミィさんのインドネシア語解説を得てから、すごく親しみを感じてしまっている庵主でした。(笑)

    夕方は、中華の最大スーパー陳氏兄弟公司でリヤンと待ち合わせ。すごい人で会えなかったらどうしようとちょっぴり心配だったけど、無事ドッキング。今朝の市場での買い物の話をして、互いに適当に買い物。彼女のカゴには、ぬぁんと、例の天津甘栗が3袋入っていましたぁ〜〜〜。という庵主のカゴにも。ぶはははは。それから我が家にリヤンの新しいBFも誘って夕餉。ちょっと支度の間にリヤンにはレスリーの「金玉満堂」を見て笑ってもらって、ボージョレ・ヌーボーをちびちび。そしてアン肝の蒸したのにもみじおろしでさらにちびりちびり。


    どうだ!美味しそうでしょ?ホタテとトロの盛り合わせでございますゥ〜。

 

ピーターパンに手錠

2003.11.22

    夜、TVで今話題のマイケル・ジャクソンの特別番組やってました。ついに逮捕されたって先日ニュースになってたけど。本国アメリカじゃ、トルコのテロ事件はどっかに追いやられて、報道のトップはマイケルのことで埋め尽くされていた様子。なんか、こういうところが、アメリカって...なんて思ってしまったけど、さもありなんです。

    数ヶ月前に世界中で放映された彼の番組を見てて、子供の生活をしないままに大人の世界で育ち、また、周囲の大人の期待を一心に受けてそれに応えようとした少年期のひずみのお釣りが来たんだと思った庵主。家族や友人、ファンは彼を支えていると言いつつも、すごく親しい友人として否定的な意見を述べていた人が、なんと、あのユリ・ゲラー!!スプーン曲げたりしてマイケルを喜ばせていたのだろうか?(笑)なんでも数年前から、君のしていることは犯罪になるのだからやめたほうがいい、大人が少年とベッドを共にするのは普通の行為じゃないと言っていたらしい。でもね、マイケルは単に兄弟と仲良く一緒に寝たりするのと同一のことだと思ってるのよね、絶対。コレを機にちゃんと精神面のケアをしっかりすべきですねェ。

    話し変わってというか戻って、ショーケンのライブのことをネットのニュースで読みました。今まで封じていた添付ターズ時代の歌を解禁して、ひざまづいて「神様お願い..」を歌ったんだってェ。おじさんがァ。写真が載ってたけど...。ちと、苦しいものを感じましたねェ。どーでしょう?

http://www.shokenlive/com なんてのがあります。


それと同時に、ジュリーが映画でボケ老人役を演ずるとか...。老人か? なんでも詐欺師かなんかで狂言ボケらしいですけど。
    

 

ワイン高けりゃ、デジカメ高いの巻

2003.11.21

     日本でのボージョレ・ヌーボーの値段をネットで見てビックラこいた庵主です。本場フランスでは、寝かせない駄ワインだから、3ユーロ前後。昨日庵主が買ったのは4ユーロちょいです。だから円にするとせいぜい400〜500円がいいとこ。普通のワインより8割がたお安いのが相場です。日本は高いな〜〜〜。
 それと逆に、今日、庵主の散財ショップであるFNACのメルマガによると、日本製デジカメは、って殆ど日本製だけど、日本の4〜5倍の価格。これにもぶっ飛びました。ま、お互い様ってことですな。

     今日は朝からパリの飛行場付近は濃い霧で飛行機の発着が大変だったらしい。パリはそんなに寒くないけど、一日中、「冬型」の灰色一色。いや〜、日もぐ〜んと短くなってつらいつらい。冬至まであと一ヶ月辛抱しないと。暗〜〜〜〜ァ。
ワインでも飲んで過ごさなきゃ、やってらんないわ。

写真は夕べ焼いた野菜たっぷりのキッシュ。キッシュって、卵と生クリームとチーズを混ぜたのに他の具を合わせて焼いたパイ。ローレンヌ風が基本でベーコンが入ります。庵主は冷凍の野菜のミックスをいっぱい加えてあります。サーモンとほうれん草とか、シーフードミックスなんかもイケますよ。

     

   
     

 

めずらしくホント、おいしいのだ。にゃろめ〜〜〜。

2003.11.20


美味しいです! 今年のボージョレ・ヌーボーは噂通り、予想通り。濃厚でなかなかイケル。珍しいですッ!!

今朝、すぐ近所のスーパーで日本でもおなじみのジョルジュ・デュブフのと、別のと合わせて二本購入。今日はご飯とお豆腐は棚に上げて、パルマ産生ハム、ヤギのクリームチーズ買っちゃったぞォ。そしてパンは、何年か前に新聞のフィガロの調査でパリ一おいしいと称されたパン屋さん(うちの斜め前です。\(^o^)/)でドライフルーツ三種入りパンも買って、るんるんるん。写真の通りでござりますゥ。ドライフルーツはレーズンとくるみとへーゼルナッツ。口の中でハムやチーズの塩味とちょうどいい感じに
なって、そこにワインが加わって、おいちい。

それ以外に野菜たっぷりのキッシュ(パイ)を今、まさに焼いているところなのだ〜〜〜。

ということで、また明日ァ〜〜〜!

 

GSの二本柱、どちらがお好き?

2003.11.19

一大事!!住民税の支払期日が過ぎていたことに気付いてあわてた庵主。本当は15日なんだけど、今年は週末にかかっていたので17日月曜に延期になったニュースを耳にして、安心しちゃってたのでウッカリ。追徴金ついちゃうかなァ?げげげ。

ジュリーからショーケンの話で掲示板が少し賑わってますが、庵主の世代にとってはこの二人は重要なポジションを占めており、友達にはジュリー派とショーケン派がいて、どちらも別になんて思ってた庵主は(GSはスパイダースが好きでしたのよ)、熱狂的な友人達の熱弁に耳を傾けるばかりでありました。

ショーケンといえば...庵主の祖母(故人)が庭で草むしりをして鎖骨を折ったことがあり、病院にお見舞いに行った時のこと。病院の廊下にショーケンの最初の奥さんだった人(当時夫人であった)がいるではありませんか!なんでも彼女のお母様が隣室に入院しているという。つまり、普通なら、娘のダンナもお見舞いぐらいには来るのではないか、と胸踊ったしだい。翌日早速ショーケン派の友人にその話をするや、興奮は頂点に達し大変な騒ぎとなりました。が、庵主は結局ショーケンに遭遇することなく、祖母はその時かなり高齢でしたが、すんなり退院してしまいました。

な〜んてことを思い出しつつ。

明日はいよいよボージョレーヌーボーの解禁日です。うっひひ。

 

イタリー通りの黄葉の正体はいかに?

