夜は暑さで寝付かれない上、やっと寝たら直ぐに暑くて目が覚めるの繰り返し。 何でも夕べは明け方ににわか雨が降ったというのだが、庵主が住む13区界隈では暑いばっかりで風も雨もどこへやら。その雨が降ったとされる時刻は、すごく暑くて目が覚めた頃だから、狭いパリでも天気が違うんです。
さて、随分回復した気分で朝を迎えましたが、やっぱりまだまだ。でもせっかく昨日作ったモヤシのキムチまがいを食べたくて、ということは食欲回復の傾向。よしよし。というスタートから仕事の仕上げに取り掛かった庵主でした。
そうだ、今晩はBくんと「猫の恩返し」を観に行く約束してたんだ。元気にならんとな〜。しっかし暑いな〜。ということでまたまたアイスノンを抱えて昼寝。その後、夕方うちの前の郵便局にちょっと投函に出た。
ウォ〜〜〜〜〜〜〜っ、なんじゃあこりゃ〜って、松田優作風になる庵主。(笑)こんな筈じゃないぞ〜ォォォ!
こりゃ、暑いを通り越してまっせ。アパートの大玄関の扉が熱くて触れないよ〜。まるでヨガの修行の火渡りみたいな具合に通りを向こう側に渡って、あわてて戻ってへなへな。所要時間5分もかからずして汗が滝のごとく吹き出るしだい。あわてて水のシャワーを浴びて着替えてフーフー萎えていたら、Bくんがめずらしく定刻より早く迎えに。(時間がゆっくりの星の人のひとり・笑)と、いうのは8月のパリって道がガラガラなのです。夏休みなもんでして。だから目的の映画館にもあっという間に着いちゃうし、なんと言っても駐車に困らない。これ、最高です。
ああ、映画館は涼し〜〜〜っ!!
ジブリの映画は人気ですからね。ちゃんと大きな映画館で上映されてるんですよ。仏題は「Le Royaume des chats」ル・ロワイヨウム・デ・シャ 、猫の王国です。恩返しみたいなありがたい言葉も感覚もないからね〜。ま、これはいいとして。普通の女の子の話ながらも、夢も笑いもあり、ちょっと不思議の国のアリスっぽいのがイヤミでもなく、フランス人にも結構受けてました。だって、みんなよく笑ってたもん。Bくんもかなり気に入ったようでした。もののけや千尋に比べて説教臭くないところが気楽で楽しいのがイイのかな。
今年の夏は例年に比べて暑い!...ハイハイ。じゃなくって、面白い映画が沢山公開。T3は先週から。明日からはカリブの海賊も。こういうの普通なら9月以降に公開するんだけどね。どーしたのかな?それよりも、あのチョウ・ユン・ファ主演の経典ものと、ミッシェル・ヨー主演の似たようなタリスマン云々ていう映画が同時に明日から公開なのね。これワザとしか思えないやり方で、思わず、「ね、どれ観る?」とBくんに聞いたら、「全部観るよ」とあっさり答えてくれました。よ〜し、観に行くぞォ。なんでも今月末は3日間、映画代3ユーロ(¥400以下!)ってことなので、その頃なら少しは涼しくなってるかな、と期待している庵主です。
映画の後はレ・アール界隈でエスニック料理をつまめるお店に入り、小皿に7品(なすのキャビア、豆のペースト、赤ピーマンのオイル漬、アンチョビー、ニンジンのオイル漬、タブレ(クスクスのサラダ)、メルゲーゼの辛子ソース和え)と鶏とレモングラスのサラダを注文。香辛料が効いてさっぱり口当たりもよく、ちびちびローゼワインと共に味わいました。
なんかすっかり元気になっている庵主。
それにしても夜中の12時半を回ったというのに、外は30度たっぷり。明後日からヴァカンスで里帰りするBくんに、コルシカもすっごく暑いでしょ〜?なんていったんだけど、今回に限って実はあっちのほうが5度ぐらい気温が低いようです。ふ〜っ。
小皿7品のComptoirコントワールというお店はこんな感じ↓
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