今日はアカンサスのことを書こうと思ってたけど、急遽予定を変更いたしまして、ケルトの続きを書くことに。
フランスの北西部のブルターニュにはもともとはケルト人が住んでおったのじゃよ。(語り部爺さんしてる庵主・笑) 海の向かいのグレイト・ブリテンのブリテンとブルターニュは同じものです。海の向こう側の方が大きかったのか、強かったのか?グレイトだったんですな、きっと。
で、フランスでは一般的にブルトン(ブルターニュ人)は石頭っちゅうことになってます。これは庵主がパリに着いたばかりの頃に、寮でひとり男勝りのおっかね〜子がいて、他の子たちが嫌がってて、教えてもらったのだ。普通、ちょっと石頭の態度を取ると、「あんた、ブルトンみたいね」とすぐ言われます。
従ってかどうかは定かじゃないけど、エゲレスのストーンヘンジより規模が大きい巨石文化遺跡がカルナックという所にあり、観光名所になってます。みんなが石に乗っかって写真撮影したりし続けたので、最近はあんまり触れないみたい。
http://www.lessing4.de/megaliths/brittany_s.html ↑いろいろ探してみてここどうかな?カルナックの写真いろいろあります。英語のページ。(フランスじゃ、禄なのないのね)
またブルトン語というフランス語とは全く関係ない言語があり、長い間蔑視されてましたが、ここ数年、地元ではやっと学校でも教えたりするようになったとか。(以前は公の場で使用禁止でした)
写真はパピルスにスミ・オンシアルというケルト文字を使って書いたブルトン語の「ブルターニュ賛歌」です。数年前に西の最先端のブレストの方にヴァカンスに行った時に絵葉書を見つけたので記念に書いてみたもの。ブルトン語でブルターニュのことをBREIZHブレイズ(ブリィズかな?)というそうです。
NI BREIZHIZ A GALON KAROMP HOR GWIR VRO....
「我等、勇者ブルトンは祖国を愛す...」という意味。詠み方全然判んなぁ〜い。
装飾文字はBREIZHのB。ケルト模様の奇獣柄です。ケルト模様は他に組みひもの飾り結びみたいな絡み合い模様も特徴。ここのGALLERYの一番左上の作品の頭文字にちょっと(その文字はオンシアルという同系の文字)、それから左下段から二番目の緑色の作品の右隣のがスミ・オンシアルで簡単な絡み模様が見られます。
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