2003.11.18

    今日は俳句会でヌイィーというパリを一歩出たところまで行って来ました。ここは超高級住宅街なのだ。緑も多いって今は黄色か茶色だけど、時雨れていて、なんともいい感じでした。(デジカメ忘れた!)そして、夜は大学都市の日本館に書道展を見に。日本人会などの書道教室の作品展でした。フランス人でも舌を巻くような作品があり、書道がダメな庵主はため息もれもれ。


    話かわって、15日の日記の写真の街路樹は、はんてんの木。これは葉っぱが「はんてん」に似ていることからの俗称で、もくれん科のアメリカ北部原産の木。ゆりの木とか、花がチューリップに似ているのでチューリップウッド、イエローポプラなどなど、いろんな呼び方があります。木材としても多く使われているみたいです。

半纏って何て読むの?というご質問にお答えして。PC上だと読みにくいですものね〜。失礼しました!クリスマスツリーという名称は誰かに聞いたのと俳句の花の歳時記にも載っていたような気がするけど、真偽の程はちょっと不明です。

花は木の上の方に、さらに上を向いて咲くので、背の低い庵主には全く見えません。今日、写真を探してこんな大きそうな綺麗なのがさくのかァと感心しているところです。うちの前にはずら〜っと植わってるのですが。ぶりぶり。咲いてんのかなァ?日本でも街路樹だったり、公園(東京なら新宿御苑にあるって)や学校なんかによく植わっているそうですよ。葉は厚みと艶のあるもので、とにかく黄葉がつやつやしてて綺麗なんです。そのうえ、我が家の前のイタリー通りは街路樹をいつもライトアップしているので、夜なんかぱァ〜っと明るいです。残念ながらこの2,3日の風と雨で殆ど散ってるので、写真は15日のぶれちゃったので勘弁してくださ〜い。そのかわり、お余所から拝借しちゃったの載せます。

 

マロニエにこにこの巻

2003.11.17


覚えておいでだろうか。9月27日付けの日記「マロニエごろごろの巻」で紹介したマロニエの実。あれは、Tamaちゃんのアトリエで子供達の工作の材料にするという目的で庵主が拾い集めたものでした。今日は、そのマロニエ達が大変身した姿を皆様にお目に掛けたいと思いますゥ。じゃじゃ〜〜〜ん!

まづはとくとご覧あれ。
庵主はただただ子供達のセンスのよさに感激。なんでもイガを被ると無敵になるとかいうキャラの実もあるそうで、今の世代の子供の発想は、まさにゲームが基本になっているということも再認識。

庵主は拾いに行った時もなんだかすごく楽しかったけど、みんなの作品を見て、さらに楽しくて、うれしいで〜す。

 

雨がしとしと日曜日

2003.11.16

    帰りを待つような君がいない庵主は雨が止むのを待って夕方散歩に。ちょっと寒くなったようです。中華街はなんか活気があるな〜なんてブラブラしていたら、黒人の女性に声を掛けられた。なんでも黒人が集まる会場を探しているとかいうのだけど、そんなの知らないよ〜。その女性は不審そうに私の顔を覗きながら、でも、中国人に場所を借りてるんです、知りませんか?「ごめんなさいね、全然知りません」(あたしゃ中国人じゃないんですよ!)って、本当に知らないんですもの、そんな変な顔しないでよね〜。

    今日は日曜で雨が降ってて、見出しの歌を思い出したわけ。サリーは役者になって映画じゃ結構いい役を演じてますねェ。たけしの「座頭市」にも出てたなァ。キムタクとCMに出てるのを東京で見たけど、昔みたいにギター弾いてる姿はやっぱり板についてて、当節のカッコイイおじさんって感じ。

そういえば...
巴里に着いたばかりの頃、同じ寮のフランス人の女の子にスッチーの卵がいたのですが、その彼女がなんとジュリーのファンだったのでした。あのころ、確かフランス語の歌うたったりしてたでしょ?こっちのTVにも出たのかな?それにその子は日本人の友だちがいたとかいって、「時の過ぎ行くままに」はちゃんと歌詞を日本語で覚えてたのでした。どうしてるかな、彼女。

あの頃のジュリーはカッコよかったもんね。最近はどうなのかな?カッコイイおじさんしてるんだろうか?

なァんて考えながら、ゴム版彫りを開始して一日過ぎてしまいました。
写真はニースの朝市。日曜はうちの前にも市場が立つんだけど雨なので行かず。

  

 

影の白きに身を隠す白鷺

2003.11.15

11月15日は七五三なのだ。今、思い出しました。今年はどんな感じかな?一時廃れてた着物も数年前は目に付いてたようだったけど。東京の家のすぐ近くに大きな八幡様があるのですが、いつだったか今の時期に帰国した折に、慣れない着物姿の親子連れを見かけたものです。子供は疲れちゃって駄々こねるし、千歳飴の袋を振り回すし...。という庵主も、あの頃は...着物はいいんだけど、履物の鼻緒が痛いとかいって、結局一式持って祖父母のところに行ったのでした。(笑)千歳飴はペコちゃんのミルキー味のほうが良かったな〜。知り合いの年配のおじさまが普通の千歳飴をおいしそうに舐めてるのを見た時は、子供心に不思議な光景でした。ああ、昔の話。

    今日は知り合いの展覧会に行ってきました。神野八郎さんという書家。日本の美大を出た後、パリのボザール出身で、ずっと長くこちらで活躍しています。知り合って年月は長いのですが、最近はちょっぴりご縁が薄くなってました。しかし、庵主がカリグラフィーをするようになって、やはりしばしば彼の名前を見たり聞いたりすることが。実はニースに行く前にオープニングに伺ったのですが、人が多くてご挨拶もせずに失礼しちゃったので、最終日の今日に出直しでした。作品は書といっても書にあらずというところは庵主と通ずるところも。最近は石を用いてインスタレーションもしているとか。以前は「色即是空、即是色」をテーマにしてたのですが、それが継続して現在はペルマネッサンス、つまり不変の永続がテーマ。今日の見出しは道元曰く。その言わんとするところを、自分なりに表現したという白地に白で描き、光を吸って透明感のある作品も。帰り際に道元の禅の歌をテーマにまとめた本を求めて、サインしてもらいました〜。「美と情熱」の言葉も添えて。我々には必要なことだからって。

    ギャラリーがサンジェルマン・デ・プレ界隈にあったので、土曜の夕方ということもあり、またまたスゴイ人出。やっぱり都心は賑わってるな〜なんて、すっかり13区の田舎モノの庵主です。写真はその田舎の13区、うちの前のイタリー通りの秋の夜。ライトアップされてて黄葉きれいでしょ?これはクリスマスツリーとか半纏の木(葉っぱが半纏みたいなカッコだからですって)とかいわれてる街路樹です。ちょっとぶれてますが、ご勘弁を。

 

不思議なメダイ

2003.11.14

    そんなお天気でもないけど、めちゃくちゃ寒いわけではない巴里でございますゥ。

    昼間はのらりくらり。夜になっていきなりワンダーになって、ケルト文字のデザインにいそしんでしまいました。紐のからみ模様を解いていたので、あっという間に夜更かしになってしまった。日記も更新怠っておりました。

    さて、昨日金曜はデパートのイリュミネーション目的の外出ではなくて、「不思議なメダイ」の教会にT子ちゃんのご両親を伴って行ってきました。ルルドやファティマの聖母マリアのご出現は広く知られているけれど、パリでのご出現は一般的にはマイナーかもしれません。でも実は重要。

    ここはパリの7区、ボンマルシェというデパートの老舗の真裏の、愛徳姉妹会という聖ヴァンサン・ド・ポーロが設立した修道会で、1830年7月18日の夜中に修道女の見習いであったカトリーヌ・ラブレの前にマリア様がご出現した所です。数ヵ月後、再びご出現があり、その際に、自分の今の姿をメダイにして皆に広めるようにとの啓示が与えられ、それが世界中に広まって今日に至っています。写真のメダイがそれ。表がマリア様が蛇を踏んで地球の上に立っている姿、裏が茨を抱いたキリストの心と剣が刺さっている聖母の心に十字架とMの字が施されています。どこかで見かけたことがあるかと思います。聖母マリアの周りには「原罪なくして宿り給いし聖マリア、御身に依り頼み奉る我等の為に祈り給え」という言葉が刻まれています。このメダイを身に付ける人、特に首にかける人には必ず多くの恵みがあり、また深く信仰することによって特別に豊かな恵みが与えられるとの言葉を賜ったといいます。信者、未信者に関係ありません。

写真左はその教会で、ご出現があった場所にその様子をかたどったマリア像と、下のガラスケースの中は、カトリーヌ・ラブレその人の遺体が蝋で化粧されて安置されています。聖人は肉体が腐らないと以前あるシスターから聞きましたが...。そしてその横の椅子はマリア様が最初に現れた時に腰掛けた椅子。いつもここに置いてあり、世界中から巡礼者が集まって来ています。礼拝もひっきりなしです。

    庵主は学校がカトリック系だったため、小さい頃からこのメダイには親しんでいて、最初にパリに留学が決まったときも、シスター方から是非行くようにと真っ先に薦められたところでした。小さい頃は首にかけてたこともあったな〜。きゃわいいなァ。(笑)今はブレスレットに一つ小さいのを付けています。特別信仰しているわけじゃないけれど、なんとなく習慣で。ローマ法王の祝福も受けてるしなァ。こんなんで恵みを賜っているのだろうかァ? 
    でも、一つだけ、そうだと思ったことが実際ありましたよ。数年前に、オペラ通りで反対車線なのに逆走して急ブレーキかけたバイクにぶつかったことがありました。ぶっ飛んだ。でもちょっと打ち身程度でたいしたケガもなく。ああいう時って不思議なもので、庵主は小さい頃よく転ぶので、母に女の子は顔が大事だから(そんないい顔じゃないですけどねェ。。。笑)、転ぶときは手を前に出して顔を庇うようにしなさいと言われてて。必ず転ぶときはいつも無意識に手を前に出して転んでいるのです。このバイクの時もそう。そのかわり、あん時ゃ、バチって痛かった〜〜。自分の重い体重+衝撃のパワーですからねェ。2〜3メートル飛んだかな?手のひらがマッカッカでヒーリヒリ。でもって、それは無事済んだんですが、後から気付いたんだけどメダイが一個無くなってて(これはマリア様のお母さまの聖アンヌの)、不思議なメダイも取れかかってました。その晩は小さい頃のようにマリア様にお祈りしちゃった庵主でした。

 

町場ではクリスマスの準備が始まっているのだの巻

2003.11.13


恒例のデパートのイリュミネーション。
ギャラリー・ラファイエットは、今年はステンドグラス風。
気分はクリスマスゥ!

蒼月♯さんとはすぴーさんのお誕生日を祝して!!


平日だというのに街はなんだか人が多くて賑わってましたね〜。
実はこのイリュミネーション、デパートに縁遠い庵主は案外見に行く機会がないものでして、今日は時期も早々、行ってしまった、見てしまった、撮ってしまったのだ。わ〜〜〜い!!

 

夜中の美食体験の巻

2003.11.12


    夕べはビデオで夜更かし目一杯の庵主。遅い朝はすでに雨模様。ぐずぐず...。こんなことではいけないッ!ははは。
午後、雨が上がったので近所をうろうろして危険地帯FNACに行きました。(笑)ちょっとケルトのデザインの本でも探してみようかな?と思ったのですが、結果はうちの方が資料がいっぱいあることが判明。やっぱり自分の資料を片っ端から見てみるべ...というわけで、ただいま部屋中に本や資料が散らばっている状態です。


    さて、夕べのビデオの感想をば。原題は「金玉満堂」(そこで笑ってる人だァれ?・笑)というツイ・ハーク監督のコメディです。DVDはフランスヴァージョン。料理人バトルなのだ。清王朝の宮廷料理を再現するという対決のためにレスリー・チャンなんかが東奔西走する爆笑コメディーで、レスリーは香港のやくざの一家のにいちゃん。なぜか、劇中、日本人の彼女(写真は百恵ちゃん、レスリー自身がファンなのです)がカナダに移住してしまったので、後を追っかける手段として、コックになってトロントに行こうとしたが失敗。それから、とあるきっかけで香港でも有名なレストランの厨房で働くことになるんだけど、料理なんかできないのでさらにコメディーに拍車がかかってゆくのですゥ。お腹抱えて笑っちゃいました。そしてクライマックスは包丁を捨てていた超優秀なコックさんを説得してバトルの手助けをしてもらうのですが、その宮廷料理のシーンで、クマの手やらぞうさんのお鼻なんか出てくるんですよ〜。クマの手は右だろうか?な〜んちゃって、真剣に見ちゃった庵主。(クマさんは右の手で蜂蜜を食べるというので、美味しいと言われているのですが...)他にもいろんな調理シーンがあって、ゴクリゴクリ。

    まづはレスリー・チャンの恋愛物じゃないコメディを見てみたかったので、これも二重丸でした。この映画は95年ぐらいだから、覇王別姫の頃でまだ元気。そしてすごく若い!直に40歳に手が届くとは思えない若さで、きゃわいいのです。あれ、20代でも通用しまっせ。っつう庵主も数年前、アメリカに行った時はしょっちゅう身分証明書の提示を求められましたが。うっひひ。

 

世界のKITANOが足立区のたけしだってこと、こいつら知らね〜だろうなの巻

2003.11.11

「座頭市」観て来ましたぁ!!(相も変わらずつまんないチケットですが...)

    今日もお天気よくて気持ちのいい日だったから、国立図書館の方までブラブラ散歩して例の二人がけシートの映画館に行ってまいりましたよ。今日は祭日だったしお天気もいいから結構な人出。マトリックスはじめいろんな映画を上映しているから、切符を買うにもたくさん人が並んでました。時間よりちょっと早くついたのでビデオショップをまづ覗きに。この間と品揃えも変わってるな。っつうことは売れてるってことだわ。「たそがれ青(笑)兵衛」や「踊る走査戦(爆)」などはもうありませんでした。勝新の座頭市が何本か。でもよくみるとDVDのリージョンコードがZONE1なのでアメリカ製かな?香港なんかから輸入してるのはみんなZONE3だし。フランスは日本と一緒でZONE2だけどビデオのシステムはPALで違います。もう、面倒臭い!でもPCで再生するのにはビデオシステムは関係ないとのことなので、庵主はフランス製のは何買っても大丈夫ということ。などと、あれこれ見ているうちに時間になったので上映室へ。上映時間がちょっとずれていた様子で中に入れずドアの外でちょっと並ぶはめに。随分人がいるのでまたビックリ。中学生みたいな女の子達が馬鹿でかいポップコーン持ってはしゃいでて???こんな子達が座頭市みるわけ? 

    で、映画は大変面白いでした。それ程期待してなかったんだけど、意に反して二重丸。リズムに乗ってテンポがあって、ツボ持ったまま飛んじゃう腕とか、血がびゅ〜なんていう70年代のかなりシュールなチャンバラシーンが非常に懐かしかったですね〜。笑わせるところも適当に組み込まれてて、これは足立区のたけし味じゅうぶん。役者もうまいし。浅野忠信とかいう俳優さんは初対面でしたが、やっとうの立ち回りもよろしく、タスキの掛け方もなかなかで合格です。(笑)安田じゃなくって大楠道代が年取っていてちょっと残念でしたが、仕方ないか、畑の野菜売ってるおばちゃんの役だしね。なんといっても、ほれ、おせい役の橘大五郎とかいう子、16歳だっていうのにたまげました。家に戻ってからしっかりチェックしなおしたわぁ。←おばさん入ってる庵主。いやあ〜〜〜、昨今の16歳の少年はオフ会で会った春光くんといい、この役者といい、やることがシブクていいオノコがおりますなぁ。でれでれ。(猪やっこさん、どう?この子もいいわよ!・笑) 最後のタップのシーンもいい感じ。役者もみんな踊ってて、あたしゃ、たけしも踊りに加わるのかと思ったんだけどなぁ。映画が終って拍手が起きてました。かなりフランス人のウケは良いみたいですよ。なんたって世界のKITANOだからねェ。

     帰りはまたもとのビデオショップに戻って、ぐるぐる見てまわり(というほどの大きさじゃ全然ないけど)、アジアコーナーを物色していたら、「きゃ〜○×じゃ〜ん」「△○かわいいよね〜ッ」とか日本語で黄色い声。人が見ているのに後ろから横から手が出てきて、なんなんだ、こいつらは!!と内心むかつく庵主。しまいには押されてしまう始末。おばさん、なさけなかぁ。とほほ。「パルドン!」とか言ってたけど無視してしまった。どついたるか!このガキャァ、な〜んてこれっぽっちも大いに思っていたのは言うまでもないことでございました。ふふふ。その勢いもあってか、(ど〜ユゥ勢いか?)、最愛張国栄が出ている料理のコメディーのDVD買ってしまった...欲しかったのよ〜豪華中華料理が一杯出てくるって言うし、彼のコメディーも見たかったのよ〜。

    
    というわけで、今夜はこれからそれをゆっくり見てよい夢を見ようと思っておりますです。レスリーの感想はまた明日にでも。(年賀状ど〜すんのかね〜?え?)

 

またまた不発弾の巻

2003.11.10

好天続きとはいえ、秋はどんどん深まってますね〜。近所の公園も黄色くなってじきに木は裸んぼうになるのだ。なんでも今年は黄葉が例年よりきれいだとか。これ、酷暑のせいプラス秋の好天のおかげですって。暑さの後、随分花が狂い咲きしたり芽が出たりして、秋になるのが遅くなったのと、いつもより雨が少なく秋が暖かいせいだとか。枯れるのに時間がかかっているかららしい。来週から寒くなるみたいなのでその前が見ごろだとか。


   昨日に引き続いて今日またまた不発の焼夷弾発見。町の住民700人が緊急避難して撤去作業が行われました。特に多いのはベルギーとの国境付近の一帯で、なんでも第二次大戦中に落とされた焼夷弾の12%は不発のまま地中に埋まっているそうな。年間約1万3千回ほど処理班が出動しているのだと。中には毒ガスを含んでいるものもあり、それは国内では処理できないんですって。どこでやるのかな?これはきっと軍事機密なんでせう。そこまでは詳しくニュースでは言ってませんでした。今日みつかったのも爆発すれば周囲800〜900m一帯に被害を及ぼすというのだから、怖いですゥ。

   なんだか風邪気味が抜けきらないのか、体調イマイチの庵主は、一日年賀状どうしようかともんもんと過ごして終ってしまいました。今年もゴム版彫ろうかなとか、いろいろ考えあぐねていますゥ。なかなか「座頭市」も観に行けません。明日は観に行くぞ〜〜!

   あ、明日って祭日だった。第一次大戦の終戦記念日。二次じゃなくって一次ですよ、昨日も話した1914〜1918年の。まだね、参戦した人が生きてるんです。昔は若くて出兵してたから、現在100歳+αぐらいかな?

   そうか、だから不発弾のことも丁寧にここんとこ報道してるんだわ。ふむふむ。

 

ぱっとしない日曜日の巻

2003.11.09

    風邪気味はちょっと回復して、今日は月に一度のシャンゼリゼ詣での日。日本人会での俳句会でした。しかしシャンゼリゼの何が面白くて人がこんなにいるんでしょう?日曜日ってお店開いてないし。来月はイリュミネーションでもっと賑わうんだろうな〜。
 
    なんかぱっとしない世の中、フランスの今日のニュースからひとつ、ふたつ。

    やっぱりね〜〜。タバコ屋さん強盗に襲われてます。値上がりしてから事件続発らしい。まだ死人やケガ人は出ていない様子ですが、ストックごっそりやられちゃったりしているらしい。これは当然ヤミ売りのルートにばら撒かれるわけで、業者は政府に安全保障を訴えたとか。うんうん。今や政府の金稼ぎにタバコを売っているような感じのタバコ屋さんたちです。守ってもらわなきゃねェ。政府には警備費と取締り費と経費がかさばるばっかりだわ。

    日本でもたまに第二次大戦時の不発の焼夷弾が見つかったりしますが、フランスではこのところ日常茶飯事にニュースになっています。それがなんと第一次大戦のもの。こんなに時間が経ってても爆発の恐れはじゅうぶんなので、その度に付近の住民は避難させられ、特別処理団がさっそうと登場するのですが、この第一次大戦(1914〜1918)の焼夷弾、地雷、魚雷がまだまだたくさん落っこちたままだそうです。それにノルマンディー上陸作戦の名残と共に、フランス北部は不発弾処理施設が4箇所あり、今までに第一次大戦時以降の500〜600トンの不発弾を毎年処理するそうな。ってことはまだまだあるということです。うへ〜。

   ノルマンディーの海岸はトーチカは当然いつでも使えるように(恐らく)そのまま残ってますが、今でも焼夷弾の破片が結構落ちていて、庵主も拾ったことあります。でも、さすが、持ち帰るのはちとはばかられ、そのまま砂に埋めて戻しました。スピルバーグの「プライベート・ライアン」を観た方、ちょっと想像してみてください。ポッケに入れてもって帰る気にならないでしょう?

 

ちょっと風邪気味の巻

2003.11.08

    外は天気がいいけれど、ちょと風邪気味でイマイチワンダーでない庵主です。

    何してたって、どうしてたかな?用心に風邪薬飲んでお昼寝したりして、ただ一日が済んでしまった...。

    そうだ、昨日夕方、郵便局に行こうとしたら長蛇の列で、終了時間も近かったので諦めたので、午前中に行きなおしたら、なんでェなんでェ、またまたすごい人。ぶりぶり。土曜日は12時までで、なぜか郵便貯金を引き出すお年寄りが多くてねェ、手間がかかるんですわ。郵便局の外まで人が並んでちゃ、いったい何時になるのやら。風邪気味っぽかったし、またきびすを返して家に戻ってしまいました。
    
    大使館のメルマガが来ました。最近、何かの時のためにと思い購読を申し込んだのでした。これで、緊急時の情報などもメールで流してもらえるのだ。あのNYのテロで個人的に滞在している邦人の扱いに手落ちがありましたからね。で、そのテロ対策の一環で、アメリカは機械読み取り式以外の旅券での入国にはビザを要求することになりました。バーコードみたいなのが付いてるパスポート。その件で日本大使館に問い合わせが増えたみたい。ちょっと前にこのニュースを耳にした時は、明らかにフランス人に対する嫌がらせと思ったのですが(遠からじ)、だって、フランスのパスポートってヨーロッパ内をウロウロしてる分には必要ないし、機械読み取り式じゃなったのですよ。日本は数年前から機械読取式になってますが、フランスではマルセイユとストラスブルグ領事館が発行しているのはそうじゃないんだそうで、該当の方は必要とあらば作り直してくださいだって。タダじゃないぞ。(笑)庵主はパリで発行だからOKです。

アメリカってなんか面倒なこともあるのよね〜。昔誰でもビザが必要だったとき、パリで観光ビザ申請したんだけど、その時に、親族がいる方はそれは隠してくださいって日系の旅行代理店の人に言われたのです。従兄に会いに行くためだった庵主は渡航目的を「友人に会いに行く」に偽ったのだ。(笑)外国人が外国でアメリカのビザを申請するっていうのは危険視されていたのです。親族がいるってことで不法滞在されたり無尽蔵に移民されちゃ困るというわけ。

  フランスもまた移民法が変わっていろいろ難しくなってきてます。家族呼び寄せなんて制度があったのだけど、それが厳しくなるらしい。日本人にはピンと来ないかもしれないけれど、アフリカや中近東は一夫多妻制の国もあるから一口に家族と言ったって、両親に子供が何倍にもなってしまうわけで...幼稚園のお迎えだって、異母に忘れられて置いてかれちゃう子もいたりするんですよ。あとから一人足りないってあわてて戻ってくるの。

 

時間の流れにワインを傾けあれやこれやの巻

2003.11.07

   うっかりしていたが昨日は両親の結婚記念日だった。といっても普段からどうということないんだけど。え〜と金婚式はちょっと前に済んでます。ご当人達はあんまり関係ない様子。齢を重ねると過ぎてしまったそういうことはあまり重要なことではなくなるんですな。
   「時間」というのは不思議なもので、さっきも例の「てなもんや」を観ていて、ああ、日曜の夕方6時にコレを観てた時は、40年近く経ってから、それも巴里でワイン飲みながらケラケラ笑って観るなんて想像もつかなかったことなわけで。なんか面白いというか摩訶不思議。 
   この間は、あるニセの日本レストラン(笑)の前で、ここは昔はすごく有名な中華料理屋だったと話したら、そうよ、一緒に来たことあるじゃない?と中国人のリヤンに言われて愕然。そうだ、彼女とももうたっぷり15年以上の付き合いなんだった。かなりの思い出を共有し、その大部分が崩壊しているという時間の流れ。

         ************

   昨日の写真もまた摩訶不思議で、正解が出ない...??? よく見かける花の実なんですよ〜。正解は明日までのばそうっと。これは正解が大当たりでも賞金でません。あはは。でもねェ、クリスマス間近になったら懸賞付きクイズを予定していますので、みなさん、日記は毎日チェックしませう!!(爆)

   世の中だんだんクリスマスモードに入ってますね。一昨日のFNACのビデオコーナーしかり、テレビでもクリスマスっぽいCMが始まりました。近頃は11月1日過ぎると待ってましたとばかりにサンタやトナカイが登場するんですからね。日本はどうですか?
などど、いいながら、庵主もカリグラフィーの教室ではその準備に取り掛かっておりますです。早くしないと間に合わないしね〜。ここでも、ちょっと時間の不思議。カリグラフィーの作品に加える模様のヒイラギの挿絵、小さい頃よく目にしたシスターが黒板に描いたクリスマスの絵がもとです。まさかね〜、ずっとこの時期になると描いてるんだわ。


そうだ、ここで宣伝しちゃおう!庵主が参加した年賀状やクリスマスカードのデザインの2004年度版MOOK誌が先週末から発売されてまぁす。

 「こんなに簡単 年賀状 2004申年版」CD-ROM付き LOCUS発行

あの酷暑の中、そんな仕事に没頭しておりました。本屋さんでみかけるかも。(^_^)v

  というわけで(ど〜いうわけじゃ!)、オリーヴつまみながらワインを飲んでおりまする。グラスはアンティックのサンルイ、てへへ、これ、ちょっとヒビが足に入ってるので知り合いの骨董屋さんが売り物にならないからとくださったものです。庵主感激。でもその方ももう故人に。使わないと物が生きないから、
時々こうやって息吹を与えています。左はニースの鈴なりのオリーヴ、ワインのつまみは塩漬けの昨日買ったオリーヴ。

今夜はTVでなにやらアラン・ドロンの新しいTVドラマをやってますが、なんかイタダケナイナ〜。何をやってももう同じに見える。あの美しいため息の出るような青年は...。もう完璧に別人28号と、諦めるしかありませんな。う〜〜〜ん。残念である。

だけど、この年齢としてはかなりカッコイイとは思う。でも、口きかないほうがイイナ。昔日本で流行ったダーバンの宣伝の頃までですな。
 
   ♪DURBAN,C'EST L'ELEGANCE DE L'HOMME MODERNE♪ 

   

 

迷惑メール退治の朝の巻

2003.11.06

今朝はぶったまげたのだ。
メールを開こうとしたら....受信中がず〜っと続く。レレレ。ぜ〜んぶおんなじところから、中身は単に「END OF COMMANDES」と書いてあるだけ。ぬぁんなんだぁ、こりゃぁ〜〜〜ッ!!と削除してもしきれないぐらい届き、600通は来たのだ。やれやれ。そのうちいくつかは、こんなメールが来ましたとか、もう送るのは止めてくださいとか、別の誰かに送られているものも混じってました。

そうじゃなくても、広告メールが多くて、それもアメリカとかカナダとか、庵主はヴァイアグラいらないッちゅうの!

やっと削除作業完了して、本当のメールを読んだり返事書いたり、掲示板読んだり、余所に遊びに行ったりして、あっという間に11時になってしまったわい。今日は朝から天気がよいのだ。朝市もたっているのだ。というわけで、予定より遅れてちょっと近所にお出かけ。まづは「座頭市」の映画のポスターのある、うちのアパートを出た付近の写真を撮ろうとしたら....たけしがいない。今朝すでに違うものに変わっていた....愕然とうなだれる庵主。今日はなんか良くない日。(ーー;)
きびすを返して朝市へ。今日は食べ物じゃなくて、キレイな色(どっちかっていうと変な色かも)のマニュキアを買おうと思っていたのでし。でもその前に洋服(1ユーロ均一なんて妖しい洋品屋もあった)とかビデオとかジロジロ見ちゃって、やっとこさ化粧品雑貨にたどり着く。何軒もあるんだけど、どこも一個1ユーロ(1ドル弱)が相場。青銅色と紫色を買入。昔は紅いのよくしたんだけど、あれは紙にこすれて跡が付くので、作品を汚してしまうためご法度色になりました。
その後、オリーヴ屋さんでニースで買い損なったのをなんとなく一掴み買って帰ってきました。

お空は真っ青、黄葉はキレイ。ちょっと寄った公園にこんなものが。なんだか判ります?

 

あの手この手で喫煙者はあがくのだの巻

2003.11.05

   今日は世界中で同時公開とかのマトリックス3作目の日。それと、巴里ではたけしの「座頭市」。うちの前にポスター出てます。明日写真撮ろうかな?ちょっと道に出ると、たけしが居るわけよ。あ、世界のKITANOでした。(笑)

   写真の整理に手間取っています。そればっかりしてるわけにもいかず。今日は何やってたのかなぁ?なんて健忘症出てます。え〜と、そうだ、FNACに行ったんだわ。なんかDVDあるかなぁって散歩のついでに。鈴木清順の3本セット1巻と2巻があったのだ。買いそうになった。あぶないあぶない。喧嘩エレジーとか東京流れ者、肉体の門、などなど。黒澤は4本セット。おっとォ〜、危ない。そうなんだ、クリスマス商戦なんですね、世の中。他にもいっぱいそんなセット物が出てました。本の方は探してたのが見つからず、これまた幸い。散財しないで済んだのだ。

   しかぁ〜〜し!家に戻ってまた香港のサイトなんか覗いて注文しちゃったのだ。ぶぶぶ。だって、ニュースメールが来てたんだもんねェ。庵主は日本語のページで注文をだしてるのに、なぜか中国語のニュースレターも届いています。今、あっちでも韓国物が流行ってるそうで、新し物の殆どがそうでした。

           *********

   今日のニュースでおかしかったこと。
   先日タバコが値上がりした話をして、箱の半分を割いて禁煙キャンペーンしてるとも書いたけど、いっぱい種類があり、「健康のため注意しましょう」なんて生やさしいものなんかじゃぁないのですよ。太い黒枠の中に大き目の濃い字で「妊婦の喫煙は胎児に影響する」、「喫煙は健康を著しく破壊する」、「タバコには××、○○、シアン化物が含まれています」などなど。なんといっても一番は「喫煙は殺す」ですよ。遠くからでもよく見えるんだこれが。初めてこれをみたときには目を疑ったモンね。正直言ってすっごく驚いた。お見せできないのが残念です。友だちも止めちゃった人の方が多くて箱が入手できません。そしてそれを目にしながら吸っても、はたして美味しいだろうか?なんて思ってたら、やっぱり。その上にもっとやさしい文句のシールを貼ったり(ネットで出回ってるらしい)、タバコケースの需要が増えたりしてるらしい。昔みたいに皮とか銀の素敵なのじゃなくて、買った箱にそのままかぶせるような安価なもの。笑っちゃうわよね〜。

   やさしいメッセージには「愛は子供の誕生につながる」とか、「ディーラーは国家だ」みたいな皮肉ったのとか。こんな手間隙お金をかけてまでして...って思ってしまった。

下の写真はモナコでみかけたもの。海上保安庁系のちゃんとした掲示板。「この海岸は監視員がいません。泳ぐ人は自分で責任取ってください」みたいなことが書いてあります。これもねェ、なんか可笑しい〜〜!

 

やっぱり暗い巴里、もっと暗い感じのデンマーク、ニースはパラダイス

2003.11.04

    ニース漫遊記の写真編集に忙しいですゥ。昨日は夜早速にも今回同行したDOG'S BOX嬢(このサイトをデザイン)から写真が届いたので、パーティーの写真なんかも充実。どっかのフォトアルバムに掲載しようかと考えているところ。もし上手くいったらお知らせします。お待ちアレ。

    JOのサイトを紹介します。www.jomo.dk
ちょっとだけ英語やフランス語があるけど、だいたいはデンマーク語です。(@_@)?? 時々絵のサインに「世」って書いてあったのでみんなで訳をたずねたら、アートの生徒に日本人の男の子がいて、その人から漢字を教えてもらったんだといってました。今回はデンマークから車で、途中は汽車に車を乗せて、合計二日間の旅。一ヶ月近くゆっくり滞在するとか。お子さんは27,8歳を筆頭に息子ばかり3人いて、それじゃ奥さんは若々しくパワーある筈だわ。食べ盛りの頃のご飯の量の話はおかしかった。なんでも山盛りの食卓。う〜ん。すごそう。JOとはラクレットの時に隣だったので、世間話から何からいっぱいおしゃべりしましたが、半分はヨッパで、それも英語だからかなり妖しい。(笑) サイトを見ると掲載されてますが、なんでも仮面を手がけたりして、それもグリーンランドの人で能面を彫る人と知り合いだとかで、庵主としては聞き捨てならぬ話であったことを思い出しました。(笑) 北欧はフィンランドのサンタの町しか行ったことないから、デンマークにも行きたくなった〜。彼らが住んでるのはコペンハーゲンじゃなくて、半島の東側のLANGA(本当は最後のAに丸いアクセントがつく)という所。なんて発音するのかいなぁ? コペンとだいたい緯度は同じぐらいの位置です。寒い国。やっぱり暖かいところに憧れている様子でした。パリも今からもっと寒くて淋しい季節だけど、さらに北だからつらそう..。

    庵主は今現在、すでにニースの温暖さが恋しくなっています。予報と違って曇り空のパリ。表は寒そう....。
     
このお魚を撮るはずじゃなかったのに、いきなり登場した輩。
「えッ?!私の写真欲しい?」
って、フランスではジロジロ見たりするとこう言って罵声を浴びせるのですが。なんかコレ、ユニークでしょ?

 

ニース漫遊記 *最終日 ニースとお別れなのだ。

2003.11.03

   お天気ママさんによると、今日はニースは20度近くになるということで、朝からぱぁ〜っと晴れ渡ってました。ああ、今日でお別れなのだ。

   出発は飛行機でお昼過ぎなので、朝ごはんの後、また旧市街のほうにブラブラ。なんかお土産ェと思ったけど、何もなかった。グスッ。市場でオリーヴ買おうかなと思ったのになぁ。今日は骨董市の日でした。最近はふらっと出かけるとこういうものにあたってる庵主。結局、散歩だけでなんの収穫もないままに出発となりました。ま、歩くだけでも健康にとっては収穫。

   2日目の午前中に海岸で石拾いをした話を書きましたが、その石が税関でひっかかってしまいました!!ぶぶぶぶ。小さいのだったらいいんだけどねェ〜って係官が言うのでちょっとは期待したんだけど、やっぱりダメでした。せっかく、字を彫ろうとキレイなの探したんだけどな〜。残念。機内持ち込みじゃなくて預けちゃえばよかった。ここんとこ、国内線のチェックが厳しくなって、身分証明だって飛行機に乗り込む直前まで何度もあるんだから、国際線より厳しいかも。日本ではそういうものは別に預かってくれるのに、こちらは即放棄です。石は凶器になるもんなぁ。

   機内ではアルプスの写真を撮ろうと張り切ってしまいましたぁ〜。行きは揺れでそれどころじゃなかったからね〜。(笑)お天気が良くて最高でした。つい先日、あんかけの犬次郎さんのところで、ミステリーゾーンの一話に飛行機の翼に変な生き物が見えてしまうというエピソードのことが話題になったので、なんかそれが気になって仕方なかった(笑)庵主ですが、無事、何事もなく帰り着きました。

   モンブランとかいろいろと見えましたよ〜。着陸直前にはきれいな黄葉やパリも見えたんだけど、着陸態勢で揺れていたので撮影失敗。

 

ニース漫遊記 *四日目 ニース観光なのだ

2003.11.02


    前の晩、かなり飲んで\(◎o◎)/!なって、朝から(@_@;)。それにもめげずマティスとシャガールの美術館にでかけた庵主。へろへろ〜〜〜。しかし、今まで何回もニースに行って、一度も観光していなかったので、今度こそォ〜〜と頑張ったのだ。第一日曜ということで、ぬぁんと入館無料。日頃の行いがいいんですねェ。(っ何処がッ!)

    マティスの美術館のお庭にはオリーヴの木がたくさん植わっていて、実が鈴なり。こんなになっているのは初めて見て感動の一枚。このあたりは普通のおうちのお庭にもあり、これ一本でいったい何年分のオリーヴが漬けられるかなんて、すぐ考えちゃう日本人。(笑)ニースのは小粒でなかなかイケます。今回はうまい具合にお店がやってなくて、買ってこられなかったけど、ま、パリでも手に入るからなぁ。
で、マティスですが、ご本人曰くの彼の絵「第一号」なんかの画家としてスタートした初期の作品もいくつか展示されていて、これも初めてみて驚きました。オランダ絵画風静物画。やっぱり基礎は基礎なのね、と改めて納得。だって、これがなきゃ、皆が思い浮かべるマティスは存在しないわけですから。モチーフに使用されたもとのオブジェも一緒に展示されていて、こじんまりとすっきりした美術館でした。テンポラリーに彼の彫刻展をやっていて、作業中の写真なんかもあったけど、なんか、いつもきちんとした格好してるのね。写真のためってことはないとう思うけど。
    お次はシャガール。明るくてここもすっきりした館内。ゆっくりと時間がながれているような。椅子に腰掛けて落ち着いて観賞できます。庵主は二日酔い気味もあって、座ってぼーっとしてるのには最高!(笑)写真の右端はモーゼが神様から十戒を受取るシーンだけど、神様の手が描かれているのがなんとも現実的な感じでおかしい〜。

    午後はまたニースの旧市街に戻ってぶらぶら。だけど、日曜日でお店は殆ど閉まってて、シーズンオフの淋しいところです。お天気だったので海岸にはやたら人がいましたが。そこから市内観光のチンチン電車みたいなので丘の上まで登りました。ここだって、いつも下から眺めてるだけで足を運ぶご縁がなかった所。丘の上には人工の滝があり、これを市内に落として街路樹や公園の植物のために利用しているとの話でした。だから途中ずっと脇に水が流れていて、丘の上はすごく寒くすっかり冷えちゃった感じ。海岸に戻るとまた日没を眺める人出で賑わい。いったいどこからこれだけの人が?みたい。
    
    夜は私以外が泊まっているアパートホテルで、JO夫妻も招いて夕食会。中華のお惣菜やご飯炊いたり、デザートのケーキも美味しくて、結構豪華な雰囲気で、相変わらずわいわいとすごく楽しい夕べとなりました。さすが、飲みはそんなに進まなかったけど、基本的におしゃべり好きが集まったということかな?会話はいろんな言葉が飛び交って、そのうち何語でしゃべってるか判らなくなっちゃう現象に。いろんな人が集まるとよくそういうことになるんだとまた大笑い。
    ニースは半分イタリアみたいだから、道ではイタリア語も聞こえるし、道の表示も仏伊両方だし、泊まってたホテルのすぐ脇の中華レストランは地味な作りながらも、中国人の団体が食べてるぐらいで、中国人もいっぱい見ちゃったし、聞いちゃったし、庵主は自分がどこにいるのか判らなくなり、ココは何処?私は誰?状態となりました。(笑)       

 

ニース漫遊記 *三日目 モナコとラクレットなのだ。

2003.11.01


    海洋博物館に行こうということで今日はモナコなのだ。ここも車ですぐ。庵主は20年ぶりぐらい。ニョキニョキとビルが生えてます。海洋博物館はモナコのアルベール1世が海洋学の専門だったので、20世紀はじめにその業績を集めて博物館に。後にモナコは探検家クストーのスポンサーでもありました。だからここの水族館は規模も大きいし、楽しかった〜。庵主は水族館にはちょいとうるさいのだ。予定の時間をオーバーして皆、ここには大満足。海に沈む夕日を眺めながらニースに戻ると、秋の入日を愛でるために海岸線には人垣ができてました。

    夜は画廊内に席を設けて画廊主のジャン・ポール主催のラクレット・パーティー。ラクレットはスイス寄りの地方の料理で、ラクレットチーズを溶かしてじゃがいもにかけて、ハム類と食べる料理。今夜も16人ぐらい集まりました。また、シャンペンだのなんだので食前の一杯が何杯?という状態から始まり、庵主はJOの隣の席になって、しゃべって食べまくり飲みまくった。デンマーク人は飲むのだ。あはははは〜。庵主が自分のお皿の写真を撮ったら爆笑されちゃった。「自分のサイトの日記に載せるんだもん。あなたのことも書くんだぞォ〜」と説明。デザートも食後酒もカフェもみ〜んなお腹に納めて、お開きは夜中の1時半を回っておりました。\(◎o◎)/! 

写真はモナコと水族館のお魚さんたち。ほんの一部です。
ラクレットはホットプレートで溶かしてこのように食べます。本当はピクルスも食べるんだけど、きっとジャン・ポールが好きじゃないのかも。ヨッパになってて写真がぶれてました。(~_~;)   

 


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